がちゃのメモ帳

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2021 J1リーグ第37節 アビスパ福岡vsベガルタ仙台 メモ

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スタメン

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福岡

前節から先発を7名変更。

→城後、石津、輪湖はかなり久しぶりの先発。

 

仙台

原崎監督の初陣。

西村が出場停止。

カルドーゾが5試合ぶり、氣田が11試合ぶりの先発。平岡は8月3日以来の先発。

フォギーニョがメンバー外。

 

流れ

エンドを変更。

立ち上がり、行ったり来たりの展開を経て、福岡がペースを握る。出足の速さと縦への割り切った攻撃が良い方向へ出ている。

 

仙台は守備時に日差しの影響を受けるのと、風で戻されるボールにやや苦戦している。

 

9分、上原が2トップ裏で前を向き、運び出してからカルドーゾへの縦パスで攻撃のスイッチを入れる。福岡は2トップは前への意識が強いため、ボランチの連動が追いつかないと、ライン間でポイントを作られる。

 

11分、クルークスの奪取からそのままシュートまで。仙台は低い位置で安易なロスト。福岡が前向きに強いだけに、最後方での組み立てには注意しなければならない。

 

13分、仙台はバックパスをスイッチに富樫がプレス強度を上げる。

14分、福岡がかなり強めに前から追ったが、仙台はショートパスでのつなぎで剥がす。監督交代で少し色を変えた部分かもしれない。

 

仙台は攻撃時に追い風になるので、セットプレーはインスイングのボールが脅威になる。

 

仙台はどちらかのSBを内側に寄せた変則3バックビルドも見せる。

17分、再び福岡が高い位置で奪い、ショートカウンターへ。仙台は低い位置でのつなぎにチャレンジしている様子があるので、ここの局面ではがせるか、食われるかの勝負は続きそう。ここまでは福岡の強度と勢いに食われがち。

 

仙台はトランジションからカウンターに出ていくシーンが何度かあるが、福岡は前がリスク管理で残っており、そこで時間をかけさせてプレスバックで囲い込む。

20-21分、攻撃参加した前のクロスに城後がフリーで合わせるもシュートは枠外。ボールがやや高く、合わせるのが難しかった。

 

飲水まで

福岡の勢いをもろに受ける形になっている仙台という構図。ただ、仙台もある程度来季を見据えているようなチャレンジをしている(ように見える)のは前向きなポイント。初陣がプレスに長けた福岡なのは厳しいめぐりあわせだが、ここでいくらかの成功体験を積めれば大きい。

 

24分、吉野を左に下ろした3バックビルドでアピアタウィアが運ぼうとするが、渡の強烈なプレスに食われる。試行錯誤中の仙台の組み立てと、結果に飢えている福岡の前線のプレスではかみ合わせが悪いように感じる。

 

25分、福岡先制、1-0。右で持ったクルークスがカットインからファーに流し込む完璧なシュート。クルークスの十八番。仙台としてはスーパーなシュートで防ぐのは難しかったが、引き金はビルドアップで捕まったところ。ただ、やり切るしかないので、授業料を払ったととらえるしかない。

 

28分、輪湖のインターセプトからのクロスにファーで城後が合わせるも、スウォビィクがセーブ。チャンスに絡んではいるが、ここまでは持っていない城後。福岡の勢いが止まらない流れ。

 

35分、真瀬の突破からのクロスにPA内に入り込んだ上原が合わせるもヒットし切らず。仙台が少しずつリズムをつかんできた。

 

36分、またしても福岡の奪取からショートカウンター。関口がボランチ位置に下りて受けるなど、工夫はしているが、なかなか安定してこない。

 

38分、上原が2トップ裏で前を向き、高い位置で張った石原へ展開。上原が2トップ裏で受けるのはおそらく二度目だが、この形が作れると良い攻撃に移れる雰囲気が出る。

40分、クルークスが“ゾーン”からシュートを打つも今度はヒットせず。

 

42分、仙台がCKから平岡のシュート。この試合で一番ゴールに近づいたシーン?

 

45分、富樫にイエロー。宮との競り合いでファウルをとってもらえなかったところへの異議がとられたか。

 

ビルドアップの向上に取り組む仙台に対し、そんなのお構いなしにガンガンプレスを掛けて食いまくる福岡。福岡が高い位置での奪取からショートカウンターを発動させまくっていたことを考えると、仙台的には1失点で済んで助かったという印象。

仙台はこれを続けなければ意味がなさそうだが、試合のペースを取り戻すためにはなにかを変えないと難しそう。福岡の前線が前半から運動量を上げているとはいえ、モチベーションが高い選手の息切れはまだ先になりそう。

 

後半

45-46分、右からのFKに宮が合わせるもギリギリ枠外。

46分、中盤でのルーズボールを回収した仙台が関口→富樫で決定機も決め切れず。富樫がGKとの1対1を制せなかった。

 

48分、仙台同点、1-1。CKをニアでカルドーゾがすらしてファーで氣田が詰めた。仙台は後半立ち上がりは悪くない入りからはやい時間に追い付けた。

 

52分、仙台が自陣深くで奪ってから関口が長い距離運んでクロスまで。福岡は攻撃時のポジションバランスが少し崩れているように感じる。

後半立ち上がりは仙台ペースに。

 

54分

福岡交代 城後、石津、カウエ→フアンマ、杉本、中村

後半の押されている展開を見て3枚替えを決断した?

 

56分、中村の展開でオープンエリアへ送り込むが、渡がコントロールし切れず。直後に仙台のカウンターから富樫の抜け出しも宮がブロック。

 

59分、クルークス→フアンマで一発の展開。福岡も少しずつ押し返してきているか。

杉本が入ったことで中央でのコンビネーションが活性化している印象を受ける。

また、福岡はSBが高い位置を取ることでトランジション時にサイドを突かれる場面が多い。

福岡がバランスを崩しているからか、60分前後でもオープンな展開が多い。

 

63分、仙台逆転、1-2。仙台は1点目とまったく同じ形。上原の右からのCKにカルドーゾがすらしてファーで氣田。福岡はらしくない戦いが続く。2CBだけでカウンター対応をしているため、サイドを起点に簡単に自陣深くまで入られてセットプレーを与えていることが原因の1つ。

 

66分、フアンマにイエロー。異議に対して?

68分

仙台交代 氣田→加藤

68-69分、仙台のカウンターから加藤の個人技でキープし、最後はカルドーゾ。

 

飲水まで

福岡は後半が始まってから攻撃へのリスクをかけ過ぎている印象があり、仙台にカウンターチャンスが多く訪れている。前半は防波堤になっていた前も中盤にいないことが増え、フィルター役がいなくなっている。ただ、福岡は早めの3枚替えを行ったことで攻撃の質は上がっているように感じる。

 

70分

福岡交代 渡、輪湖→金森、志知

早くも交代枠を全て消費。

 

72分、右からのCKに宮が合わせてネットを揺らすもファウルの判定。

敵陣へ押し込めるようになり、セットプレーなどでチャンスを増やす福岡。仙台はカウンターは変わらず打てているが、ゴール前で耐える時間が増えてきた。

 

79分

仙台交代 関口、平岡→富田、福森

吉野が最終ラインに入って[5-4-1]セットに。富樫は右シャドー。カルドーゾだけ最前線に残し、あとは自陣へ戻って守備。逃げ切り体制に入る。

1stラインをハーフウェーラインくらいに設定し、シャドーも下がりすぎないようにする。

 

86分、福岡同点、2-2。前の縦パスから相手の中盤を中央へ集め、金森の個人技からの展開でオープンサイドへ。最後はクルークス→フアンマの折り返し→金森でゲット。仙台は後ろの枚数を増やしたが、ずらされてフアンマと金森を止められず。イレギュラーに対応できなかったような印象。

 

福岡の猛攻をしのぎながらワンチャンスを狙った仙台という構図になったが、どちらにも追加点は生まれずドロー。前半は福岡のショートカウンター祭り、後半は仙台のロングカウンター祭りで前後半で対照的なゲームだった。後半の福岡のリスク管理はらしくなかったが、終盤の猛攻はらしさ爆発だった。

仙台は前半のビルドアップで食われすぎてしまったところと後半5バックに変えた中で耐え切れなかった部分は大きな反省材料。ただ、カウンターを打たせてもらえる状況に持ち込めればゴールへ迫れるところを見せたのは前向きなポイント。試合後インタビューによれば、セットプレーの形も「狙いどおり」とのこと。

 

個人的MOM

★ジョルディ クルークス

彼にしか打てない十八番の形から先制点を奪取し、同点弾も彼のクロスから。最終盤も勝ち越し点こそ生まれなかったが、彼が1対1の局面ならほぼほぼクロスを上げられる個人能力を生かした放り込みで迫力ある攻撃を見せられた。

 

前半は渡の強烈なプレス、前のバランス感覚も良かった。セットプレーのターゲットになり続けた宮はゴール前での力強い守備が目立ち、ゴールさえ決められればMOMだったかもしれない。

仙台は2ゴールに関与した上、カウンターからゴールに迫り続けたカルドーゾ、途中出場からキレのある動きでチャンスメイク役を担った加藤もgood。

 

トピックス

5分、クルークスのクルっとターン

40分、特に意味はない、カウエのノールックパス

前半46-47分、細かいタッチでひらりと交わしていくカルドーゾ

68-69分、加藤の敵陣PA付近での連続切り替えしキープ

72分、CKからのゴールをファウルで取り消され、「マジかー」の宮

ゴール後、一目散にベンチの選手の元へ向かう金森

試合後インタビューの金森、「足を運ぶ」のワードが出てこずに詰まって照れ笑い

 

監督コメント

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ 長谷部 茂利監督 ]
良い形で得点を取れました。ただ悪い形と言うか、まったく同じ形で失点してしまいました。勝敗としては引き分けに持ち込めましたが、もったいないゲームだったなと思います。ただ自分たちがやれることは十分にやれたと思いますし、危ない場面、カウンターを受ける場面は何度かありましたが、それもしのいで試合としてはどうにか成立したような、ホーム最終戦でどうにか勝点1を積むことができました。

--勝てませんでしたが、今季のチームの特徴を出せた試合にもなりました。
メンバーが替わった、最初から出られなかった選手、出た選手とさまざまですが、ケガとかコンディションを含めてチーム一丸となって戦えたと思います。2失点のところだけ、われわれらしくなかったなと。スカウティングを含めてバッチリ準備はできていたのですが、そこを防ぐことができませんでした。

決めるべきときに決めていればもう少し違った結果になったと思いますし、2点、3点差をつけることができたゲームでもあったと思いますし、自分たちが多少なりとも目指しているところに近づいているところを見せられたゲームだったのではないかとも思います。

 

[ 原崎 政人監督 ]
前半の入りは自分たちが準備してきたようにはボールを進められなかった。福岡さんのプレッシャーが速く、まだまだミスが多い展開でしたけれども、後半に相手のスペースをもう少し突く話をしながら、そこは多くのチャンスを作りにいくことができたので、後半に関してはゴールに向かっていってくれたと思います。

