がちゃのメモ帳

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2021 J1リーグ第8節 川崎フロンターレvsサガン鳥栖 メモ

 

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スタメン

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川崎

保持

[4-1]ビルド。IHとSBの立ち位置を動かしながら相手のマンツー気味のプレスを外しにかかる。

 

非保持

[4-3-3]セット。3トップは相手2CBとGK、IHがボランチを見る。SBに出されたらWGかIHがスライドで対応。

 

鳥栖

保持

ボックスビルド。両SBが逆足配置。  

相手のIHが前に出てきたら、仙頭がその背後に潜る。仙頭と樋口は中央でライン間に潜る役。

 

非保持

[3-4-1-2]で川崎のビルドアップと完全にかみ合う配置。仙頭でシミッチをマーク。

 

 

流れ

川崎が持つが、鳥栖も前からハイインテンシティーでプレスを掛ける。

 

6分、フリーになった小林のシュートを朴が距離を詰めてセーブ。

鳥栖はビルドアップ時に両サイドのスペースが大きく空くので、川崎はトランジションでそこを狙う。エドゥアルドと田代を外に引き出せばクロスも効く。

 

鳥栖が自陣でビルドアップするところには川崎が高いところから捕まえに行く。鳥栖もGKを含めながら前進を図るが、おおよそ蹴らされて回収される。

 

23分、島川→中野嘉

 

 27分、川崎がカウンターからゴールを狙うが、無人のゴールへ放たれたシュートは松岡がギリギリでブロックして防いだ。

鳥栖はビルドアップで詰まると酒井へ蹴るが、マッチアップがジェジエウなので競り合いになると分が悪い。

 

40分、長谷川の突破から最後はダミアンがフリーで合わせるも枠外。

マンツーマンで捕まえに来る鳥栖を個人で剥がせれば、サイドを一気に突破できる川崎。

川崎はIHを下ろすと鳥栖のCHがどこまでついていくか曖昧になり、そこで少しの時間が生まれる。鳥栖はボールサイドと逆のCHは中盤を埋めるので、逆のIHは空く。そこへ早く届けられれば、前向きを作れる。

 

チャンスは圧倒的に川崎のほうが作っているが、スコアは動かず。鳥栖も枚数を合わせたマンツー気味のプレスと、仙頭を背後へもぐらせる攻撃でやりたいことをある程度やれているが、まだゴールに迫るシーンは少ない。ただ、スコアレスで折り返せたことは大きく、仙頭が前を向く回数を増やせれば十分にチャンスは作れそう。

川崎はマンツー気味のプレスにいくらか苦戦もしたが、それを逆手にとって個人の剥がしからチャンスを作るシーンも。また、奪ってから縦に速い攻撃で右サイドのスペースを取ることができていた。

 

 

後半 

CB→CH→SBでサイドを取れると相手WGの位置を動かして中央で時間を作れる。この落としのパスが安定して決まるかどうかが、鳥栖のビルドアップの生命線になりそう。

 

56分、最後方で1枚でリスク管理していた田代がダミアンに抜け出されたところを倒して一発レッドで退場。鳥栖は直前で可能性のある攻撃を見せていただけに悔やまれる退場。

 

59分、小屋松、本田、酒井→飯野、松本、林

61分、長谷川、脇坂→三笘、遠野

 

鳥栖は[5-3-1]⇔[5-2-2]のような形。明確にシミッチのマークにつける選手がいなくなった。

 

64分、中盤の脇から運んで最後は中央を抜け出した遠野が押し込み、川崎が先制。数的不利になった鳥栖が我慢の時間をしのげず失点。

 

飲水後から(?)鳥栖は[4-4-1]に変更。

75分、仙頭→山下

点を取らないと勝点が奪えない鳥栖はスコアラータイプをピッチ内に増やす。

 

1人多い川崎が左→右で決定機を多く作り出したが、鳥栖も朴を中心に最後のところはやらせずに1点差のまま終盤へ。山下への放り込みなども使いながらワンチャンスを狙った鳥栖だが、ジェジエウと谷口の壁は高く、起点が作れずに相手PA内に入れないまま終わった。

うまく行かないシーンもありながらも、準備してきたプランはある程度奏功し、失点せずに我慢できれば、という展開に持ち込めたが、1人少なくなるとさすがに厳しかった。とはいえ、最後まで1点差を継続させ、可能性を残したのは評価できる。

川崎は決定機を決め切れなかったことは課題になるだろうが、マンツーで来られても剥がせるだけの対応ができてしまうのは強い。また、SBとIHのポジション取りでマークをぼかしながら前進する術も見せた。切り替えの速さは言わずもがな。

 

 

 

トピックス

 川崎

 

 

鳥栖

島川が負傷交代。途中までプレーできていたので重くはなさそう。

27分、松岡の1点を防ぐゴールカバー。

 

 

コメント抜き出し

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ 鬼木 達監督 ]
前半から、選手はアグレッシブに奪いにいく姿勢を数多く見せてくれました。チャンスがかなりあった中で、決め切らないといけなかったというところが反省点ですが、最後まで戦う姿勢を出してくれたことは次につながると思います。

--鳥栖の対策がうまくハマったか?
自分たちの精度の部分だと思っています。特に、前半はかなりフリーでえぐったり、抜け出すシーンがありました。攻め切るにしても慌ててしまったり、フリーで打ってもミートできなかったり、ちょっとしたところの丁寧さ、大胆さというのがうまくいかなかった。フリー過ぎる場面もあったが、だからこそ、最善の判断がもっとよくできればというところだった。

相手が守備を固めてきた中でも、コンビネーションで崩していくところで、スピードを上げ過ぎずに丁寧にいくことも良かったと思います。

--クラブJ1通算300勝を挙げたことについて。1勝目を知る鬼木監督としては?
2000年からですから、かなり長い歴史だと思いますし、一番苦しい時代を過ごしたという思いもあります。いろいろな人達が力を合わせた結果、こういうところまで来られたと思う。強化部、クラブを含めて、何よりサポーターがいつどんなときも応援してくれたからいまがある。

自分たちはやっとこういう舞台で300勝となり、チャンピオン、星を付けられるようになってきた。戦ってくれた人の思いをくんで、突き進んでいきたい。長く携わってきた身としては、これからもフロンターレらしく、歴史を作っていきたい。

 

[ 金 明輝監督 ]
川崎Fさんとゲームすることで難しくなることは分かっていました。前半は自分たちが準備したことが出来た部分も当然ありながら、イージーミス、細かい技術的なミスがすごく目立った印象です。後半も少し、相手の足が止まりかけて、プレッシングを回避できつつある中で、ああいうアクシデントというかイレギュラーが起こったときにうまく対応できなかった。難しいゲームだったなと思いました。

--攻撃と守備、それぞれの課題は?
攻撃で言えば、さっき話したようにイージーミス、細かいミスが前半から(起こった)。勇気を持って空いているところにつけられれば、チャンスをいくつか出すようなシーンはもっともっと出せたかなと思っています。まだ、足りないところが多いですけど、そういった部分かなと思います。守備に関しては、引き締まったゲームをしてもらったと思います。

