がちゃのメモ帳

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2023 J1リーグ第17節 ガンバ大阪vsFC東京 メモ

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流れ

ガンバは非保持時、山本悠がトップ下気味の4-4-1-1セット。

キックオフから前に蹴るなど、ガンバはそこまでショートパスでの前進に固執せずにゴールを目指しているか。

東京は4-3-3セットでディエゴがアンカーを見ながらチェイスをかけていく。

やはりガンバはかなり長いボールを軸にゲームを作っている。そこまで圧力を受けていない場面でも足元でつなぐより前に送るプレー選択が目立つ。

東京はディエゴがアンカーを監視する意識が強いが、小泉からは「自分がアンカーを見るから前にプレスに出てくれ」というような雰囲気を感じる。

8分、徳元のななめのボールをディエゴが受けて小泉とのパス交換からシュートまで。徳元から斜めのクサビでポイントを作ろうとするシーンが何度か出ている。

東京は相手CBのところにほとんどプレッシャーを掛けないので、ガンバはCBが自由にボールを持てる。

12分、ジェバリがPA内右で起点を作って折り返すも、青木がバイタルをカバーしてクリア。さすがの危機察知。ガンバはジェバリの個人のところでポイントが作れており、陣地の押し上げのフェーズを作れている。

14分、ガンバがパス交換から崩してシュートまで持ち込むもスウォビィクがセーブ。

16分、東京交代

青木→東

青木は数分前のプレーでひざを痛め、負傷交代。

東京がプレスに出ていかないやり方を選んでいる中、ガンバも徐々に足元でつなぐシーンも作り始め、ズレを作って崩せている。少しずつガンバのペースになりつつある。

21分、中盤でのボール奪取から東京のカウンター。渡邊が個人で仕掛けてクロスを入れ、CK獲得。ディエゴとの即興の連係がうまく合わず、時間がかかってしまった。

23分、仲川のロストからガンバのロングカウンター。スペースを得た状態でのオープン局面での攻撃で、アラーノがシュートまで持ち込むも決められず。

24分、ガンバ先制、1-0。CKから佐藤が折り返し、中で受けたジェバリが落ち着いて押し込んだ。東京はマークについていた森重が防ぎ切れず。

27分、東京のビルドアップ。狭いところを使いながら縦に流して前進成功。

28分、中盤で奪ったガンバがカウンター。

28分、ガンバ追加点、2-0。クイックで始めたスローインの流れからダワンがクロスを入れ、ジェバリが頭で合わせてゲット。ガンバが自分たちの時間で2点目まで奪い切った。

2点目が入ったあともガンバペースで試合が進む。東京は前進が安定しない上、ボールを持たせるようなアプローチでずるずる下がるので、なかなか押し上げるフェーズに移行できない。

34分、ダワンが座り込み、膝を気にしている。プレー続行は可能な模様。

37分、東京が右サイドでの3人の連係で深さを取りに行くも意図が合わず。渡邊が右まで流れてきていた。

39分、右に流れたジェバリが個人で打開してクロス。ファーに飛び込んだがわずかに合わず。きわどいシーンをガンバが作る。

42分、ガンバが左からのクロス。ジェバリがニアでつぶれて背後で合わせるも枠外。東京はマンツー意識強めのゴール前守備なので、CBがニアにつられた背後を使われるシーンが最近はかなり目立つ。

45分、東京が左でのビルドアップで縦に進み、ニアゾーンを取った仲川の折り返しにディエゴが合わせるも、高さがわずかに合わず。攻撃の流れは良かった。

47分、黒川に警告。ディエゴが個人で強引に収めたところから抜け出した仲川を後ろから倒した。

48分、徳元のインスイングFKを東が合わせるも東口の正面。

 

立ち上がりこそ東京にもゴール前に入る攻撃があったものの、10分前後あたりからは完全にガンバペースの展開。セットプレーの流れからガンバが先制し、その勢いのまま2点目も奪取。東京はお粗末なクロス対応が目立ち、2失点以外でもゴール前でシュートを許す場面が散見した。また、ボールをあまり奪いに行かずに構えているものの、中盤で押し返せずにブロックが深くなり、押し上げが難しくなっていた。ガンバはジェバリが個人で深さを作れるという強みを生かし、主にクロスでゴールへ迫った。