--2点を同じような形から取ったセットプレーについて。
セットプレーのところはコーチに任せているので、昨日のトレーニングどおりの形を出せました。

--先発起用したフェリペ カルドーゾ選手について。
スピードとパワーは持っている選手なので、特に後半はスペースを少し狙う話の中で、こちらの期待どおりの動きをしてくれました。欲を言えばゴールに迫るシーンもあったので、そこで決め切ることができるとまたチームがもう1段階上に行けるのかなとは思いました。

 

2021 J1リーグ第37節 湘南ベルマーレvs徳島ヴォルティス メモ

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スタメン

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湘南

前節から先発の11人は同じ。

サブは高橋に代わって古林が入る。

 

徳島

ジエゴが出場停止で、代わりに田向が先発。

→田向は15試合ぶりの出場&先発。

小西、鈴木大がメンバー外となり、内田、バケンガ、藤田征がメンバー入り。

→内田は今季初のメンバー入り。

岩尾は古巣対決。

 

流れ

徳島が持って湘南が受ける構図でスタート。

ショートパスだけでなく、垣田への浮き球を駆使しながら前進を図る徳島。湘南はラインこそ高めに設定しているが、最終ラインまでは圧力を掛けに行かない。

垣田と大岩のマッチアップがカギを握りそうな雰囲気。

 

3分、相手のゴールキックからのつなぎにはプレッシャーを掛ける湘南。

~5分、ここまでは、より相手ゴールに近いエリアでぷれーできているのは湘南。徳島はビルドアップの方法を探っているような段階。

岩尾は相手2トップの間にいて、湘南2トップは前へ出ていかないときはそこを消す意識。

7分、ようやくビルドアップから敵陣に入れた徳島だが、西谷の仕掛けは舘ががっちり止める。

 

徳島はカカからのロングボールでの配球が増えており、あまり細かく繋がない。湘南がつながせていないとも言えるかもしれないが、極力リスクを負わないようにしているとも捉えられる。

 

14分、舘→茨田→岡本で縦縦の突破。徳島は相手3バックに対しては垣田だけが追ってサイドを制限。

 

15分、岩尾の正確なフィードから岸本の仕掛け。徳島は直前に岩尾→藤田譲→鈴木徳で前進しており、中盤のライン間でポイントを見つけたような印象も。

湘南のIHがSBへのスライドを考えながら中央を閉めるという二重のタスクがあるので、徳島はその基準を生かしての前進を考えているように見える。

 

20分、谷のフィードをカットした徳島がショートカウンター。西谷まで届けたが、岡本と大岩のカバーがギリギリ間に合った。

21分、畑の仕掛けからCK獲得。突破まで至ってはいないが、積極的な仕掛けが目立つ。

 

飲水まで

どちらもシュートシーンが少ないここまで。立ち上がりは湘南が良い守備でリズムをつかんでいるような印象だったが、徳島も少しずつ保持局面での安定化を図っている。湘南は無理には前から行かない、徳島は無理な縦パスを入れないなど、それぞれのリスク管理意識を高めているような展開。

 

29分、カカの運び出し→垣田の反転→PA内に突っ込んだカカという攻撃。カカのところからの運びや配球はよくみられる。

ゴールへ迫れていると言えるところまではきていないが、少しずつ徳島が敵陣深くまで入れるようになっている。

 

33分、湘南が中盤で縦パスをカットしてショートカウンターウェリントンのシュートは上福元がセーブ。谷のフィードミスに続き、徳島も危険なミスからピンチを招いた。

 

西谷は大外の岡本を意識しつつ、舘にも出ていく守備意識。逆の宮代は基本的に大外監視のみ。

 

36分、岡本が右サイドを抜け出してクロスも、上福元がキャッチ。可能性を感じた攻撃。

37分、ウェリントンがサイドに流れて深さを取り、最後は畑のシュートまで。湘南にリズムが出てきた。

38分、垣田の強引な突破からクロス→こぼれ球に西谷が詰めるも湘南DFが体を張って対応。両チームにゴール前でのチャンスが生まれてきている。

 

徳島のSBに対しては、2トップ脇あたりの高さまで運んできた際にふたになる位置まで進出する湘南のIH。

 

時間の経過とともに両チームともチャンスを作り始めていたが、ハイライトにのせるようなシーンは少ないまま折り返し。おそらく互いに最も惜しかったシーンは相手のミスがきっかけ。となると慎重になるのも理解でき、良くも悪くも波の立たない前半になった。チャンスが少なかったとはいえ、細かい部分の戦術的な駆け引きは多かったように思う。

DAZN集計でシュート数は湘南3:徳島1

 

後半

46分、タリクの抜け出しからのクロスでチャンス。

徳島は安定して1stラインを超えられるようになった印象。一方、湘南はトランジションからカウンターを狙う。徳島が前へ行けるほど後方にはスペースができる。

 

後半から岸本がいくらかベースポジションを下げて、配球役に回ることが多くなった気がする。

 

54分、大岩のフィードをタリクが落としてウェリントンのパワーシュート。徳島はホルダーにプレッシャーが掛からないままラインをずるずる下げ過ぎた。

 

西谷のクロスにニアで垣田、ファーで宮代という形がよく見られる。

 

62分

湘南交代 茨田→町野

徳島交代 垣田、鈴木徳→バケンガ、杉森

湘南は町野がトップに入り、タリクが右IHへ、

徳島は岩尾と藤田譲のダブルボランチに、宮代トップ下、杉森右SHという[4-2-3-1]に。

 

64分、西谷が宮代とのワンツーから左サイドを突破し、CK獲得まで。

→65分、徳島先制、0-1。そのCKからデザインされたプレーで宮代がボレー→岸本のプッシュでゲット。

システム変更がもたらした良い攻撃から獲得したCKが得点に結びついた。湘南は相手の特徴をつかみ切る前にやられてしまった。

 

ポヤトス監督が大声で指示を出す。ゲームを落ち着かせろみたいなニュアンス?

点を取らないといけない湘南は圧力を強めてボールを取り上げに行く。徳島は受ける時間が続き、カウンターを狙うような展開に。

 

飲水まで

徳島は保持から、湘南は縦に速い攻撃からでそれぞれ少しずつゴールに近づいている雰囲気はあったが、それでもビッグチャンスは少なかった。その中でシステムを変える決断をした徳島がスコアを動かし、両チームともにゲームプランの修正を施していく流れになり始めている。

 

得点が動いた直後から湘南がギアを上げたことで徳島はなかなかボールを持てず、我慢の時間が続く。徳島は垣田が下がっていることで個人でポイントを作れる選手がいない。

 

78分

湘南交代 タリク、平岡→山田、大橋

大橋はそのままIH位置に入る。

81分

徳島交代 田向→藤田征

藤田征が右SBに入り、岸本が左SBへ移る。

 

83分、サイドに流れた大橋を倒したカカにイエロー。

83分

湘南交代 畑、岡本→石原広、古林

そのままのポジションに入る。

 

86分、セットプレーのこぼれ球を杉森がシュートも惜しくも枠外。

86分

徳島交代 宮代、西谷→一美、内田

内田がリベロに入り、一美と杉森がシャドーの[5-4-1]の布陣に。

 

70分台は湘南が押し込む攻撃を見せられていたが、徐々に前進の安定感がなくなってきており、ゴールまでのプレー回数が減ってきている。

 

徳島はフレッシュな杉森と一美で追って蹴らせる。湘南はウェリントンがターゲットとしているが、思うように収まってはいない。徳島が地道に時間を消費する。

 

最後は湘南が放り込んでなりふりかまわず得点を奪いに行ったが、徳島がしっかりとはね返し続けて完封。負ければ降格の確率が跳ね上がる大一番を制して残留に望みをつないだ。どの時間帯でも相手の出方をうかがいながら微調整を施してリズムをつかみ、選手交代で戦い方を変えた直後に得点できたのは大きかった。

湘南は慎重な試合運びから一発を狙ったものの、先手を取られたのが痛く、ウェリントンのパワーも有効に利用できないまま終わった。

 

個人的MOM

★カカ

出場時間が伸びるとともに徐々に攻守のパフォーマンスを上げる助っ人。この試合でも後方からの運び出しでビルドアップに変化をつけようという意識が感じられ、イエローをもらったとはいえ対人の強さで守備の安定ももたらした。ウェリントンの高さでごり押しされなかったのも彼がいたからと言える。

 

トータルでの存在感こそそこまでなかったが、得点につながるCK獲得の起点、そしてそのCKで得点に結びつくボレーを放った宮代、90分間落ちない運動量でチャンスメイクから時計の針を進めるプレーで貢献した西谷、ひさびさの出場ながら左で組み立ての起点となった田向もgood。

 

トピックス

オリベイラへの黙とう後、涙を見せるウェリントン

38分、倒れた状態で頭から突っ込んでブロックに入る岡本

この日も際立つ西谷のプレスバックの速さ

試合後のホーム最終戦セレモニー、オリベイラの写真を持つウェリントンウェリントンジュニオールの両ブラジル籍選手

アカデミーの選手、女子部門の選手もセレモニーに参加。

 

監督コメント

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ 山口 智監督 ]
非常に難しい前半になりました。後半も同じような形になると予想していた中、修正して後半に入りました。失点に関してはセットプレーで、非常にもったいない失点になりました。その取られた流れで、いつもなら行けるところが行けなかったり、いつもの距離感でなかったりしたので、それはすごく残念でした。ただ選手たちは、難しい1週間を過ごしてきた中で最大限やろうとしてくれました。結果、負けてしまったのですが、やろうとしていたことは認めてあげたいですし、間違いないこともある。また次に向けて来週からやっていきたい。そういう試合になりました。

 

[ ダニエル ポヤトス監督 ]
予想していたとおり、我慢強く戦わなければならない試合になりました。ただ、自分たちは自分たちのプランどおり戦うことを意識しながら、いかに敵陣へ押し込んでいくかを考えていました。最終的にセットプレーを仕留めることができて良かったです。

--特に前半は緊迫感のあるきっ抗した展開でしたが、どのように戦況を見ていましたか?また、ひさびさに出場した田向 泰輝選手の評価も聞かせてください。
まず、田向選手について。本当にパフォーマンスに満足しています。しっかり準備してきてくれたことに感謝したいと思います。試合展開については、相手の5バックをどのように動かしていくかがカギだと思っていました。中にパスを出しながら、外でいかにアタックしていくかを考えていました。また、後半は杉森 考起を投入し、よりサイドでスピード感を出していきたいという狙いがありました。相手を押し込みながら追加点を狙いたいという気持ちもありましたが、いずれにせよ素晴らしいプレーを選手たちがしてくれました。

--残留の可能性をつなげましたが、おそらく最終節も勝利前提で他会場の結果待ちという脚本しかないと思います。意気込みを聞かせてください。
自分たち次第以外の情報は見る必要がないと思っています。自分たちができることにフォーカスし、その中で勝利を目指してやっていきます。そのあとに、他会場の結果を見るだけです。