--右と左でチームのメカニズムを変えていたと思われる。ファン ソッコ不在の影響か。それとも、川崎Fのストロングポイントを消したかったからなのか?
狙いとしてはそういう狙いはありましたし、それとは別で川崎Fさんのプレッシングをはがすための準備ということで配置転換をしました。狙いどおり出来たところもあれば、さっきも言ったようにイージーミス、技術的なミス、見るのもそうですね。グラウンドレベルで感じる強度は、外から見ている僕らとギャップがあったのか。もっともっと前に出せるのかと思ったんですが、横パスや後ろへのパスが増えたなという印象です。後半、少し修正してうまくいきかけたところでああいう状況が起こったのでちょっと残念だなと思う反面、あれが実力だなと思います。

--退場者が出るまでは勇敢な戦いが出来ていたが、最近薄れかけていた部分も取り戻せていたのではないか?
高い位置で引っかけて、フィニッシュにいけるようなシーンもありましたし、勇敢に戦うというのは当然。勝ちにきたのでそれだけをフォーカスされても、負けて当たり前というのが世の中の人の見解でしょうけど、僕らはそうではなくて勝ちにきたので悔しい気持ちでいっぱいです。自分の落としどころにしたくないと思っています。

 

2021 J1リーグ第7節 川崎フロンターレvs大分トリニータ メモ

 

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スタメン

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川崎 

保持

2CB+アンカーでビルドアップ。SBとIHがサポート。SBのサポートが必要なさそうなら山根は高く上がって幅を取る。山根が低い位置にいるときは家長が幅を取る。

 

 

非保持

[4-3-3]セット。いつもよりWGが内側に絞るというよりも外寄りで、IHが相手のボランチを捕まえに出る。

 

大分

保持

 ボックスビルド。SBは大外で待つため、トランジションでSBのいるべきスペースが空きやすい。

 町田がフリーマンとして「+1」で浮く場所を見つけて受ける。

 

非保持

 [4-4-2]セット。中央を固め、CBは極力中央から動かさないようにオーガナイズ。

2トップでアンカーを挟みながら、CBの運びもけん制。ボランチがIHを見るので、2トップがアンカーを離すとフリーにしてしまう。

 

 

 

流れ

川崎が保持し、大分が守る時間が多い。ただ、大分もボールを大事にする意志があり、安易に蹴っ飛ばさずにしっかりつなぐ。トランジションでもつないで外そうとするが、川崎の切り替えの速さに食われるシーンは多い。

 

大分はハーフウェイラインくらいに1stラインを置いて、深くまでは追いかけずにブロックの形成を優先。縦パスを中央に刺されないように狭めて外を空けて守る。一方で川崎はダミアンのチェイシングを中心に深い位置まで強めに追いかけ、ボールの回収およびショートカウンターを狙う。

 

19分、川崎がSBとIHの配置を入れ替えながら、マークをずらそうと狙う。

 

飲水まで

まずここまでを無失点で進められているのは大分としてはプランどおりのはず。ボール保持は浮きやすいSBのところへうまく送りたい意志は感じるが、川崎のプレスがそれを上回っている状態。シュートは許しているが、最後はブロックに入れている。

 

36分、フリーのダミアンが放ったシュートは高木が好セーブ。

 

37分、脇坂のFKのこぼれ球を三笘が押し込んで川崎が先制。大分DFは前には立てていたがブロックできず。高木もブラインドで出所が見えにくかった。

 

前半の終わり際は大分がボールを持つ時間。川崎は持たせても高い位置でにらみを利かせる。大分は左から運ぼうと狙い、最後は福森のカットインクロスから長沢へ。広島戦で見せた深い位置を見せてから、後ろの選手がクロスを入れていくパターンは1つの形になっていそう。

 

[4-4-2]で入った大分が我慢を続けていたが、セットプレーの流れから先制弾を許し、ビハインドを背負う展開に。ボールを持てればクロスから長沢という形をちらつかせることはできているので、どうやって保持の時間を長くするかが後半のテーマになりそう。川崎は相手に持たせつつもショート&ロングカウンターで追加点を狙えばいいので、無理に奪いに行く必要はないが、大分にロングカウンターがないことを考えると持つ時間を増やしたほうが失点のリスクは減らせそう。

 

後半

大分は守備時も[5-4-1]セットになった。

川崎のプレスがハマりにくくなり、大分が持てる時間が増えた。川崎は3トップが外ではなく中央に集まるようになったか。IHがその分、前ではなく横に広がるようになった。

 

大分が徐々にSB裏を取れるようになり、深さも出せるようになるが、谷口が立ちふさがる。

60分あたり、自陣では[4-5-1]で構えるようになる川崎。大分も中央でのコンビネーションからゴールに近づき始めている。

 

65分、大分が自陣でのビルドアップを三笘にかっさらわれて失点。川崎は押し込まれる時間もあった中でしたたかに追加点を決めた。大分は保持から良い流れができつつあっただけに痛恨。

 

68分、長沢、井上→伊佐、小林成

再び[4-4-2]ベースに戻した。可変の少ないボックスビルドに。

71分、脇坂、旗手→田中、遠野

攻撃時は遠野をトップ下気味にした[4-2-3-1]に近いニュアンスだが、守備時は[4-3-3]のまま。

79分、ダミアン、家長→小林、橘田

橘田をIHに入れて遠野を右WGへ。

88分、三笘→長谷川

町田、松本、渡邉→髙澤、黒﨑、屋敷

 

最後も大分がゴール前での迫力を見せることなく終了。1点ビハインドだった大分も保持でリズムを作り、可能性を感じる展開に引き戻したが、2点目が決定打になってしまった。あれで川崎も勢いを取り戻し、決定機を増やし始める。スコアは大差にならなかったが、3点目が入っていれば一気に崩れていた可能性もある。1点目の我慢もそうだったが、やはりミスから2点目を失ったのが痛かったというのがすべてだと思う。

 

 

トピックス

 川崎

 ソンリョンが欠場し、丹野が先発。丹野はJ1では17年以来の出場。

10分、三笘のコントロール

33分、福森のしつこいマークからのファウルにも一切動じない家長。

41分、脇坂のすいつくようなトラップ。

大分

開幕戦以来の[4-4-2]を採用。

 

コメント抜き出し

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ 鬼木 達監督 ]
再開ということと、サポーターも多くの方が足を運んでもらえる状況になり、チームとして勝つというのが一番の目標で、それを選手がよくやってくれた。再開というのは、どのゲームも難しくなる中だが、前半、相手の狙いがある中でもアグレッシブに点を取りにいってくれたこと、最後までゼロに抑えてくれたところは非常に評価できると思います。

--2ゴールの三笘 薫について。いつもより球離れが早かった?
チームのところもあるでしょうが、気負い過ぎずに、自分で行くところ、人を使うところで、周りを使えばもう1回自分にチャンスが回ってくるとは話していた。自分で行く、また相手を引きつけて味方を使える選手で、そこで目線が変わってチャンスもできる。守備においても、彼のスピードの良い生かし方をして得点につなげたと思う。

--今季初出場となった登里 享平について。
ゲームの中で、前半より後半と、良い声をかけながら、ノボリ(登里)らしいプレーもしてくれた。ひさびさのプレーで緊張と不安があったと思うが、ゲームを進める中で良い感覚をつかみながらやってくれた。勝てたり失点ゼロで抑えたというところで、ポジティブなのではないかと思う。