東京はビルドアップで良い形を作るシーンもあったが、いかんせん保持の局面に持ち込める回数が少なく、粗が目立ってしまった印象。

 

 

後半

東京交代

長友→アダイウトン

アダイウトンが左WGに入り、渡邊がIH、小泉が右SBへ移る。

46分、東京が右での保持から連続攻撃。最後は徳元のクロスをディエゴが合わせるも東口の正面。いきなり惜しいシーンを作り出した。

48分、徳元からスペースへ抜けるアダイウトンへ。クロスは東口がキャッチ。ただ、後半立ち上がりは東京が良い入りを見せて、ゴール前にボールを送り込めている。

56分、ガンバがトランジションからジェバリが抜け出しかけるも木本がなんとかカット。その後再びジェバリがシュートに持ち込むもスウォビィクがキャッチ。

57分、東に警告。被カウンターでの倉田へのファウルがさかのぼって出された。

58分、木本→徳元でサイドを変え、森重→安部で右サイドを取りに行ったが、惜しくもつながらず。連続サイドチェンジでの前進の意図は面白かった。

60分、ガンバ追加点、3-0。密集からのロングボールで逆サイドに展開し、半田が徳元との走り合いを制してオープン局面を作り出すと、最後はこぼれ球に詰めた半田がゲット。後半で攻勢を強めていた東京のメンタルを折る3点目。

62分、アラーノがハーフウェーラインあたりからロングシュート。枠はとらえたがスウォビィクが戻ってキャッチ。ガンバは3点目を取ってからトランジションでチャンスが作れる展開になってきた。

65分、渡邊の前向きの奪取から東京のカウンター。最後は徳元がニアゾーンから折り返してディエゴが飛び込むも惜しくも枠へ飛ばず。

66分、東京交代

仲川、安部→俵積田、塚川

66分、再びダワンが座り込む。前半に気にしていたひざのアクシデントか?メディカルから×印が示される。

68分、ガンバ交代

ダワン、倉田→石毛、福田

71分、左からのクロスを合わせるもスウォビィクがビッグセーブ。1点ものの守備。

74分、ディエゴが個人でゴール前に入り、右から狙うも東口がキャッチ。

78分、東京がFKからゴール前で事故を起こしかけるもガンバがかき出してクリア。

81分、CKの流れからクロスに木本が飛び込むも黒川が体を預けてフリーで打たせず。

83分、ガンバ交代

アラーノ、佐藤→食野、三浦

佐藤は座り込む様子があったので、軽いアクシデントかもしれない。

86分、接触アダイウトンが痛む。コンタクト自体はそこまで強くなかったように見えたが、肩を抱えられてピッチの外へ出る。

87分、東京交代

木本、アダイウトントレヴィザン、ペロッチ

木本は脳震盪による交代。アダイウトンは負傷交代。

90分、ジェバリに警告。おそらく繰り返しのファウル。

92分、東京得点、3-1。左からのクロスにファーで塚川が合わせた。

93分、ガンバ交代

黒川→柳澤

黒川は木本との接触での脳震盪の疑いの影響を考慮したか。

 

後半立ち上がりは東京が攻勢を強めてゴールへ迫るシーンも作ったが、得点を奪えずにいるとガンバが3点目を取って、ほぼ試合が決まった。東京は惜しいシーンが惜しいで終わり、終了間際に1点こそ返したが、バランスを崩した結果、多くのピンチを招くなど、まったくゲームをコントロールできなかった。

 

トピックス

青木が負傷交代。クリアの際にひざの過伸展があった。

ダワンが負傷交代。ひざを痛めた?自力で歩けてはいる。

アダイウトンが負傷交代。自力で歩けず、担架に乗せられて退く。

ジェバリが累積警告4枚目で次節出場停止。