 

2021 J1リーグ第37節 ヴィッセル神戸vs横浜F・マリノス メモ

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スタメン

f:id:brgacha:20211201222535p:plain神戸

先発は前節から中坂→郷家のところの1カ所のみ変更。

井上がメンバーから外れ、代わりに小田がひさびさのメンバー入り。

 

横浜FM

前節から先発を2名変更。扇原、仲川→渡辺、レオ・セアラ

メンバー入りの18人は前節とまったく同じ。

 

流れ

高い位置でセットはしているものの、珍しく前から追い回さないマリノス

数分経つとマリノスが持つ展開になるが、神戸も同サイドに圧縮する守備で対抗。まだ密集をかいくぐる術は見られない。

 

神戸は2トップ裏の選手をイニエスタ、SBはIHがスライドで対応。どちらかというと神戸の守備のほうが機能しており、マリノスはストレスを感じていそう。

 

8-9分、右からのクロスに武藤の落とし→大迫のシュート。神戸が敵陣でのプレータイムを増やす。

 

ティーラトンの蹴ったボールが顔面に直撃した郷家。脳震盪なのか、横になった状態が続き、慎重な対応が施される。

16分

神戸交代 郷家→中坂

脳震盪による交代になり、交代回数・枚数ともに消費しない。

 

17分、ようやく前からプレスに行きはじめるマリノス。ただ、すぐにまたセットに戻る。武藤の抜け出しをきらっているのか、サンペール経由の組み立てを嫌がっているのか。

マルコスがかなりサンペールについて動いている様子がある。

 

20分、山口からのサイドチェンジで右へ展開。マリノスがコンパクトな陣形を敷くので、大きな展開は有効。

 

22分、マリノス先制、0-1。渡辺からの縦パスを無理目に後ろへ出したセアラだが、前田が追いかけ、神戸の守備陣の連係ミスを誘発して決め切った。

 

23分、小池に突っ込んだイニエスタにイエロー。

神戸側はやや判定にフラストレーションを溜めている印象がある。

 

飲水まで

マリノスが自分たちらしさよりも、いくらか神戸対策をしてきたような印象。前からの積極的なチェイシングがないことで神戸が持つ時間も多くなり、また神戸の守備に苦戦する時間もあったが、前田のスピードがその閉塞感を打破。神戸は悪くなかっただけに一瞬の隙を一発で突かれたのは痛い。

 

サンペールが消されて後ろから蹴らされるシーンが増える神戸。マリノスはショート&ロングでのカウンター気味の攻撃も多い。

 

神戸は自陣だと[4-3-1]セットでサイドに人が少なく、空きやすい。マリノスは主に右サイドから攻め、小池からのクロス攻撃を狙う。

 

クロスがうまく入らず、目の前のペットボトル?を蹴り飛ばすイニエスタ。イライラが感じられる。

 

36-37分、セアラが座り込み、腿裏を気にするしぐさ。

マリノスが奪いに来ないぶんボールは持てる神戸だが、1stラインを突破するのにかなり苦労しており、なかなか前進できない。

 

46分、相手2トップを動かしてから菊池で前進し、酒井への1本のパスでSHを切る。SBに2対1を突き付けて背後を取った良い攻撃。

 

48分、ロングボールを武藤が収めたところから、イニエスタ→酒井で背後を取ってチャンス。

49分、そこから得たCKを初瀬→山口とダイレクトにつないでボレーでのシュートを完璧にミートさせるも、クロスバー

細部での修正が合ったようには見えないが、その中でもゴールへ近づき始めた神戸。

 

マリノスが相手をリスペクトして入ったぶん、いつものようにボールを持って支配し、攻撃の試行回数を増やすような展開にはならなかったものの、安定した非保持局面で相手に閉塞感を与えた。また、攻撃の回数が減った中でも前田のスピードを生かして先制でき、ここまでのプラン的には大成功といえるだろう。

一方で神戸は立ち上がりこそ良い戦いができていたが、徐々にビルドアップもうまくいかなくなり、守備もサイドの泣き所を使われ始めるなど難しい展開。前線の個人能力でなんとかできた部分もあるが、ビハインドを背負った中でチームとしてどう打開できるかが試される。

支配率は神戸6:マリノス4と、マリノスとしてはあまり見ない数字。

 

後半

47分、中盤でカットしたマリノスがカウンター。エウベルからのクロスでチャンスメイク。

後半もほとんど奪いに行かないマリノス。そのため前半と同様に神戸がボールを持つ展開。

 

49分~、サンペールが最終ラインに下りて受け、様子見の神戸。まだビルドアップの改善策は見つかっていない。

 

神戸は初瀬の背後を取られるシーンが目立つようになってきた。エウベルとのマッチアップで良い位置から守備ができないと後手を踏む。

 

52分、飯倉→初瀬で相手の前4枚を外したが、空いたスペースから効果的な攻撃はできず。イニエスタの個人技から強引に打開。

 

55分、初瀬の直接FKが高丘がセーブ。

半ばタレントの力業で敵陣へ押し込み始める神戸。

56分、狭いところでのワンツーで抜け出したイニエスタがゴール前へ進入してチャンスを作るもゴールは決まらず。マリノスは我慢の時間が続いている。

 

58分、マリノスは保持局面で岩田の運びで変化をつけようとしたがうまくいかず。寄せられて蹴っ飛ばすシーンが多くなっていた中で1つ工夫を入れた。

59分、喜田を倒したサンペールにイエロー。次節出場停止。

 

63分

神戸交代 中坂→リンコン

途中出場の中坂が途中交代。リンコンがトップへ入り、武藤がIHに移るいつもの形。

 

マリノスが60分前くらいから押し返したように見えたが、すぐに神戸がペースを取り戻す。

 

66分、リンコンに決定機もシュートは正面へ。イニエスタが左サイドを攻略してクロスからチャンスを作った。

武藤が少し足をつったようなアクションを見せる。

 

飲水まで

神戸が持ってマリノスが受ける展開は変わらず。マリノスは相手のビルドアップを抑えることはある程度できているが、個人能力でごり押してくる攻撃をゴール前で耐えるような流れにはなっている。攻撃でも効果的なカウンターはあまり打てていない印象もあるので、1点リードをどうとらえてどのように試合を運ぶか。

 

71分、初瀬の仕掛けからクロス。ゴール前には3枚待機していた。

72分、前から人を合わせてくる神戸に対して低い位置で繋げないマリノス。珍しい光景。

 

73分、武藤にイエロー。ボールを奪いに行った武藤の肩がティーラトンの顔にあたった。ファウルの笛の直後にボールを蹴り飛ばすなど、少しイライラもたまっているように見える。

74分、エウベルの相手を置き去りにするドリブルから決定機演出も前田が決め切れず。GKとの1対1だった。

 

75分

マリノス交代 エウベル、マルコス→仲川、天野

 

神戸はイニエスタがボールサイドのボランチ、IHが逆サイドのボランチをケアすることで近くでのつなぎを許さない。ボールサイドを圧縮する分、逆サイドは空くものの、そこまでの展開を許していないのでデメリットはあまり顕在化していない状況。

 

80分、酒井にイエロー。ファウルもあったが、異議に対してのものだと思われる。

81分、マリノス追加点。中盤でのトランジションから喜田→小池とつなぎ、最後は仲川のカットインからの左足ミドルが決まった。飯倉も少し触ったがはじき出せず。神戸はマイボールから簡単にインターセプトを許し、やや自滅のような形。

 

85分、前がかりになった神戸の背後を突く前田。神戸は酒井の必死の戻りと好対応でなんとか対応する。

86分

マリノス交代 セアラ→水沼

水沼が右WGに入り、仲川が左、前田が中央へ移る。

87分

マリノス交代 渡辺→扇原

 

88分、左サイドを攻略した神戸が折り返しから決定機を迎えるもシュートまで打ち切れず。

89分、ロングカウンターから数的優位の局面を作るも、最後のパスが合わず。神戸がかなり前がかりになっているため、カウンターで数的優位を作れるマリノス。最前線には前田がいるので、怖さがある。

 

90分、敵陣PA前で奪取した神戸が超ショートカウンターから決定機も、マリノスのDF(小池?)がギリギリでクリア。ロストしたティーラトンは軽率なプレーだった。

 

93分、リンコンにイエロー。

 

かなり人数をかけて失点覚悟で出ていった神戸だが、ゴールを割ることはできずに終了。マリノスはどこまでがプランどおりだったのかは不明だが、ボールを持たない戦い方でも勝てたのは収穫。後半の途中までは苦しい時間帯が続いたが仲川のゴールで2点目を奪えたことで気持ち的に余裕が生まれたように感じた。

神戸はもったいない前半の失点でビハインドを背負ったことで、マリノスに割り切る戦い方を強められ、難しくなったかもしれない。特に後半は攻守において主導権を握れていたので、「早めに追い付いていれば」というたらればが思いつくゲームだった。

 

個人的MOM

★仲川 輝人

押され気味になっていたチームにパワーをもたらす2点目をゲット。出場時間が短かったこともあり、ほかに目立つプレーはあまりなかったが、ゲーム展開的にあの1点には1点以上の価値があったように感じた。

 

受ける展開の中、持ち前のスピードでカウンターのチャンスを数回作り出したエウベルの存在感も際立った。

イニエスタのすごさは言わずもがな。

 

トピックス

神戸は来季のユニフォームを着用

おそらく脳震盪があった郷家が途中交代

16分、囲まれても失わないサンペールのキープ力

52分、エウベルのナイスタッチでの交わし

56分、イニエスタのヌルヌルドリブル

60分、意表をついたマリノスのFK

61分、競り合いでの一悶着からバチバチの前田とイニエスタ

→試合終了直後にはしっかりと挨拶を交わしていた

68分、相手DFを置き去りにする渡辺のターン

74分、エウベルのぶっちぎりドリブル

92分、松原が交代準備をしていたが、交代回数を使い切っているため投入できなかった模様。実際に水沼と扇原の交代が1分後だったのは違和感があった

試合後、飯倉がマリノスゴール裏に挨拶

前田大然、驚異のスプリント52回

毎年恒例となりつつある、ホーム最終戦の盛大なイベントは今年も健在。和太鼓でのオープニングやDJを呼んだ演出、アジアへ向けた意気込みのVTRなど。→VTRには田中順也ドウグラス、廣永、中坂などサブキャストに回った選手たちが活躍したシーンも多かったのが良かった。ケガのため不在となったドウグラスボージャン、郷家はパネル姿で場内を回る

タオマフをバンダナのように着用するリンコン、入場時にシャドーボクシングを見せてちょっと失敗してはにかむ佐々木、全体が背番号が大きい順で入場する中で1人特別にトリを飾るイニエスタ

ゴール裏サポーターへの挨拶は代表して山川。選手会長だから?