--チョン ソンリョンの欠場理由と、起用した丹野 研太のプレーについて。
ソンリョンは腰のケガですね。今日は無理だったというところで。タンちゃん(丹野)に関しては、普段からずっと声を出し続けて、トレーニングでも日々出してくれていたものが出たのではないか。再開後という難しい試合で、タンちゃん自身も久しぶりの試合だったが、落ち着いてやってくれたと思います。

 

[ 片野坂 知宏監督 ]
強い川崎Fさん相手になんとか勝てるゲームをしようと準備してきた。連戦ではなく、ルヴァンカップを挟み準備期間がしっかりあった中でチャレンジしたのだが、残念ながら勝点を取ることができず悔しい。ただ、選手は準備してきたことをしっかりやってくれたと思うし、チャレンジしてくれた。その姿勢は私としても良かったと思うし、どういう相手になったとしても今後に生かすことができる部分になった。

チャンスを作るのはなかなか難しく、特に前半はシュートがなかったと思うが、後半、0-1の状況を長くした中で、川崎Fさんが少し前がかりになってくれれば、もしかしたら同点弾もあったかなという中で粘り強く戦っていたのだが、やはり2失点目が非常にダメージがあった。悔しいが切り替えて、連戦なのでアウェイでの神戸戦に向け、良い準備をしたい。

--4バックで臨んだ意図と成果を。
川崎Fさん相手に自陣でブロックを作って守りたくない、そしてボールに対してもプレッシャーを与えて奪いにいきたい。そういう中で、後ろの枚数を減らし前線に増やしての守備にチャレンジした。開幕戦で徳島さん相手にやって以来だったが、強い川崎Fさん相手にも良かった部分があるので、今後も自分たちの状況や対戦相手によって4バックも取り入れながらできるといいなと思う。

 

2021 J1リーグ第7節 ベガルタ仙台vsヴィッセル神戸 メモ

 

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スタメン

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 フェルマーレンはおそらく代表活動帰りのための欠場。

仙台

 

保持

赤﨑が少し下りてきてライン間で受けるクッション役になる。

 

非保持

[4-4-2]ブロック。

2トップでボランチのところを抑えながら、バックパスをスイッチにプレス。追う役は西村で、赤﨑はボランチを捕まえておく。

 

神戸

保持

[4-2]ビルド。山口の左下り。

 左サイドで動かして、相手SBの背後を取る。

  

非保持

[4-4-2]セット。

前から枚数を合わせて追い、蹴らせる。高さ勝負になれば神戸のCBのほうが分がいい。

全体のプレスバック意識が高い。

 

 

流れ

神戸が持って仙台が守る立ち上がり。神戸は前から追って蹴らせて山川と菊池ではね返して回収する。

神戸もボールを持ちながら、どこをどう突くかのイメージはまだできていない。

 

14分、素早いプレスバックで奪い返した神戸がサンペール→古橋でカウンター成功。神戸が先手を取った。どちらかというと仙台のほうがカウンターを狙うような展開だったが、それで決めたのは神戸のほう。仙台はブロックを組めていればそこまでのピンチを迎える雰囲気はなかった中で、組織が崩れたところを素早く突かれた。

 

20分、CKから菊池がダイレクトで合わせて神戸が2点目。仙台は押された時間で耐えきれず2点を失う。ここまで勝てていない流れに加えて早い時間帯での2失点はメンタル的にも難しい立ち上がり。

 

飲水まで

仙台はボールを持つ時間を作れなければ、カウンターの怖さも出せず、防戦一方。ブロックを組めれば大きく崩れはしないが、カウンターに出たところをひっくり返されての失点とセットプレーからの被弾を考えると各局面で後手を踏んでいるのは間違いない。

 

28分、佐々木→井上

少し足を引きずっているので軽い負傷と思われる。内転筋あたり?

井上が左、中坂が右へ。

 

赤﨑がライン間で浮くことが増えてくる。

 

41分、球際でごちゃついたところから赤﨑が浮いて西村へ。シュートは枠外へ外れたが、ようやく可能性を感じる攻撃をだせた。

 

46分、セットプレーの流れから再び西村がシュートもブロックが間に合う。シュートシーンは作れるようになったが、良い状態で打てているシュートは少ない。

 

仙台は我慢の時間帯であっさり2点を奪われる苦しい立ち上がり。終盤はボールを持てる時間を作り、何度か西村がシュートを放つシーンも作れたが、まだまだゴールは遠い雰囲気。 どう修正して攻勢を強めるか。

神戸はボールを持ってコントロールしながら、切り替えの部分でも上回る。それが先制点に繋がったことも大きい。また、古橋が最前線にいることで一発で背後を取ることもできるので、非保持からでも怖さを出せる。

 

後半

後半の入りも特にテンションを上げる雰囲気がない仙台。前半同様に神戸が持って、安定して前進できる。むしろ神戸のほうがプレスの勢いを高めた。

前半から引き続き、西村のプレスに後ろがついてこない印象がある。西村が勝手に前にいているのか、後ろが押し上げないのか、どちらかは不明。

 

55分あたりからビルドアップが安定してくる仙台。松下の外しや2トップの間受けでプレスをかわす。

 

61分、真瀬、マルティノス、赤﨑→蜂須賀、加藤、上原

中坂→増山

 

飲水まで

両者ともにチャンスが少ない20分ちょっと。互いにサイドの奥を取れる回数は何度かあるが、そこから中央に向かう攻撃がなかなか出せない。神戸は2点リードしているのでクローズな展開はありがたい。互いにCKは取れるので、ここからの動きのカギはセットプレーになるか。

 

76分、富田→皆川

上原をボランチに下げる。

 

2トップが相手SB裏を使うようになってきた仙台。カバーに出てくる菊池とのバトルを上回れないと前には進めない。

 

78分、櫻内、サンペール、郷家→初瀬、安井、藤本

 

79分、神戸のビルドアップをカットした仙台がカウンター。最後は加藤がコントロールショットでネットを揺らしたが、西村のところがオフサイドの判定になった。

 

85分、氣田→平岡

平岡が最前線に入るパワープレーに。

 

仙台は最後までチャンスというチャンスを作れずに終了。西村のオフサイドがとられた加藤のゴールが認められていれば息を吹き返せたかもしれないが、球際の攻防や切り替えのスピードも終始神戸が上回った。平岡を最前線にいれるパワープレーも行ったが、平岡×皆川のツインタワー(?)が菊池と山川にほぼ完封されたのも痛い。

 

 

トピックス

 仙台

45分、真瀬の推進力。山口を引きずりながら進む。

73分、アピアタウィアの運びから自らシュートまで。

途中投入の平岡が最前線に入る。

神戸

 14分、サンペールの左足のピンポイントパス。そして古橋の完璧なコントロールから左足での絶妙なコントロールショット。

53分、ハーフウェイライン当たりまでクリアに出てくる前川。

60分、サンペールのアウトサイドスルーパス

終盤になっても運動量が落ちない山口と古橋。

コメント抜き出し

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ 手倉森 誠監督 ]
まず、ホームでの勝利を心待ちにしているサポーターに今日もまた届けられず、残念な思いです。90分を通して見たときにプレーの波が少しあります。相手の得意なショートカウンターに対して警戒はしていたのですけれども、そのポイントで失点してしまった。そしてまた失点を引きずったプレーでセットプレーをまた与え、その2シーンだけに今日は沈められました。

--マークを振り切られた2失点目について。
やはり単純に、振り切られてはいけません。マークが決まって、役割が決まって、目の前の敵にやらせないというその部分で、簡単にどういう動きをするのかという情報を与えた中で、少しプアーな失点だなと思います。

--後半の攻撃について。
もっとやれるはずだと思います。良い部分が今日はあったからいいよ、で済ませていてはいけないと思います。シュートチャンスを作りながら相手のブロックに遭っているわけだし、そういう意味では、打つタイミングが半テンポ遅いというところに対して、選手は、「これくらいで」というつもりではやっていないのですけれども、やはり、「これでもか」というくらいのタイミングをつかみにいかないと。

 

[ 三浦 淳寛監督 ]
90分通して替わりに入った選手を含めてやろうとしていることにトライし続けてくれたこと、これは選手たちを称えたいと思っています。特に得点シーンは今週、セットプレーのトレーニングと背後への抜け出し、ここに時間を割いたので、それから得点が生まれたことは非常に良かったと思います。

--A代表から戻り、1得点1アシストの古橋 亨梧選手の評価について。
僕の正直な気持ち、代表に行く前よりも非常に良くなって帰ってきたかなという印象がある。チームプレーを頭に入れながら、彼の持ち味をその中で発揮していく、リーダーシップも芽生えているのかなと。非常にひと回りたくましくなって帰ってきたなと思います。

--これまで右SBで起用していた山川 哲史選手をCBで起用した意図は?
山川に関してはもともとの自分のポジションで、もちろん右サイドでも一生懸命やってくれて評価していますが、今日はもともとのポジションだし、後ろからのコーチングを含めて非常に良いプレーをしたんじゃないかと思う。

 

2021 J1リーグ第7節 アビスパ福岡vs北海道コンサドーレ札幌 メモ

 

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スタメン

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福岡

保持

[4-2]ビルド。

逆足SHの湯澤が内に入りながら外をあけて、そこに志知がオーバーラップで入ってくる。

 

非保持

湯澤、山岸が1列ずつ下りて[5-4-1]でセットする。

後ろが余るぶん、最終ラインは前向きに強く出てくる。インターセプトできればそのままカウンターへ。

 

札幌

保持

 深いが下りる[4-1]ビルド。

相手の[4-4]を下げさせてから福森が後ろから出てきてフリーを作り出す。

  

 

非保持

[5-4-1]ベースだが、右の金子がやや高めで2トップ気味。前から枚数を合わせて蹴らせる。

 

 

流れ

 [5-4-1]で組む福岡。札幌は自由に持てるCBから[4]の脇のサイドを経由しながら崩しをうかがう。福岡は中央を固めつつ、人に強くつき、インターセプトからのカウンターを狙う。

持っているのは札幌だが、リズムをつかんでいるのは福岡という印象。

 

18分、福岡はややラインが下がりすぎているので、ミドルやクロスで事故が起きそうな雰囲気も出てきた。

 

飲水まで

一度だけハイプレスを掛けたが、ほぼほぼリトリートで守る福岡。そのため札幌はビルドアップで困ることは少ないが、敵陣での崩しも難しい。自由に持てる分、前がかりになる札幌の背後のスペースを素早く突くのが福岡の狙い。前向きで奪って渡をポスト役にして人数をかけてスピードアップしていく。はじめは福岡のほうがペースを握っていたが、福岡のラインが下がってくると札幌の攻撃にも怖さが出てきた。

 

札幌はミンテがおらず、競り合いが宮澤になるぶん、ロングボールのはね返しはなかなかできない。福岡は山岸の競り合いでイーブンを作ってセカンドを拾う。

 

29分、最後方からのパスにロペスが合わせて札幌が先制。ループヘッドのような形でGKの頭の上を超えていった。最後方からのパスがラストパスになるくらい福岡はラインが深く、さすがに受けすぎる状態になっていた。おそらくリトリートで我慢しながらカウンターで一発、もしくは後半のギアチェンジで押すプランだったと思われるが、今回は我慢しきれなかった。

 

35分あたり、福岡は1stプレスのラインをグッと上げたが、前の3人だけで追って外される。時間稼ぎにはなるが、外され続けるとメンタル的にもダメージがありそう。

 

福岡は序盤こそ安定した守備でカウンターにチャンスを見いだせていたが、徐々にラインが下がると札幌の攻撃を深くで受けなければならなくなった。先制を許した後は前からのプレスにも力を入れ始めたが、全体の連動が甘く、簡単に前3枚が置き去りにされることもしばしば。リズムがつかめなくなった福岡はどう調整し、どこで点を取りに行く手を打ってくるか。

 

後半

人数がそろってなくても少ない手数でゴールに迫る福岡。

[5-4-1]ではなく、[4-4-2]でプレスラインを上げた福岡。前線だけでなく、中盤の押し上げもできるようになった。ルーカスを2人で見る意識はそこまで変わらないが、湯澤の立ち位置が最終ラインに吸収されなくなった。

 

50分、サロモンソン→湯澤で左右に大きく振ってからクロス。山岸が合わせるも、パワーは伝わらず。

51分、直後のCKで奈良が合わせて福岡が同点。立ち上がりから圧力を強めていた福岡が理想的な流れで得点を奪った。

 

53分、中盤でパスを回してから後ろから上がってきた福森がミドル。1人交わされた後、ボールへのアプローチが甘くなったところを見逃さなかった。

 

徐々に福岡が、前半のような自陣で深く守る展開に。特に後方から顔を出してくる福森を捕まえられない。

 

57分、ロペスの右足ミドルも枠外。札幌がペースを握り返している。

 

59分、金森、渡、湯澤→吉岡、フアンマ、石津

60分、チャナティップ、菅→ミンテ、小柏

ミンテが不在になっていることから山岸らとの空中戦で後手を踏んでいた札幌。フアンマが入ったこともあり、ミンテを入れて後ろのはね返しを強化。

ミンテがCBに入り、ルーカスが左WB、金子が右WB、小柏と駒井のシャドー、宮澤と深井のボランチに。

 

63分、志知の抜き切らないクロスからフアンマ。うまく合わせたが菅野が好セーブ。早くもフアンマ投入の効果が出たが、菅野が立ちふさがった。

 

飲水まで

福岡が良い立ち上がりで追い付いた後、札幌が再度勝ち越して押し返す。その後は福岡の選手交代から再び福岡がリズムをつかみ始め、主導権が頻繁に移り変わる。

札幌はやはり2トップの活動量が上がらないと、スペースが空いてパスを通されやすくなる。

70分、中盤で小気味良いパス回しから、中央のコンビネーションで最後は重廣のシュート。決定機だったが、うまくヒットせず菅野の正面に。

 

74分、宮澤→高嶺

宮澤は少し足を痛めた?