 

監督コメント

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ 三浦 淳寛監督 ]
90分通して攻守にやりたいことを意識してやれたと思う。結果は0-2だったが、われわれにもチャンスがあり、選手は戦う姿勢を見せてくれた。

--3位が確定した。過去最高順位を記録したことについて。
今季のスタートから目標はACL出場権獲得という中で、選手たちが最大限の努力をしてくれた。間違いなくそれが目標達成につながったと思いますし、勝ち切れない時期もあったが、我慢強く戦ったことがこの結果につながったと思う。過去の最高順位は7位だったが、しっかりと今季は3位を勝ち取った。選手たちを褒めたいと思います。

--ACLを戦う上で、いまのチームにさらに何が必要に?
1つに絞るのは難しいですが、今日の試合を観てもらえば分かると思いますが、前回マリノスと対戦したときよりも力がついてきたと思う。それは日々の積み重ね、個人戦術も含めて、しっかりとレベルアップしている感覚をなくさずに続けていけば、ACLも良い結果を出せるのかなと思っています。

 

[ ケヴィン マスカット監督 ]
難しい試合でした。神戸がすごくプレッシャーを掛けてきました。両者どちらともボールを握る時間帯はありましたが、神戸のほうが握っていた印象があります。しかし、選手たちは最後まで戦い続け、素晴らしい結果で終えることができました。

そして、(2位が確定したことで)AFCチャンピオンズリーグの本戦へストレートインが決まり、コロナ禍で難しい状況を過ごしているサポーターの皆さまに来年の希望をプレゼントすることができたと感じています。良い形で終えた今日のように次の試合もそうありたいです。

--守備ではプレスが効いていました。
試合が流れていくうちに、徐々に良くなりました。神戸に対し、自分たちのプレスをほんの少し修正しました。神戸の選手の質は高いですし、やりたいようにはなかなか簡単にさせてもらえませんでした。自分たちがやろうとしたプレスは数的有利を作り、良い形でボールを奪うことです。そういう部分(の質)が徐々に上がりました。

中盤の喜田(拓也)と渡辺(皓太)が素晴らしい選手を相手によくやってくれました。ボールから逃げず、ボールを要求して打開、突破、進入していく部分を見せてくれました。全員が強い気持ちを持ってできた試合でした。

--2位が確定しました。その結果をどう受け止めていますか。
自分はシーズン途中からきたので難しい部分がありましたが、このチームが1月から2021年シーズンを戦うにあたって、優勝だけを目指してきました。決して2位を目標にしていたわけではありません。ただ、そうは言っても、ACL出場権を取り、Jリーグだけではなく、アジアの舞台でも自分たちを見せられることとなりました。もっともっとワクワク感を伝えられるでしょうし、選手やクラブを誇りに思います。来季はリーグ優勝を目指し、ACLでもしっかり戦っていきます。

 

2021 J1リーグ第37節 セレッソ大阪vs名古屋グランパス メモ

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スタメン

f:id:brgacha:20211201002900p:plainC大阪

引退表明の大久保が6試合ぶりの先発。

高木、原川、西川がメンバー外に。為田、中島、豊川がメンバー入り。

藤田が2試合ぶりの先発。

 

 

名古屋

マテウスが2試合ぶりのメンバー復帰。代わりに金崎がメンバー外。

それ以外は先発もサブも前節と同じ。

柿谷と木本は古巣対決。

 

流れ

2分、シュヴィルツォクのシュート。セレッソは[4-2]でビルドアップするが、かみ合う名古屋の守備が1対1の部分で上回り、中盤でひかっける。

立ち上がりからセレッソが持って名古屋が構える構図に。セレッソはまだ前進の手段を探っている状況。

 

セレッソは高い位置から強めにプレス。積極的にボールを回収しにいく。名古屋は木本が下りてサポートしたりするが、前へ蹴っ飛ばす選択肢も常に持っている。

 

7分、清武のラストパスから大久保のフィニッシュ。決定機だったがシュートはファーポストの外へ。キム・ミンテはカットを狙ってギリギリ届かず。リスキーな判断だった。

 

10分、坂元→清武でシュートまで。開始早々こそ名古屋がショートカウンターを見せたが、セレッソの保持が安定するとセレッソペースに。

 

11分、相馬が個人でサイドを突破してゴールに迫るが、西尾ががっちり止める。

12分、奥埜のサリーに松田陸インサイドワークで[3-2]ビルド。松田陸が1つ列を上げたところに奥埜からの縦パスが入り、大久保のシュートまで。攻撃の引き出しの多さを見せる。

 

15分、奥埜の浮き球ラストパスに大久保が合わせるもうまくヒットせず。どの選手も大久保へのお膳立ての質が高く、良いシュートチャンスを迎えるがなかなか決め切れない。

 

19分、相馬の仕掛けからPA進入もぎりぎりで対応するセレッソ。相馬がキレキレで、受ける時間が続く名古屋の中で攻撃面での存在感が1人だけ際立つ。

20分、シュヴィルツォクの力強いキープからロングシュート。相馬のスピードと並んで彼のパワーも攻撃のポイント。

 

25分、柿谷のシュートはジンヒョンが好セーブ。名古屋はオープンで相馬に預けてから前田が左まで流れてきてSBの背後に走る形が続いている。

 

飲水まで

セレッソがボールを保持して主導権を握る展開。ただ、名古屋もシュヴィルツォクと相馬で何度かゴールへ迫るシーンは作れており、守るだけではない。セレッソもこじ開けられそうなシーンはあったが、0-0で推移している点に関しては名古屋の思惑どおりと言えるか。

 

28分、奥埜の浮き球ラストパスから山田がシュートまで持ち込むもランゲラックビッグセーブ。奥埜からのラストパスがさえわたる。

29分、CKをニアで合わせた瀬古のシュートもランゲラックが好セーブ。セレッソはゴールまであと“半歩”くらいまで来ているが、ゴールには至らない。

 

32-33分、オープンな展開を作り出して山田→大久保で決定機もランゲラックの正面。どうしてもランゲラックの壁は破れない。

 

37分、前からくる名古屋に対して2トップが下りてスペースで起点を作り、代わりに奥埜が上がってライン間受けでチャンスメイク。相手の位置に合わせたセレッソの巧みなビルドアップ。

 

41分、相馬がまたしても個人で突破してチャンスメイク。

 

多くの時間でセレッソが主導権を握り、チャンスを多く作ったがゴールは奪えず。名古屋は守りの時間が続くが、ルヴァン決勝では前半我慢して無失点で折り返し、後半で勝負をつける得点を奪ったことを考えれば想定内だろう。あとは相馬とシュヴィルツォクを軸に攻撃試行回数を増やし、さらに質を高められるか。

 

後半

名古屋交代 前田、木本→マテウス、長澤

前田も木本も決して悪くはなかったが、もう少し力強く前へいくパワーを足したい意図が感じられる交代。

 

48分、稲垣サリーの[3-1]ビルド。シュヴィルツォクを潰す瀬古。瀬古と西尾はシュヴィルツォクにかなりタイトにマークにつき、ファウル覚悟で潰しにいく。

 

50分、丸橋の個人でのキープから大久保のクロスでチャンス。名古屋は1トップで追うので、CBへSHがプレスにでると後ろがズレる。ここでは宮原のスライドの速さで潰し切りにかかったが、丸橋に交わされた。

 

54分

名古屋交代 シュヴィルツォク、相馬→山﨑、齋藤

早くも交代枠4つを消費する名古屋。ハーフタイムのコメントでも「うまくいっていない」というニュアンスが感じられたので、選手交代でテコ入れを図りたいのかもしれない。

60分前後から名古屋ペースに。セレッソはプレスを掛けるが、個人個人の守れるエリアが若干狭くなってきているか。そのため、名古屋はビルドアップも少し落ち着き、穴を探りつつ回せる。また、前線にフレッシュな選手を入れたぶんプレスも掛かりやすい。

 

65分

セレッソ交代 山田→加藤

66分、名古屋先制、0-1。セットプレーの流れから柿谷がまさに“ジーニアス”なゴール。名古屋は選手交代で勢いを増し始めた時間帯でしっかりと得点。

 

セレッソが中盤でボールを奪えるようになり、ペースを引き戻す。先ほどまではSBが1対2になる場面が何度かあったが、SHがスライドで対応できるようになり、守備が安定しているように見える。

 

71分、PA手前で得たFKを藤田が直接狙うもクロスバーに嫌われる。

 

飲水まで

セレッソは良い時間帯を多く作りながらも得点できず、先制を許すというルヴァン決勝と同じ流れに。名古屋が一度ペースをつかんだが、セレッソが取り戻しつつあるので、その流れを継続できるかどうか。

 

飲水明けもセレッソの一方的な展開が続く。名古屋もゴール前は人数をかけて何とか対応するが、いつまで我慢できるか、という雰囲気になっている。

 

76分、カウンターで出ていこうとした坂元を倒した長澤にイエロー。次節出場停止。

 

79分、セレッソ同点、1-1。左からのFKの跳ね返りを藤田が左足のダイレクトボレーで突き刺した。ランゲラックも反応したが、さすがに止め切れない完璧なコースだった。

セレッソは押し込んだ展開でしっかりと押し切った。名古屋はマテウスを軸に敵陣へ入れるシーンもあったが、どう押し返すか。

 

名古屋の2トップは出ていかずにセットするので、セレッソの最終ラインは自由にボールが持てる。そうすると配置の工夫で相手に頭脳的な負荷を与えられる。

 

82分

名古屋交代 柿谷→森下

森下が左SHに入り、齋藤がトップへ。

83分

セレッソ交代 大久保→豊川

会場はスタンディングオベーションで大久保へ拍手を送る。

 

名古屋はマテウスの個人技で前進と打開を狙うが、セレッソは複数人で対応。また、最後のところは瀬古が死守。

 

86分、清武のインスイングクロスには中で合わせきれないが、直接ゴールへ向かう。ランゲラックが好セーブ。

→そこから得たCKで西尾が押し込み、セレッソが逆転、2-1。名古屋のゾーンディフェンスの間に入り込み、競り合いでも勝ち切った。名古屋は前半からゾーンのデメリットを突かれるようなシーンがあり、ここではそれが失点につながった。

 

89-90分、被セットプレーからカウンターを狙う名古屋に対して、セレッソの戻りの速さが際立つ。終盤で気合いのスプリントを出せるのは、小菊体制になってから目立つようになった印象。

 

90分

セレッソ交代 坂元→松田力

 

名古屋はキム・ミンテを最前線に上げたパワープレーを敢行。

 

名古屋が苦しい時間は耐え切り、わずかに訪れた自分たちの時間帯できっちり先制までこじつけたのはさすがだったが、「同じ轍は踏まない」とばかりにしっかり押し返して逆転まで持っていったセレッソもさすが。目には目を、ゴラッソにはゴラッソをで追いつき、前半から可能性を感じたセットプレーで勝負あり。大久保に何度も訪れたチャンスで先手を打てれば理想的だったが、そこまでストーリーはうまくいかなかった。