フアンマがいるとビルドアップで詰まってもロングボールで前進できる。札幌は2トップでハメても安定して奪えないのが苦しくなってきているか。

77分、サロモンソンのクロスから山岸も、シュートは枠外。福岡はSHを内側に入れて外を空けてそこに入ってくるSBからのクロスでチャンスを作る。

 

81分、重廣→カウエ

81分、スローインのコンビネーションから山岸→石津でフィニッシュまで。

 

83分、金子→柳

84分、奈良→グティエレス

 

87分、PA付近での細かいパス交換から最後は山岸のフィニッシュ。ゴールには近づいているが、最後の質が足りない福岡。

 

91分、山岸とフアンマの絡みから志知がDFを外してシュートも、枠をたたく。決定機。アバウトな攻撃から福岡がチャンスを量産するが、ゴールは破れない。

 

93分、小柏の個人の仕掛けからシュートを放つもポスト。前がかりになる福岡を裏返すカードとして初めて(?)機能した。

 

札幌は“守り切った”と言えるほど安定した締め方ではなかったが、なんとか1点リードを保ったまま最後のホイッスルを聞くことができた。前半の相手に引かれた中で見せた攻撃力はさすがだが、後半守備での活動量が落ちると押し返せないのは課題。小柏の投入で、裏返して追加点を奪いたかったのだろうが、そういうシーンもほとんど作れなかった。

福岡は前半こそ深く下がりすぎて防戦一方の展開になってしまい、先制を許したが、後半はかなり多くの時間で主導権を握って勝点をとれる寸前まではきていた。前半の絶えなければいけない時間での失点と、同点に追いついた直後の失点が悔やまれる。大事な時間で耐えきれなかったことが敗因と言える。

 

 

トピックス

交代ボードで手間取る第4審。

福岡

奈良が今季初出場初得点。古巣戦で決めた。

35分、前の好守備。

札幌

48分、湯澤を引きずりながらゴリゴリ運ぶルーカス。

 

 

コメント抜き出し

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ 長谷部 茂利監督 ]
2失点とも防げたかもしれないというような、完全に崩されたとは思っていません。もったいなかったなという反面、得点のところはもう少し取れたんじゃないかなと。また、前半は少しだけ戦い方がハマらなかった、後半はよくハマっていた、そんなふうに思います。

--札幌の良さをうまく消すことができたのでは?
われわれの守備が良かったという見方もできると思いますが、失点は2つしていますし、ある意味、簡単にボールを失うことが前半は多く、後半は少し良くなりましたが、トータルで考えたら、そうはいっても札幌さんのゲームだったなと思います。

--後半はかなり攻め込むことができた。
われわれがしっかりやるべきことをやれば、J1のテーブルに乗ることはできると思うので、継続していきます。

 ここまでは耐える時間を耐え切って、終盤にエネルギーを高めていく、という展開を作り出せていた中でこの試合も同じような流れになった。ただ、今回は耐えるところで耐えきれず、追いかける時間が長くなってしまったことは苦しかった。終盤はエネルギーの高さで上回れるため、このチームが勝つには、やはりできるだけ長くスコアレスで推移させるのが良いと感じる内容だった。

[ ペトロヴィッチ監督 ]
非常に難しい試合になると思っていたが、そのとおりになった。前半は悪くない戦いができていたが、後半は相手が圧をかけてきて、われわれの戦いを出せなかった。内容としては引き分けが妥当だったと私は見ている。今季は良い戦いをしながら負けた試合はあったが、今日はあまり良い内容ではなかった。その中でも勝点3が取れたのは良かったと思っている。札幌市内は10度以下の気温であり、ここは25度ほどという気候。その気温に慣れていない選手もいたと思う。そうした変化に対する適応は簡単ではないが、その中で選手が走り戦い、勝利してくれたことは良かったと思います。

--岡村 大八選手を先発で起用したが。
ケガ人がいた中で、これまでトレーニング、あるいはカップ戦などで良いパフォーマンスを見せてくれていた彼を起用することを決断しました。初先発とは思えないほどのプレーを見せてくれたと思っています。今日の彼のプレーに関しては私としては満足しています。

 「後半は相手が圧をかけてきて、われわれの戦いを出せなかった。内容としては引き分けが妥当だった」というように、後半は追い付かれる、もっと言えば逆転される可能性もあった。ただ、「その中でも勝点3が取れたのは良かった」とあるように、「良い内容」と言えない中でも勝てたのは大きい。

2021 J1リーグ第7節 サンフレッチェ広島vsガンバ大阪 メモ

 

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スタメン 

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広島

保持

 [4-1]ビルド。IH森島と川辺もサポートしながら、前向きでの運びを意識。

浅野に低い位置を取らせて野上をインサイドサポートに入れる。 

 

非保持

 [4-1-4-1]。森島がやや前目の役割。

ヴィエイラは前残りさせ、トランジションでのポイント役。

 IHは相手CBへ出ていく役割も。

 

G大阪

保持

シンプルにパトリックにあててセカンド狙い。

山本が第1の引き取り役。アンカー位置に入ったり、下りて3バック化したり。

  

非保持

 [4-4-2]ブロック。

 小野瀬を前に出して倉田で中盤のバランスを取る。

 

流れ

4分、髙尾のクロスからパトリック。惜しくも合わず。

立ち上がりはG大阪がゴールへ近づけており、良い入り。

7分、ビルドアップで外してオープンを作り出して最後は川辺。ラストタッチが少し流れて相手のブロックが間に合った。

 12分、G大阪のGKを使ったビルドアップに広島がハイプレスで対抗。昌子のミスを誘ってCKを獲得。

16分、サントスが下りて森島が背後を抜けていく形。

 

31分、サントスが運んで相手が整う前にPA内に進入するも、全体的に時間をかけすぎてG大阪の守備が間に合ってしまった。

34分、浅野をSBのような位置に下ろし、野上を内側に入れる。何回かやっていた形。

 

43分、広島がCKのこぼれを押し込みに行ったが、G大阪のブロックに遭う。G大阪はボールに食らい付く粘り強い守備。

 

両チームともにチャンスが少なかった前半。広島はサントス、G大阪はアウベスの仕掛けを飛び道具として攻める。

 

後半

 

対面に守備者がいてもおかまいなしでぶち抜いて行くサントス。間合いをあけると突破されるので、G大阪は前を向かせないように距離を詰めたい。

広島が両WGの推進力を生かしながらPA付近まで入り込みチャンスを作る。G大阪はチアゴが中盤から運び出してファウルはもらえているが、深い位置でのプレータイムはかなり短い。

 

60分、アウベス→宇佐美

 

64分、野上のインサイドワークからハーフスペース攻略。

完全に広島の時間が続く。G大阪は押し返す術が見いだせず、我慢の時間。

 

67分、倉田、パトリック→福田、ペレイラ

 

G大阪はシンプルなパスミスや、ドリブラーにあっさり振り切られるシーンが散見され、全体的にコンディションの不完全さを感じる。

 

80分、ゲーム全体として、中盤の間延びが目立ち始めている。オープンが増える分、G大阪にも得点の可能性が高まる展開に。ただ、広島の切り替えも速い。

 

81分、PA内に人数をかけて攻め込んだG大阪。最後は福田が強烈なシュートを放つも枠外。

81分、山本、小野瀬→チュ・セジョン、矢島

 

82分、浅野、サントス→エゼキエウ、柏

85分、森島→長沼

広島がプレスラインを下げたことで、G大阪がボールを持つ時間が増えた。

 