 

個人的MOM

★奥埜 博亮

いつものハードワークに加え、ビルドアップ時には後方からの配球、ライン間での起点、シュートにつながるラストパスなど、本当に“全部やる”驚異的なプレーで存在感を発揮した。

 

チャンスを生かしきれなかったが、そこまで持ち込む大久保の受け手としてのスキルの高さ、得点を奪った上に何度か相馬を止める働きもこなした西尾もgood。

後半の早い時間で下がったが、名古屋の相馬とシュヴィルツォクも1対1では手が付けられないクオリティーを見せ、受ける展開で押し返す役割を担った。

 

トピックス

1分、シュヴィルツォクの変態コントロール

41分、相馬のトリッキー裏街道

ハーフタイム、カメラに抜かれるガッツポーズお姉さんに触れる実況席

柿谷の天才的なゴール。しかもセレッソホームでの恩返し弾

 

監督コメント

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ 小菊 昭雄監督 ]
今日はどうしても勝ちたい試合でした。今年、なかなか期待にお応えすることができなかったセレッソファミリーの皆さまのためにも、そして、ルヴァンカップのファイナルで敗れた相手に成長した姿を見せたい、結果で示したい、そういう試合でした。

何よりも、大久保 嘉人のホーム最終戦ということで、いろんな思いが詰まったゲームでした。その中で、先制はされたんですけど、私たちが一つひとつ積み上げてきたサッカーをお見せすることができたと思います。内容も伴った試合で勝てたことをすごくうれしく思います。ルヴァンカップと同じような流れで失点したんですけど、そこから、選手たちの魂、気持ちが入ったゲームで逆転することができたことに、大きな成長を感じました。天皇杯のタイトルという目標へ向けて、また一つひとつやっていきたいと思います。

--ルヴァンカップ決勝からの成長を示したい一戦で、前半から内容も良かったと思います。特にビルドアップで縦パスを積極的に入れ込むシーンも目立ち、右SBの松田 陸選手が中に絞るなど工夫も見られました。今日の狙いは発揮できましたか?
まさしく、おっしゃるとおりで。ビルドアップのところは、時間をかけて一つひとつ積み上げている中で、チームとしてボールを保持しながら前進していく作業はできていました。

ただ、課題として挙げられるのが、ゴールへ向かう、縦を意識しながら全員が関わること。そういったところは課題として残っていましたので、この1週間、そういったところにトライしていこうと。次のステージとして、リスクを背負ってしまう面もあるとは思うんですけど、もっともっとゴールへ向かう、オン・ザ・ボールもオフ・ザ・ボールも仕掛けていく。そういったところをチームとして用意してきました。そういったシーンがたくさん見られたことは大きな収穫です。

--大久保選手の先発起用の意図について。アグレッシブなプレーが見られたが、パフォーマンスについては?
嘉人に関しては、引退を表明したからとか、ホーム最終戦だからとか、そういうことは一切関係ありません。今日はどうしても勝ちたかったですし、勝利を目的としたときに、一番良い選択をしたつもりです。彼が引退を表明してから、いろんなプレッシャーや責任を背負ってやっていたんだな、ということが分かるくらい、本当に練習の中でも、気持ちの入った、コンディションも抜群でキレキレの嘉人でした。パフォーマンスも高かったので、今日は必ず高いパフォーマンスを発揮してくれるという信頼の下で彼を選びました。シュート数が物語るとおり、彼の嗅覚、ゴールへの意識を存分に発揮してくれました。

残念ながらゴールは奪えなかったのですが、一番、危険な選手でした。チームとしての守備も含めて、いまやろうとしているサッカーを体現してくれたと思います。今日、奪えなかったゴールは、次のリーグ戦、天皇杯で楽しみにしておこうと思っています。

--柿谷 曜一朗選手のゴールについても、思うところはあったのでは?
試合の中で怖い選手であり続けました。ゴールシーンは彼の技術やセンス、すべてが表現されたスーパーゴールでした。曜一朗という偉大な選手とホーム最終戦で対戦できたことをうれしく思いますし、深い縁を感じました。

 

[ マッシモ フィッカデンティ監督 ]
前半、あれだけ相手のディフェンスラインにプレスを掛けられない、距離感も悪い、われわれのディフェンスラインの間を好き勝手に使われる、そういう流れだと、0-0という形で終わったというのが「助かったな」としか言えないくらい悪い入りでした。試合のアプローチとして良くなかったと思います。

後半修正をして、まったく違った流れになって、リードも奪ってという形になりましたが、セットプレーをきっかけに、素晴らしいゴールを決められたことから流れが変わってしまって、試合全体を振り返っても、もう少し攻撃的にやれたら良かったなと思います。後半の入り方を前半からやるべきでした。それだけ大事な試合だという感覚で前半の入りからやれていたらと思います。

--セットプレーも多く与えてしまったが、守備の評価は?
普段、ファウルをせずにボールを奪うという部分、奪い方としてチームはできていたと思いますが、今日はかなりの本数の長いボールを入れられ、キレイにクリアさせない、こぼれ球もしっかりと人数をかけて拾いにくるということを徹底してやられてしまったので、いつも以上にセットプレーを与えてしまったと考えています。

--ACL出場権のある3位以内が消滅したが?
今日の試合もそうでしたが、次の試合もACLがどうだというところではなく、やるべきことをしっかりとやろうと。自分たち次第ではなく、ほかの結果によってというところもあるので、自分たちができるのは、最後のゲームを全力でやるということだけ。そこに頭を切り替えて、最高のゲームができる準備をしたいと思います。

 

2021 J1リーグ第37節 川崎フロンターレvsガンバ大阪 メモ

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スタメン

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川崎

先発もサブも前節とまったく同じ。

 

G大阪

倉田が出場停止。

三浦がサブに回り、昌子が9試合ぶりの先発。

小野が9試合ぶりに戦列復帰。

奥野が6試合ぶりの先発。

髙尾がメンバー外で柳澤が3試合ぶりの先発。黒川が3試合ぶりにメンバー入り。

山見がメンバー外で中村が今季初のメンバー入り。

 

 

流れ

立ち上がりから落ち着いて入ったガンバ。[4-4-2]でコンパクトな陣形を保ち、まずは守備をしっかりやろうという意識。攻撃はカウンターメインになりそうだが、セットプレーでは深い位置からでもパトリックに入れて事故を起こせれば、という形も見せる。

 

6分、川崎先制、1-0。右サイドを起点にして中央に入れて再び右の山根→ダミアンでゲット。ガンバは重心を下げて対応していたが、あっさりスペースを使われて決壊した。

 

8分、川崎追加点、2-0。家長のインスイングクロスをファーでマルシーニョが落として旗手が押し込む。20年の序盤によく見られたような形。

ガンバはコンパクトさは保っているが、対川崎を考えると寄せの甘さや、捨てたスペースへの対応の詰め方が甘いように感じる。

 

ガンバは割り切って守ることを選択しているのはあるが、ほとんどボールを持つ時間がない。

 

15分、細かいパス交換で右サイドを打開する川崎。ガンバはバックパスに対してはいくらか押し上げてプレスに出ようとする意志を感じるが、圧縮し切れない。

 

16分、ガンバ得点、1-2。中盤での奪取からパトリックの落とし→宇佐美の個人での打開でゲット。プレスで相手に圧を掛けるところはチームとしての部分だが、最後は完全に個人の力で取り切った。

 

18分、ガンバが非保持で、SBで縦を消して押し下げさせたところで圧縮して奪取。ここは良い守備。

 

19-20分、今度は1本のパスでSHを切られるガンバ。SBが縦にスライドしてふたをできるかどうかが1つの指標になるか。

→21分はガンバ左サイドでの圧縮に成功。

 

川崎は様子見なのか、橘田が最終ラインに下りて3バックビルドになる場面が増えた。

 

飲水まで

ガンバが試合のリズムをつかむ前に連続得点で主導権を握った川崎。ガンバもかなり怪しい雰囲気が漂ったものの、宇佐美の1点で空気を変えられたのは大きい。徐々にサイドでの圧縮がハマる守備も見られ、受ける展開ながらも決して“守るだけ”の守備にはなっていない。

 

26分、カウンターで左からのクロス→パトリックでチャンス。ガンバも要所で出ていくポイントをみつけつつあるか。

 

飲水直後は川崎側にシュートがあったが、それ以降はややガンバがペースをつかみ、敵陣へ入る時間を増やしている。

 

ガンバは2トップも自陣深くまで戻る上、中盤4枚の守備強度をかなり高めている。

 

35-36分、右サイドで持った脇坂が個人で狭いところを抜け出してサイドチェンジからチャンスメイク。ガンバはここでとり切れるか、逆に川崎は外せるかがポイントになる。

ガンバがペースを握って試合を進められているが、なかなかシュートまでいける場面は少ない。奪い切ったあとの攻め方が課題になっている。

 

40分、また家長のインスイングクロス→ファーでの折り返しを狙う形。合わなかったが、ガンバ側は分かっていてもなかなか止められない。

 

ダミアンがチェイシングだけでなく、プレスバックでも存在感。チームがうまくいっていない中で自分がなにをすべきかを感じられているようなプレー。

 

44分、パトリックを狙ったロブパス→こぼれ球を井手口が拾ってパトリックとのワンツーからシュートまで。

 

立ち上がりは川崎の連続得点ではやい時間で勝負がつきそうな雰囲気も漂ったが、宇佐美のゴールで息を吹き返すと、守備がハマるようになりガンバが主導権をとる。ゴール前での雰囲気がそこまで出せなかった部分は要改善だが、パトリックが惜しくも触れなかったシーン、井手口がパトリックとのコンビネーションで突っ込んでいったシーンなど、あと一歩という場面は作れていた。ただ、中盤の選手の消耗が激しそうにも見えるので、エネルギーが落ちる前に追いつきたいところ。

川崎は途中から相手の強度と圧縮に悩まされているが、リードしていることを考えれば、追加点が取れなくともリードした状態でゲームを進められれば、選手交代などで流れは引き寄せられそう。変なリスクをかけずに、良いバランスを保ちたい。

シュートは4:4と以外にも均衡。ガンバは序盤こそこけたが、以降はうまく抑え込めていると言える。

 

後半

開始15秒、ダミアンを手で押さえて止めた昌子にイエロー。

45-46分、脇坂→マルシーニョで決定機も東口が好対応。結果的にオフサイド

後半も川崎のほうがうまく入った。

 

48分、橘田からのサイドチェンジ。精度が上がらずカットされたが、川崎は相手に圧縮させておいてから抜け出して逆へ展開ができればオープンを作り出せる。特にマルシーニョのほうはかなりスピード感のある攻撃が仕掛けられる。

 

50分、バックパスからダイレクトで谷口のサイドチェンジ。ガンバもスライド自体は間に合ったが、これを許すとラインを下げざるを得ない上、負担が大きい。

51-52分、右サイドのワンツーで突破するとクロスから脇坂のシュートまで。ダミアンがいるのでシンプルに上げても迫力が出る川崎。ガンバはマークが整理できていたように見えたが、ワンツーだけであっさり外れた。

 

55分、福田のカットインクロスから宇佐美が合わせるもクロスバーに阻まれる。前半から福田の速いクロスは川崎の守備に対して効いている。

 

開始10分程度は川崎がゴールへ迫っていたが、それ以降はガンバペース。

ガンバはプレスを掛けられてもある程度近場で回し、詰まったときはワンタッチで背後へ、を徹底。宇佐美とパトリックもそれに合わせてサイドへ流れる動きを見せる。

 

61分

川崎交代 マルシーニョ→大島

大島がIHに入り、旗手が左WGへ。

 

63分、少し川崎も持てるようになってきたか。ただ、ガンバはパトリックで前線のポイントを作れるので、防戦一方にならない。

 

65分

ガンバ交代 福田→小野

 

飲水まで

立ち上がりは川崎がチャンスを作ったが、徐々にガンバの強度と圧力を上回れなくなる。ただ、ガンバもボールを持ててもどこから打開するかはまだ見えてきておらず、中盤の運動量も少し落ちたような印象も受ける。ライン間で潰せないシーンもチラホラ出始めているので、川崎は押し返しどころかもしれない。

 

77分

川崎交代 家長、旗手、脇坂→小林、宮城、遠野

78分

ガンバ交代 小野瀬、柳澤→ウェリントン・シウバ、三浦

三浦はそのまま右SB。

 

川崎もややライン間での余裕ができてきている中、遠野の投入でそこがさらに活性化されているイメージ。

 

82分

川崎交代 橘田→山村

山村と大島の横並びで遠野がトップ下のような位置に移った?

82-83分、大島→小林で一発でフィニッシュまで。東口がキャッチ。

 

84分、川崎追加点、3-1。遠野が中間で受けて横断パス。小林→追い越した山根のクロス→ダミアンでゲット。ガンバも崩れたわけではなかったが、遠野で展開されたのが苦しくなった。

 

86分、小林のフィニッシュ。ガンバは逆への展開を防げなくなってきており、一気に川崎のペースに。 

88分

ガンバ交代 奥野、宇佐美→山本、中村

どこかのタイミングから小野が右、シウバが左に。中村はトップ下のようなイメージ。

 

93分、川崎追加点、4-1。CKから車屋がヘディングでゲット。

 

スコアを見れば4-1で川崎の圧勝だが、ガンバも川崎相手にかなり良い勝負をした。ガンバ目線だと1-4で負けなくても良かったんじゃないか、と言えるような内容だったと思う。ただ、ガンバはペースを握った時間帯でチャンスらしいチャンスをあまり作れず、川崎にストレスを与えることはできても脅威は与えられなかった。また、開始早々の2失点がゲームプランを難しくさせたのは間違いない。

川崎はうまくいかないながらも要所では攻めさせず、少し落ちてきたタイミングで最後にしっかりとどめを刺すあたりはさすが。途中出場の遠野が攻撃を活性化させ、最後は車屋がゴールを取るなど、サブに回ってきた選手たちがしっかりと活躍するのも強さの証。

 

個人的MOM

レアンドロ ダミアン

2得点はもちろん、苦しい時間帯は自陣深くまで戻っての守備、最終盤でもロスト後にすぐ切り替えてプレッシャーを掛けるなど、守備時の貢献も大きかった。

 

2アシストの山根、受ける時間が続いても防波堤として突破を許さなかった谷口、途中出場で間受け役として躍動した遠野もgood。

ガンバは中盤の強度増加に大きく貢献した井手口&奥野のボランチコンビ、左からのクロスで惜しいチャンスを演出した福田、最前線で起点を作り続けたパトリックが良かった。

 

トピックス

35-36分、脇坂のちょっとアウト目にかけたグラウンダーのサイドチェンジ

 

監督コメント

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ 鬼木 達監督 ]
まずホーム最終戦ということで、立ち上がりから気持ちの入ったゲームをしてくれた。得点に結びついた場面は、特に自分たちがやろうとしているところを出してくれた。サポーターの皆さんと喜び合うために頑張ろうというところで良いプレーだった。その中での1失点、それにゲームコントールができない時間が試合の半ばにあった。これは次への課題が出たと思って、しっかりやっていきたい。

サポーターとホームで喜び合いたいということを選手も意識して、最後の最後までゴールを目指して、勝利への執着心をもってやってくれたのが良かったと思います。

--1点を決められたあと、3点目が決まるまでの時間について。
相手も気持ちを切り替えて前から来るようになった。そこで少し受けてしまったかなというのはあります。少しずつ立ち位置をズラしていければ良かったが、そういうものに頼ってやってきているチームではない。

まず自分たちの形を作っていければ良かったが、相手をかわしていく術を身につけないといけない。そこに課題が出ていたが、試合の中で改善してくれた。我慢したからああいう後半の得点になった。選手が持ち直してくれた。

--山根 視来からレアンドロ ダミアンで2得点。ホットラインが武器になっている。
あそこ(得点を取れるポイント)が徐々に見られるようになってきた、視来もそうだし、ダミアン自身もどこで得点が取れるかというのが見えている。チームで共有はしているが、そこに入るタイミング、いつ狙えばいいかは徐々に合ってきたかなと思います。それはノボリ(登里 享平)もそう。遠くの選手を見つけられるようになってきたので、ポジティブな要素かと思っています。

 

[ 松波 正信監督 ]
チャンピオンに対して、今年積み上げたものとか、われわれがやってきたことをしっかりと出そうということだった。当然ボールを動かすのがうまいチームですし、得点力もあって、失点に関しても少ないチームですので、少しボールを持たれた中でも、しっかりと守備から攻撃、そこをしっかりとやろうというところだった。ただ、入りのところで少し相手のパワーに慣れるまでに失点してしまったというところは、非常に残念だと思います。

その後1点を返した場面では、しっかりと中盤からプレスを掛けて得点ができた。狙いどおりの得点はできたんですけど、なかなかそこからは追いつくことができなくて、最後、時間が短い中で2失点してしまうところは、そこもフロンターレさんの強さだなというふうにあらためて感じました。

--川崎Fと一番差を感じた部分はどこだったのでしょうか。
最後のシュート、ゴール前のところの強さだったり、1対1の強さだったり、やられたくないという気持ちも含めて、そういうものは非常に強く感じました。やはり前半の畳みかけてくる最初のスタートだったり、十分こちらも警戒はしていたのですけども、予想以上にピッチの中で感じるスピード感というのは違ったと思う。そういう体も含めて、判断のスピードだったりが少し、フロンターレさんの方が上回っているのではないかなというふうには感じました。

 

2021 J1リーグ第37節 浦和レッズvs清水エスパルス メモ

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スタメン

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浦和

酒井が3試合ぶりに先発復帰、小泉が2試合ぶりにメンバー入り。

宇賀神がメンバー外。

 

清水

ヴァウドが出場停止明けでメンバー入り。

前節で復帰したエウシーニョと同点弾を決めた滝がメンバー外に。

宮本が久しぶりにメンバー入り。

 

流れ

立ち上がりはハイプレスを仕掛ける清水。1stプレスのラインがかなり高い。それに対して浦和は2トップの間に平野を立たせて、脇から背後にかけて伊藤を置く。

浦和も強くプレスに出ていくわけではないが、ライン設定は高め。清水がSBを押し上げてCBとボランチのボックスビルド。

 

4分、サンタナのオープンニングシュート。平野が下りて[3-1]ビルドを試みたが、鈴木唯に捕まった。

浦和はひとまず[3-1]を継続。

5分、外を起点に前進し、中央に集めてから再び外でクロスを狙う浦和。

 

6分頃、清水はチェイシングはかなり抑え始めたが、ラインが高いのは継続。

清水は大外への1本のパスでSHを切られて、陣形を下げさせられるシーンが多い。

 

5分過ぎくらいからは浦和が持って清水が受ける構図に。

 

徐々に江坂が低い位置まで下りてボールを受ける機会が増えた。平野下りる分、小泉のようにボランチの周りをサポートするような動きが多い。

 

清水があまり前に出てこないことでスペースが空かず、どこから攻めようか探る時間が続く浦和。清水はSHが前に出る素振りを見せるときもあるが、背後に通されるとすぐにプレスバックするので、後ろから押し出すよりもセットするほうを優先しているような印象を受ける。

 

15分、CK時に競り合いから井林がひざのあたりを負傷し、座り込む。×印が出て担架で外へ。

17分

清水交代 井林→ヴァウド

ヴァウドはアップが十分ではなさそうだが、受ける展開の中で安定したプレーを見せられるか。

ヴァウドが右に入り、鈴木義が左に回る。

 

19分、山中→田中でチャンスもわずかに合わず。平野が中盤の底でフリーになり、一発で山中へ展開できた。清水は2トップの立ち位置にエラーが起き、平野を捕まえられず。一度目で危険なシーンを作られているため、より繊細な守備が求められる。

 

21-22分、浦和はインスイングのCKをクリアできず。清水は誰かが触れば、というシーンを作った。

 

飲水まで

清水は立ち上がりこそ勢いを持って追いかけたが、徐々にペースを落として試合を落ち着かせた。相手が出てくることを待つ浦和に対してスペースを消すことで攻め手の選択肢を削る。保持率は約7:3で浦和となっているが、勝点1でも大きな価値がある清水にとってはこの展開が続いても問題ない。

 

24分、浦和は酒井を少し内に絞らせた3バックを試し始めた。

清水は2トップを縦関係のようにして1人がアンカー位置の選手を明確に見るように。また、セット状態から噛み合わせられるときは積極的にプレスに出ていくように変えたように見える。

 

27分、最後方から運び出した鈴木義から片山へのスルーパスでCKを獲得。

清水は西澤のキックで雰囲気を出せているので、セットプレーの数を増やす流れの持っていけると理想的か。

 

飲水後はハイプレスから清水がをペースをつかむ。浦和も前の選手が下りてきて枚数を調整しようとするが、清水の圧力が上回る。

 

32分、パス交換から2トップ裏をとって逆へ展開する浦和。徐々に清水のプレス構造になれてきたか。

 

浦和は[3-1]に加えて、酒井が内、田中が外など微妙な立ち位置の変化を加える。

35分、左でもった伊藤がシュート。10分立つ前に浦和が適応してペースを引き戻した。

 

36分、浦和のハイプレスを片山のボディーフェイクで外す。個人戦術。

38分、右からのクロスに後藤の落とし→鈴木唯のシュートも枠外。竹内が高い位置で奪取したところが起点。清水はセットプレー以外だと、ショートカウンターが一番得点のにおいがする。

 

ハイプレスがハマらなくなってきたからか、あまり前へ出なくなった清水。前半終了も近づき、無失点で折り返す意識も高まっているか。

 

44-45分、鈴木唯が左からカットインでPA内へ進入すると相手DFをするするとかわしてシュートまで。西川が好セーブ。

 