最終盤はG大阪が攻勢を強め、広島が守る展開となったが、最後まで互いに決め手を欠いてスコアレスドローG大阪は耐える時間が長くなった中で無失点で守り抜き、最後のチャンスタイムを作り出して勝ち筋を残せたのはポジティブ。簡単なパスミスも多く、コンディションはまだまだなように見えるが、我慢しながら勝機を見いだす戦い方は今後にもつながりそう。

広島は長い時間で主導権を握り、チャンスも多く作れたが、決定機という決定機は少なかった。新システム[4-3-3]が初お披露目だった中で、守備も攻撃も連動性を見せられていたことは良かった。サントスをサイドに置くことの是非は意見が分かれそうだが、森島と川辺については良さが引き出される良いシステムに感じた。

 

トピックス

 広島

 [4-3-3]を採用。

35分、サントスのターン。

42分、1人だけでえらい距離を稼ぎながらゴールへ突っ込むサントス。

G大阪

 開幕戦の[4-3-3]ではなく[4-4-2]を採用。

56分、東口のプレスを回避する縦パス。

コメント抜き出し

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ 城福 浩監督 ]
多くのファミリーが来てくれたホームゲームでしたし、勝点3を狙って選手はよく戦ってくれたと思います。特に後半の入りから30分間くらいのわれわれのペースのときに点を決め切ることができなかった。最後は新しいシステムなので、プレッシャーの掛けどころに戸惑って押し込まれた10分間くらいがありましたけど、[4-3-3]にトライした中で80分間は非常に良いゲームをやってくれたと思っています。後半の入りから30分間くらいのことを早い時間帯から示せるような、そういう武器を持てるような修正をして、また次につなげていきたいと思います。

--[4-3-3]のフォーメーションにトライした意図と成果と課題は?
前半は相手の立ち位置の変化もありますし、相手のあることなので守備の戸惑いは多少あったと思います。ただ、その中でもおのおのが判断しながら、あるいはハードワークしてよくしのいでくれたなと思います。トータルしたら悪くなかったと思いますけど、非常に良かったかと言ったら、前半は慣れる時間が必要だった。後半は微調整をしてピッチに立ち、[4-3-3]をどう生かすかの選手の理解が深まったので、あの30分間の中でしっかりと点を取り切りたかったなという思いがあります。

自分たちは[4-3-3]に初めてトライしたので、今日はやり切ろうという思いもありましたけど、押し返すために[4-4-2]に変更することも含めて、われわれのオプションになっていく。どちらがオプションになっていくかは分かりませんけど、オプションにしていけるかなという成果は得られたと思います。ジュニオール サントスの個の力を生かすという意味でも前半よりも後半の方がチームとしてトライできたと思うので、しっかりと次につなげていきたいと思います。

 

[ 宮本 恒靖監督 ]
--まずは35日ぶりの試合でしたが、率直な感想を教えてください。
予想していたぐらいのフィジカルのコンディションの試合になりました。もちろん結果に関しては、われわれはやはり初戦を落としているので、勝ちたいというものを持って準備してきたので、引き分けということは少し残念に思いますけど、70分以降の厳しい試合を皆でしっかりと戦い切ったところと、危ないシーンはたくさんゴール前で作られた中でも粘り強く守るというようなところが出たのはプラスかなと思います。

--昨年までの[4-4-2]の形でスタートしたのは、再開後からトレーニングする時間がなかったというところも踏まえてのものでしょうか。
そうですね、[4-4-2]、[4-3-3]の間というか、今季スタートから積み上げてきているものを出しながら、より自分たちの良さが出る形を模索する中で今日はあの形でスタートしました。

--あらためてになりますが、ひさびさの公式戦復帰で広島相手に選手たちがゴール前で体を投げ出しながら粘り強く守る姿も印象的でした。宮本監督は今日の試合をどのように評価されていますか。
本当に厳しい1カ月だったと思います、選手たちにとって。シーズン中にやはり1週間、2週間自宅でトレーニングしなければいけない状況から、またその後こうやって試合を短い準備期間で迎えると。ただ、厳しい反面、またピッチに再び立てるという喜びは間違いなくわれわれにあるので、その喜びであったり、いろいろな感謝の感情を込めてプレーで表現しようということを言っていましたし、そういったものがゴール前での体を張るプレーに出ていたかなと思います。

 

2021 J1リーグ第6節 湘南ベルマーレvsセレッソ大阪 メモ

 

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スタメン

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湘南

保持

 [3-1]ビルド。3バック+三幸で相手2トップを外して、そこから大外のWBへ展開。

 

非保持

[3-5-2]セット。相手のビルドアップの形とかみ合うので、WBを上げてそのまま枚数を合わせたプレス。

 

C大阪

保持

 [4-2]ビルド。ボランチは下りないが、中盤での位置調整はこまめに行っている印象。

  

非保持

[4-4-2]セット。ライン設定は低めで、そこまで前から奪いにはいかない。

 相手3バックの左には坂元が前に出て対応。

ボランチは相手IHへの意識が強く、アンカーには出ていかない。2トップとの距離が空きやすい。

 

CKはゾーンセット。

 

流れ

立ち上がりは湘南がプレスを掛けて敵陣でのプレータイムを増やす。C大阪は自陣からつないで前進を狙うが、中盤で奪われるシーンが多い。

 

6分、岡本のクロスから大橋が合わせるも枠外。

湘南は相手2トップがハメてきたときには3バックで回して田中と石原広のところの運びで外す。そこからサイドへ展開。

 

枚数合わせのプレスを受けるC大阪はボールサイドのボランチが少し下りてIHに捕まらないように調整。湘南は2トップのプレスバックが間に合えば、相手をサイドに閉じ込められるし、間に合わなければそこから前向きのパスを出される。

 

湘南がプレスで相手にリズムを作らせず、両WBでサイドに起点を作りながら攻める時間を増やす。大橋が決め切れれば、というシーンが二度ほど。

 

19分、中央を突破した湘南、最後は混戦から山田が押し込んだがハンドの判定。

 

飲水まで

プレスを掛けて奪いにいく湘南がペースを握って試合を進める。あと一歩でゴール、という惜しいシーンも何度か作った。

C大阪はある程度持たせるのはokというスタンスで守るが、三幸や田中からサイドへの展開を簡単に許してしまうのはあまり良い手には見えない。失点はしていないものの、危ないシーンが出てきているため、どこかでの修正は必要。

 

37分、アバウトなボールの流れからゴール前で拾った豊川がシュート。ゴロでファーに向かったシュートはポストに嫌われた。押していたのは湘南だが、C大阪もひょんなことからチャンスを作れている。

 

C大阪もチャンスがなかったわけではないが、多くの時間で湘南がペースを握った前半。ただ、最後のところをこじ開けられるだけのなにかを見せられなかった。両ワイドからのチャンスメイクはできているので、やはり2トップのゴール前での質や、IHのミドルシュートなどでもっと怖さを見せたい。

湘南は前半から運動量豊富なスタイルで戦っているので、後半のどこかで落ちてくる可能性は高い。C大阪はそのタイミングでエネルギーを高められるかが、ポイントになりそう。いずれにせよ、後半の入りから守備の修正は行いたい。

 