互いに様子見の様相が強かった飲水前から、仕掛けた清水、それに適応した浦和といった前半。清水はゲームを落ち着かせながらプレスを掛けた時には主導権を握り、そしてまたクローズに、と進めて想定内の進行に見える。セットプレーや終了間際の鈴木唯のシュートで1点を取れれば最高だったが、そこまでうまくはいかず。

浦和は飲水直後の清水のプレスには少し苦戦したが、10分もたたないうちに対応し、すぐに保持を安定させたのはさすが。清水がポジションのバランスを崩さずにスペースを埋め、穴という穴がないため、たまに発生する相手のポジショニングエラーを的確に突く必要がありそう。

 

後半

浦和交代 田中→小泉

小泉と江坂の2トップで関根が右へ。

清水交代 後藤→中山

中山が右に入り、西澤が左へ。

 

前半と同様に立ち上がりは清水が勢いを持って高い位置からプレスを掛ける。

→まずは高めでセットしてからSBに出たときにSHが押し上げてスイッチを入れる。

 

48-49分、ショルツ→山中で相手SHを切る。2トップで横から追うだけだとショルツから前進させるパスを出される。

 

51分、原がインサイド、中山が幅の立ち位置で大外から前進成功。

清水はプレス意識高めで入ったが、浦和が前進方法を見つけ始めると割り切ってラインを下げる。

 

53分、平野下げの3バックビルドに西澤を押し上げてハメ切る清水。基本的には受ける時間が長くなっているが、要所では良いプレスも掛かっている。

大きく困っているとまではいかないが、浦和は清水の右サイドをうまく捕まえ切れていない印象がある。

 

浦和はシュート意識を高く持ち、PA手前からのミドルも増える。ただ、清水としては前に人を立たせられているので、「スーパーなシュートが来ない限りは大丈夫」くらいの余裕も持てているかもしれない。

 

浦和の2トップはうまく内側のコースを消しながら寄せてくるので、清水CBは外のコースしか残せない。

65分、鈴木唯の運び→サンタナでチャンスも西川が好セーブ。清水は後半で一番のチャンス。

 

67分、西澤のインスイングのCKを西川が少し触ってファーポスト直撃。目測と球の質がちょっと違ったか。セットプレーを軸に清水が良い時間を作っている。

 

70分

浦和交代 大久保→汰木

 

飲水まで

立ち上がりは清水がハイプレスで仕掛けたが、5分程度経過すると浦和が持って清水が受ける展開に戻る。浦和はショルツの運びを生かしたところから突破口を見いだそうとしており、相手DFを引き出すためかミドルシュートの意識も上がった。清水はバランスを保ちながらポイントポイントでカウンターを仕掛け、セットプレーからワンチャンスを生かそうというプランニングに見える。

 

浦和は清水がそこまで圧力を掛けてこないぶん、前進にはそこまで困らないが、敵陣での崩しでは迫力が足りない。清水も中央は厚くしているので、ゴールにより近いところまで進入しないと難しい。

 

77分

清水交代 西澤→中村

浦和交代 山中→西

西はそのまま左SBに入る。

 

浦和が敵陣で回し、清水が自陣で受ける時間が続く。清水は防戦一方のようになっているが、組織が崩される雰囲気はあまりないので、そこまでネガティブにはなっていなさそう。

82分、平野→酒井でバックドア。ぴったり合えば面白いシーンを作った。

84分、小泉の作りから酒井のクロス→江坂でチャンス。浦和は相手DFがゴール前のポジションで前向きに守備ができない状況を作りたい。

85分

浦和交代 平野→興梠

伊藤をアンカー、小泉と江坂のIHのような中盤の構成に。

 

87分、小泉→江坂→汰木と連続で縦につないで中央突破。後半でおそらく一番の決定機だったが、権田が勇気を持って飛び出してセーブ。

 

SB裏に流れてくる浦和の選手を捕まえるために清水のボランチが外に出ていくので、中央にスペースが空きやすくなるが、2トップが下がることでそこを埋める清水。

 

92分

清水交代 サンタナ、鈴木唯→ディサロ、山原

92-93分、清水先制、0-1。ディサロの収めから敵陣へ入り、山原からのパスを中村が右足一閃。防戦に回っていた清水がスーパーシュートでこじ開けた。

 

終盤は浦和が中央突破からゴールへ近づいており、浦和が1点取るか、清水が守り切るか、という流れに見えたが、清水が最後のワンチャンスを生かして3ポイントを獲得。勝点1の死守をベースに“あわよくば”の1点を取ることに成功した。それも長い時間で我慢できたからこそであり、「攻めの守備」と「守りの守備」を状況に応じて使い分けて時間を進めたゲームプランが結果的にハマったと言える。

 

個人的MOM

★中村 慶太

勝点を1から3に変えるゴール。出場時間は短く、展開的に守備に回る時間も多い中で、個人としておそらく唯一のチャンスを決め切る勝負強さを見せた。

 

最終盤に汰木の決定機を止めた権田、守勢に回っても前線で収めたり、終了が近づくにつれて中盤まで戻る守備を見せたサンタナ、前節から引き続き、多くのチャンスの起点を作った鈴木唯もgood。また、ゴール前で我慢を続けた守備陣の踏ん張りも評価しなければならないだろう。

 

トピックス

×井林が負傷交代。長期離脱の可能性もありそう

27分、鈴木義の運びから狭いところを通すスルーパス

37分、ボディフェイクから浦和のプレスを外す片山の個人戦

44-45分、鈴木唯のゲームみたいなドリブル。西川の好セーブまでセット

46分、大久保のテクいトラップ

49-50分、主審と交錯する伊藤。その後互いに心配しながら握手

57分、ショルツの隙間を縫うような運び出し

両足にテーピングを巻く原。試合後に足を気にする?ような場面もあり、もしかしたらけっこう無理をしている可能性?

契約満了&引退が発表された選手たちの挨拶。槙野はコートとジャージを脱いでユニフォーム姿で挨拶。

 

監督コメント

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ リカルド ロドリゲス監督 ]
われわれは快適にプレーすることができなかったと思っています。後半は少しうまくボールを持てる場面も出てきて、うまく支配できていたところもあったと思いますが、相手にとって危険なプレーが少なかったと思います。そしてポストに当たったシーンや失点シーンなど、相手にとっての1、2本のチャンスをモノにされてしまいました。われわれが目指すところには遠かったと思います。

--引き分けではなく勝たなければいけない試合だったが、なかなかゴール前にボールが入っていかないのはどういうところが課題か。
ボールを持っているときの幅やクロスなど、外を使ったときの最後の質が足りていなかったと思います。狭いスペースの中、コンビネーションでいくつかゴール前に迫る場面はありましたが、幅や崩しといったところが足りなかったと思います。

--興梠 慎三選手を残り5分で投入したが、ゴール前で仕事をできる選手を早めに入れる考えもあったか?
興梠だけではなくて大久保(智明)の話にもなります。そこまで良いプレーをしていたので、彼を外すことも難しいところがありました。交代については前に人を増やすかどうかだけではなく、狙っていきたいスペースにうまく入っていけるかどうかが大事です。先ほども言ったように幅であったり、それによって生まれるスペースをうまく使えなかったと思います。

--危険なプレーが少なかったとのことだが、押し込めていながら安全にプレーすることが多い印象だった。どこに問題があったか。
ボールを持っているときに外回しが多くなってしまい、なかなかダメージを与えられませんでした。内側でプレーしたときも、つながるときもありましたが、失って相手に持っていかれる場面もありました。(相手にとって)危険なところに行きかけても、ラストパスやクロスの質が欠けていたと思います。そういった場面でシュートまでいけなかったり、外と中をうまく使えませんでした。

 

[ 平岡 宏章監督 ]
試合の展開、この状況を考えて、おそらく向こうがボールを保持する時間が増えるだろう、その中で我慢強く、そしてどこかで一発取ってということをプランとして考えていました。それが狙いどおりうまくいったというのは出来過ぎだと思いますが、それは日頃選手たちが頑張ってきて、良い準備をしてきたからだと思っています。

--アディショナルタイムに山原 怜音選手、ディサロ 燦シルヴァーノ選手を入れた意図は?
前半からチアゴサンタナ)と(鈴木)唯人が縦横無尽というか、守備もスイッチを入れて、攻撃でもサイドに流れながら起点を作ってくれて、ちょっと疲れてきていました。もちろんワンチャンスも考えていたし、最低限の勝点を取って帰りたいということで2人を代えて、もう1回守備でスイッチを入れられるように、そしてチャンスがあったらワンチャンスであのように取れたらと。(中村)慶太はあのような技術を持っているので、そこに賭けて良かったと思います。

--他会場の結果は耳に入っていたか?
スタッフには入っていましたが、選手には入っていません。

--2試合連続無失点で守備の手ごたえは?
ゴール前のところではみんなが体を張って、ボールにしっかりアプローチに行く、カバーする、またクロスの対応はしっかりできていました。しかし私自身はもう少し高い位置からボールを奪ってカウンター、またはそこから良い攻撃を意識しています。当然ゼロで抑えられたことは良かったのですが、相手もあってのことだし、この状況なのでなかなか難しいと思いますが、選手たちは最後まで粘り強くやってくれました。

 

2021 J1リーグ第37節 鹿島アントラーズvsサガン鳥栖 メモ

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スタメン

f:id:brgacha:20211130001141p:plain鹿島

三竿が出場停止でレオ・シルバが12試合ぶりの先発。

三竿も含めて前節から先発を3人変更。荒木が5試合ぶりの先発。上田が2試合ぶりの先発。

 

鳥栖

白崎が契約上出場不可。

前節・札幌戦は契約上出場不可だった中野嘉と岩崎(※中野嘉は出場停止でもあった)が先発復帰。

前節で負傷交代した大畑、初先発を飾った松本がメンバー外。

福井がひさびさのメンバー入り。

小泉は夏まで所属していたチームとの古巣対戦。

 

 

流れ

和泉の縦運びから、開始20秒ほどでCKを獲得する鹿島。

 

鳥栖はいつもどおり、左CBにSBロールをさせるビルドアップ。

3分、鳥栖がビルドアップから右奥を取ってCK獲得。ズレを作った上で岩崎が流れることで深い位置で起点を作る。

 

鳥栖が保持し、鹿島がカウンターを狙う構図。鹿島はボランチの両方が推進力を持っているので、馬力とスピード感がある。

 

鳥栖の守備は2トップが中央を消しながら相手CBへアタック、IHはハーフスペースにふた、WBはSBへ縦スライドでプレスを掛ける。鹿島は人についてくる鳥栖の守備の逆手を取って、荒木や上田を左右のCBの背後で受けさせようとする。

鳥栖は10分前後あたりから、小泉を最終ラインに下ろして仙頭をアンカー位置に入れるビルドアップ。

 

13分、鹿島先制、1-0。和泉が左サイドで縦に仕掛けてクロス→ファーで上田が合わせてゲット。鳥栖はゴール前に人数がそろっておらず、GKも触れないとなると対応は厳しかった。