後半

大久保、豊川→高木、加藤

高木が左サイドに入り、清武がトップ下に移る。

湘南からみて大きな向かい風。

 

立ち上がり、大橋が抜け出していきなりビッグチャンスを迎えたが、シュートはジンヒョンの正面へ。

 

 C大阪が前からの圧力を高め、ボールを奪いに行く。前半とは戦い方が変わった。試合前にエンドを変えて風下を取ったC大阪は後半にギアを上げるプランだったのかもしれない。

 

53分、湘南の3連続シュートもすべてブロックに遭う。

 

60分頃まではC大阪が持って攻める時間を増やしたが、徐々に湘南も押し返し始める。

前半は途中から雨が弱まったが、後半はかなり強烈な雨が降り始める。

 

相手のSHが前に出て3バックに枚数合わせのプレスに出てきたら、WBが下りてサポートする湘南。そしてそこから相手SB裏に2トップを走らせる。

 

飲水まで

湘南がサイドからのクロスや2トップの抜け出しでチャンスを作る。ビルドアップでも前向きの選手をうまく作りながら前進できている。C大阪も敵陣へ入り込むシーンは作れたが、自分たちの時間はあまり作れていない。

 

80分、奥埜→藤田

山田、岡本、町野→茨田、古林、石原直

 

82分、原川がピッチに座り込む。ハムストリングの負傷か。

原川→西川

清武がボランチに入る。

 

89分、田中→大岩

 

トータルで湘南が多くの時間を支配したゲームだったが、再三のチャンスを決め切れずドロー。保持も安定しており、非保持でも崩される場面がほとんどなかっただけに勝点3が欲しかったように思う。

C大阪は追い風を生かして事故を起こしにいくようなアバウト目なクロスを入れる。難しい処理のボールにてこずった湘南だが、ゴールは割らせず。先発を固定して連戦を戦っているだけに、全体的に少し疲労感も感じた。

 

トピックス

 湘南

 41分、町野のコントロール

 三幸がアンカーで躍動。風の強さも考慮したフィードで、両サイド、背後へと正確に送り込み、多くのチャンスを作り出した。

 

C大阪 

 64分、瀬古の縦パス。

 原川が負傷交代。

コメント抜き出し

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ 浮嶋 敏監督 ]
雨、風が試合の2時間前から相当酷かったですが、試合の1時間前からカッパを着たサポーターに応援に来てもらって、その力をもらいました。ゲームは前後半通してチャンスはあったと思います。ですがそれを決められなかった。一方で守備のところではここのところ失点が続いていたので、みんなでもう一度確認して、このゲームに臨んだので、失点がゼロというところは良かったです。

--無失点に貢献した谷 晃生選手の評価は?
前節3失点してしまい、彼も今日のゲームは「ゼロで抑えたい」と気持ちをしっかり持って臨んでいました。3失点したあと、GKはなかなか難しいと思いますが、今日のゲームでは素晴らしいファインセーブが多かった。そういう意味で精神的にも成長したのではないかと思います。

 

[ レヴィー クルピ監督 ]
今日は非常に難しいコンディションでした。雨だけではなく、ピッチには強い風もありました。選手たちは本当に大変な中、最後まで戦い抜いてくれました。そういう意味では、選手たちを心から称えたいと思います。もう1つ、これだけの雨にもかかわらず、サッカーができるコンディションがあったという意味で、ピッチを普段管理されている方のお仕事に感動しました。この雨風の中で最後まで選手たちが戦えたのも、素晴らしいピッチを用意していただいたからだと思います。

--難しいコンディションの中、守備陣は気をつかう環境だったと思うが、判断をミスしなかった瀬古 歩夢選手、西尾 隆矢選手、キム ジンヒョン選手ら守備陣の評価は?
おっしゃるとおりで、名前が挙がった3人を含め、守備陣はしっかりと集中したプレーを続けてくれて、内容も良かったと思います。コミュニケーションもとれていたと思いました。

 

2021 J1リーグ第7節 セレッソ大阪vsサガン鳥栖 メモ

 

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スタメン

 

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C大阪

保持

 ボックス+SBサポートの[4-2]ビルド。ボールサイドのボランチが高さを調整して受ける。

豊川や大久保の裏抜けの動きをシンプルに使っていく。

 

非保持

 [4-4-2]ブロックで中央を固める。

SHがライン間に入る相手選手を消すために中央へ絞るので、外にはSBが出ていくことが多い。

2トップの1枚は自陣深くでは中盤の前のスペースを埋めに戻ることも。 

 

鳥栖

保持

 中野伸を左SBに上げる。

松岡がアンカーに入る[2-1]ビルドに仙頭が下りてサポート。松岡が最終ラインに入ったら仙頭がアンカー位置に。

 

  

非保持

[3-5-2]セット。ボールサイドのWBが相手SBを捕まえに出てきて、逆WBは最終ラインに入ってファーの大外を埋める。
2トップは相手2CBに枚数を合わせてプレス。

 

 

流れ

3分、FKから大久保がゴールネットを揺らすがオフサイド

 

鳥栖がボールを持ってC大阪が受ける立ち上がり。

徐々にC大阪が持ち返してチャンスを作り始める。

仙頭の位置が少しずつ低くなり、ほぼボランチのようなふるまいになった。

鳥栖はボールは持てるが、中盤より前でのパス回しにいまいちリズムが出てこない。連係が合ってこない印象が強い。

 

20分頃からは完全に鳥栖のペース。松岡を下ろした3バックと仙頭の4人で相手の2トップを動かしながら前進。SHがアタックできないように中央への縦パスをにおわせながらWBを使って深さを取る。SBが出てこなければシンプルにクロス、出てくればその背後を使う。C大阪は奪いどころがつかめないまま、ずるずる下がらざるを得ない状況。

 

鳥栖のほうがボールを持ちながら敵陣でのプレータイムを増やしたが、C大阪もCBとCHでうまく中央を埋めて対応。ゴール前まで入れられることはあっても、シュートは打たせない守備ができていた。鳥栖は松岡が下りることで仙頭の位置も下がる。そうなると1つ奥のライン間でプレーできる選手が減るので、中央からのスピードアップがしにくくなっている印象。

 

 

後半

 中野嘉→山下

ファーストプレーで奥埜がミドルシュートをゴールに突き刺してC大阪が先制。飯野のはね返しを拾って1stタッチでボランチを抜き去ったあとに思い切りよく足を振りぬいた。

46分、樋口のミドルシュートは惜しくも枠外。立ち上がりから両チームにチャンスが訪れる。

 

後半立ち上がりはC大阪のペース。相手の前向きのプレスを剥がして、ディフェンスラインの前で前向きを作れている。

徐々に鳥栖のペースに変わってくる。中央を見せたからサイドに送り、クロスで事故を起こしに行く。

 

前半の仙頭と丸橋の接触、後半のファン・ソッコと大久保の一悶着などもあり、1つの接触プレーにかなりナーバスになっている両軍。

 

62分、小屋松→本田

飲水まで

鳥栖のほうがボールを持って押し込んではいるが、なかなかC大阪の中央を攻略できない。サイドをうまく使うところまでは行けているので、そこからCBとCHをどうやって外せるか。

 

68分、松岡→島川

73分、飯野のクロスをファーで合わせるもGKの正面へ。飯野はうまく浮くことができているので、それをどう合わせるか。

ファン・ソッコと豊川の競り合いで豊川が倒れ込む。一悶着で警告を受けているファン・ソッコは2枚目の警告にリーチと言った状況になりつつある。

 

75分、大久保→山田

76分、カウンターを防ぎに行ったファン・ソッコが清武を倒して2枚目の警告を受けて退場。やや厳しい判定にも感じたが、“リーチ”がかかっていた状況でメンタルのコントロールができていなかったようにも見えた。

 

79分、林→田代

数的不利になる鳥栖だが、11人のときと同様にボールを持ってサイドを使った攻撃でゴール前でのシーンを作り出す。

 

90分、清武→加藤

時間を使うのではなく、積極的に2点目を取りに行くC大阪。逆に鳥栖にチャンスを与える確率も高める戦い方だが、これがチームのスタイルなのだろう。

 

数的不利になったあとも勢いを持って攻め込んだ鳥栖だが、C大阪もゴール前は非常に硬く、崩しきれないまま終了。C大阪は攻撃でリズムを作れない中でもゴール前のところではやらせない守備が光り、奥埜の一発を3ポイントに結び付けた。鳥栖は中野嘉→山下でターゲットタイプを増やしたあとも、クロスで合わせる形を作れず、攻めても点をとるのは難しい状況になっていた。ただ、ビルドアップが安定しており、効果的にWBを使えていたことはポジティブに捉えていいだろう。

 

トピックス

ファン・ソッコの退場も含め、判定にかなりナーバスになる両軍とスタンド。

C大阪

69分、山下に当たられてファウルを受けた瀬古。当たられた側の瀬古が何事もなかったかのようにすぐに立ち上がり、当たった側の山下がダメージを受ける不思議な構図に。 

92分、藤田のカウンター守備対応。縦を切ってから出させてコースを消し、選択肢を減らしたところからボールに寄せて奪い切る。

鳥栖

今季初失点。 

ファン・ソッコが退場。判定にかなり不満を表しているが、自らで冷静さを保てなかった結果にも感じる。

 

コメント抜き出し

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ レヴィー クルピ監督 ]
内容としては互角の試合だったと思います。鳥栖さんはここまで6試合を無失点で、非常にオーガナイズされているチーム。さらに、われわれにはケガ人がいる中での勝利という意味では、最高の結果を選手たちは勝ち取ってくれました。選手、サポーターの皆さんとともに喜びたいと思います。また、ケガ人の回復に向けて、一生懸命サポートしてくれているメディカルスタッフの皆さんとも、この勝利の喜びを分かち合いたいと思います。

--開幕前のキャンプ以降、「攻守のバランスを高めないといけない」という言葉をよく用いてきた。その意味では、直近の2試合は無失点で、今日もオーガナイズされた守備が見られたが、現在のチームの成熟度については?
守備の安定感は出てきたと思います。ただ、逆に攻撃の部分でまだまだ積極的なプレーが足りません。選手の持っている力を考えると、もっと攻撃的な姿勢が出せるのではないかと思います。もちろん、シーズンが始まってそれほど多くの試合を重ねたわけではないので、バランスを模索しながら、今後も戦っていきたいと思います。

--今季初先発となった西川 潤選手について。どういったプレーを期待して送り出したのか。今日の評価は?
今季初先発であり、さらに鳥栖さんのようなクオリティーの高いチームを相手に、いきなり完璧なプレーを求めるのは難しい。ただ、その中でも、彼は本当によく走ったし、ボールを持ったときのプレーは彼らしさがよく出ていたと思います。戦術的な役割もしっかり果たしてくれました。パフォーマンスに対する手ごたえはありました。つかんだチャンスをモノにする、という気持ちを存分に出してくれたと思います。

--決勝点を挙げた奥埜 博亮選手について。昨季はFWでもプレーしていたが、彼のシュート力や決定力について。
中盤で、攻守にわたってどちらもクオリティーの高い選手です。私がいつも言っているのですが、サッカーにおいてやるべきことは2つ。しっかり守る、しっかり攻める。奥埜選手は、その両方ができる、中盤のスペシャリストだと思っています。代表に選ばれてもおかしくないですし、セレッソで優勝を勝ち取って、タイトルを獲って欧州へ行く。それくらいの実力を彼は持っていると思います。あとは選手次第。アスリートは、自分がイメージしているとおりにキャリアを描いていくものだと選手には常に言っていますし、彼も、これからのイメージ次第でもっともっと伸びるのではないかと思います。

 「守備の安定感は出てきた」というように、瀬古&西尾を中心としたゴール前の守備はかなり固かった。「逆に攻撃の部分でまだまだ積極的なプレーが足りない」とあるが、鳥栖戦に関しては、ボールを奪いに行かない部分から攻撃で積極性を見せるのは難しかったようにも思う。攻撃は縦に速いシンプルな攻撃をよく見るが、守備は奪いに行かず比較的撤退気味の時間が多いように見えるので、そこのバランスをどうとらえているか。

[ 金 明輝監督 ]
C大阪さんにうまく試合を運ばれたなという印象です。後半立ち上がりでああいう軽いプレーから失点してしまうと難しくなるのかなと思います。

--勝敗を分けたポイントは?
相手はしっかりブロックを敷いているので、持つというより持たされているというところは僕らも理解しています。そういった中でしっかりと前進してゴール前に迫るシーンは少しずつ出てきて、後半にしっかり戦えるのかなと思っていた矢先に失点してしまったので、ゲームプランも含めて、乗れなかったなという印象です。退場も含めてですね。

--押し込むことはできていたが、シンプルにクロスを上げるのか。押し込んでできるペナルティーエリア角のスペースに戻してまた崩しに行くのか。点を取るために壁を乗り越えないといけないような感じになっていると思いますが。
そこまで深く、僕は考えていなくて、前半は相手も元気で足も動くし、後半、(足が落ちる)時間は来ると思っていました。ただ、失点して相手の矢印がより後ろに傾いてしまったので、なかなか崩しにかかるところでうまくいかなかった。そんな簡単に点が取れるものでもないし、クロスを上げれば取れるものでもないし、ペナ角を取れば点が入るわけでもない。そこから質を上げるというのは永遠の課題。そこをしっかり高めていくしかないと思っています。

--中野 嘉大選手を初起用しました。札幌でもシャドーはやっていましたが、サイドの適性が高い印象もある中でFWで起用した意図は?
C大阪が思いのほかプレスに来ないので、落ちる必要がなく、1トップ1シャドーのシャドーをやってほしかった。間で受けることをやってほしかった。サイドの適性があるのは分かっていますし、中の適性も加入からの時間で見極めて起用している。そこに関しては別にイレギュラーはないです。札幌ではあまりゲームに出ていなかったので、スタートから使って、使いすぎてもと思った部分もあったし、外から見てもらうのも大事だと思ったので、ちょっとずつフィットしていってもらえればと思います。

 中野嘉のトップ起用は「1トップ1シャドーのシャドーをやってほしかった」とのこと。松岡と仙頭が1列ずつ下りる中で、この意図はよく理解できるが、実際に機能するシーンは少なく、それがハーフタイムでの交代につながったのかもしれない。