 

15分、仙頭が2トップ裏で受けて前を向いたところからの展開で右サイド突破まで。鹿島は2トップ裏を簡単に使わせたくない。

 

20分、2トップのサイド流れでDFをピン止めしながらサイドでフリーマンを作り出す鳥栖。鹿島はボールを持てなくてもokなのか分からないが、非保持の時間が続く。

22-23分、トランジションからピトゥカ→上田で決定機もループシュートは枠外。鳥栖はIHが広く動くので中央のスペースが空きがちで、鹿島は素早く底を使えれば効果的なカウンターが打てそう。

 

飲水まで

トータルで見ると鳥栖のほうがやりたいことをやれていそうな印象があるが、スコアを動かしたのは鹿島。1点のリードがあるので、ボールを持てなくてもいくらか余裕はありそう。ビルドアップで詰まり気味な部分は修正したいか。

 

鹿島はボランチを下ろして一度バックパスで戻してから逆サイドへ振るやり方で相手2トップを外そうとしている?前進までうまくいってはいないが、あっさりハマってロストというシーンは減った。

 

28分、中盤での競り合いを制した鹿島が荒木→上田で決定機も朴が好セーブ。鹿島は中盤で前向きを作れればチャンスも作れる。

30分、町田の縦パスをひっかけてから自分でシュートまで持ち込む樋口。前節・札幌戦の得点と同じようなシーン。鹿島は鳥栖IHのところでひっかけられるシーンが目立つ。

 

31分、ピトゥカのシュートは鳥栖守備陣がブロック。鳥栖はセットプレスはハマっているものの、中盤での攻防で勝てず、小泉の周りのスペースを自由に使われてしまっている。

 

37分、低い位置に人を集めて鳥栖DFを引き付けてからコンビネーションで背後へ抜け出す和泉。鳥栖のプレスを利用した攻撃。

38分、CKの流れから上田がヘディングで狙うもまたしても朴が好セーブ。上田の天敵・朴一圭。

 

40分、CKのこぼれ球を常本がダイレクトボレーで狙うも枠外。アウェイ広島戦のようなシーン。

 

42分、左を突破してからアラーノのシュートまで。完全に鹿島のペースになってきている。

43分、アラーノのターンから狭いところを細かいパス交換で打開。

 

45分、樋口の外流れをつぶす町田。鹿島はCBがそのまま外まで潰しに来る守り方なので、中央から強い選手がいなくなるが、CBが出ていったところでほとんど潰せているのでそのデメリットを隠せている。鳥栖はつり出した上で球際を作らないようなアプローチができればチャンスになりそうだが、、

 

鳥栖も飲水前まではボール保持や前プレスで思うような形を作れていたように思うが、主導権を握れたかというとそうでもなく、飲水後は一転して一方的な鹿島ペースに。朴の好セーブで失点を1に抑えられていることは前向きにとらえられるが、各所のバトルでもう少し上回れないと厳しい流れは変えられなさそう。鹿島はいくらかボール保持も落ち着くようになると鳥栖にほとんどチャンスを作らせずにシャットアウト。中盤のエネルギーが落ちてきたときが不安ではあるかもしれない。

シュートは鹿島11:鳥栖2で一方的なスタッツに。鳥栖エドゥアルドの直接FKと、町田のパスをカットした樋口が打ったシュートの2本のみだと考えると、自分たちの形からはシュートに持ち込めていない。ビルドアップは悪くない印象だったが、町田と関川の壁は超えられなかったということになるか。

 

 

後半

キックオフ時に[4-4-2]っぽくなっている鳥栖

→小屋松が右SBに入り、3バックがそれぞれ左へスライドし、中野嘉がSHへ。

中盤での競り合いで後手を踏んでいたので中央の枚数をはっきりさせた?

 

48分、小泉のシュート。後方でのつなぎから酒井を使って前進したところからの攻撃。

 

50分、レオシルバからの展開で荒木のシュートまで。立ち上がりは鳥栖が良い攻撃を見せていたが、鹿島もしっかり押し返す。

 

52分、鳥栖のビルドアップを中盤でひっかけてピトゥカのシュートまで。鳥栖は前半と変わらず、トランジション時に中盤が空きやすい。

 

55-56分、岩崎の左サイド流れで起点づくり。ビルドアップがある程度安定してもシュートまではなかなか持ち込めない鳥栖

 

59分

鹿島交代 アラーノ→土居

62分、荒木のシュート。鳥栖はまたしてもビルドアップのロストからショートカウンターを受ける。中野嘉が横ドリブルで個人でのプレス回避を狙ったが後ろから突かれた。

酒井に放り込んでも、真っ向勝負では関川と町田にはなかなかかなわない。

 

64分、小泉をアフターで倒した上田にイエロー。

 

飲水まで

立ち上がりは変化を見せた鳥栖がある程度良い形を見せたが、5分程度経過すると鹿島がペースを引き戻す。鳥栖は持ち前のビルドアップでなかなか安定させてもらえないのが苦しく、鹿島の圧力を受ける流れが続く。ただ、まだ1点差ということを考えると鹿島も油断はできない。

 

69分

鳥栖交代 小屋松、酒井→相良、山下

相良を左SHに入れ、中野嘉を右SBへ。

 

71分、鹿島の中盤でのカットからショートカウンターで上田のシュートまで。またしても朴が好セーブ。鳥栖は中野伸を絞らせて3バック気味に回すなど、工夫しようとする意図は感じられるが、好転はしていない。

→選手交代で再び3バックに戻した?

71分、レオシルバにイエロー。次節出場停止。

 

73分、岩崎がPA内で仕掛けて倒れるもノーホイッスル。むしろシミュレーションを取られてもおかしくないプレーだった。鳥栖は2トップがCBとのバトルを避けながら受けられるとうまく前進できている印象。

 

78分、クロスを上げたあと、足をつったそぶりを見せる常本。

→応急処置で土居が右SBに入ってカバー。

 

79分、鳥栖がCKからエドゥアルドが合わせてあわやのシーン。鹿島は1点差で推移すると、こういうシーンで追いつかれかねないので追加点を取りたい。

80分

鹿島交代 荒木、上田、常本→遠藤、エヴェラウド、永戸

永戸が左SBに入り、安西が右へ。

 

85分

鳥栖交代 中野伸、仙頭→田代、リャン・ヨンギ

田代を真ん中に入れてエドゥアルドを左へ。

86分、相良のドリブルからパス交換でプレス回避。

 

88分

鹿島交代 和泉→犬飼

90分、岩崎が左で仕掛けたこぼれ球を相良が拾ってクロス→山下のヘッドで決定機もスンテの正面。鳥栖が左サイドのドリブラーを生かしながらゴールへ近づきつつある。

 

鳥栖は田代を最前線へ上げてパワープレーの態勢に。

田代を上げてもマッチアップが犬飼なので、思うように競り勝てない。

 

80分前後から鳥栖の攻撃を受けて危ないシーンもあったが、最終盤は犬飼の投入でパワープレーも許さず、シャットアウトに成功。追加点を取れなかったことでヒヤヒヤする展開にはなったが、最後の我慢が効いたのはポジティブ。鳥栖のビルドアップに対しても時間の経過とともに対応し、相手のストロングを多くの時間で消せていたことが勝因の1つに挙げられる。

 

個人的MOM

★関川 郁万&町田 浩樹

FWとの単純な競り合いでも、サイドへ流れての対応でも、球際での圧倒的な強さを発揮。彼らCBコンビが対人でほぼ負けず、前線での起点を潰し続けたからこそ主導権を握れたといっても過言ではない。鳥栖は彼らがいたからこそ酒井へのロングボールを使う選択肢がなくされ、低い位置でつながざるを得ない→鹿島はそれをひっかけてショートカウンター祭りの流れを作れたとも言える。

 

ひさびさの先発ながらさびないテクニックと対人の強さで健在を見せたレオ・シルバ、朴に阻まれて1得点に終わったが3~4点取っていてもおかしくなかった上田、アシストはもちろん、安西との好連係、個人での運び出しなど、地味ながらも貢献度が高かった和泉らの活躍も触れなければならない。

鳥栖は止めまくった朴、前節・札幌戦に引き続き途中出場からドリブルで存在感を見せた相良の活躍も光った。

 

トピックス

上田の枠内シュートをことごとく止める朴一

50分、レオシルバの“チョコン”と前に出すタッチでのプレス回避

74分、カメラに抜かれる内田篤人

セットプレー時、町田のマーカーは小泉?

77分、和泉の個人での陣地回復。前半開始早々にもあったが、1人だけで運び出す能力が高い

試合後、小泉に群がる鹿島の面々。→鹿島ゴール裏へ挨拶へ向かう→なぜか水をかけて出迎える鹿島の選手たち→その後写真撮影まで

レオシルバと話をする鳥栖の片渕コーチ。新潟時代のつながり

 

監督コメント

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ 相馬 直樹監督 ]
たくさんのサポーターの皆さんに集まっていただきました。そういった中で非常に最後苦しいゲームになりましたけど、最後まで粘り強く戦って、一緒に勝点3を取ることができて、喜ぶことができて良かったなと思っています。まずスタジアムに集まって一緒に戦ってくださった皆さんに感謝したいなというふうに思います。

ゲームの方なんですけれども、前半のところでピッチに立った選手たちが狙っていた部分もそうですし、一つひとつの球際であったり、反応の部分でしっかりと自分たちのゲームにしてくれた。そして、ボールを動かす部分でも勇気を持ってしっかりと顔を出して、ボールを動かすということができた時間が長くて、早い時間に点が取れたことも良かったですけど、本来であれば前半のうちにチャンスはありましたので、もう少し取れたらラクなゲームになったのかなと思います。

非常に運動量がある鳥栖さんが相手なので、後半苦しい時間が来るとは思っていたんですけど、そういった中で相手の攻撃の部分を限定的にしながら、さらに自分たちが敵陣でボールを奪ってまたチャンスを作るということもできた。最後のところで少し危ないシーンも何度かありましたけど、なんとか勝点3、最後われわれにとってまだ可能性のある4位に向けて勝点3を取れたのかなと思います。次のところまで、天皇杯の結果次第になりますけれど、自分たちで4位を確保することができる状況を作れました。アウェイになりますけど、最後までACLに望みをつなげるようにしたいと思います。

 

[ 金 明輝監督 ]
遠い鹿嶋までたくさんのサポーターがいらっしゃっていて、最高のプレーを見せようという思いでゲームに臨みました。結果、勝てなくて残念という部分と準備してきたことが後半になって少し出たかなというところと、鹿島さんの個の強さというところに対して遅れを取るような、仕方ない部分もありましたが、ボールをもっと受けて、たくさん関わるというところで表現したかったなと思いましたが、なかなかできなかった。決定機を作るところでも、その前まで行く回数は何度かありましたが、最後の質というところで、ここに関しては年間通して課題だったなと思います。

--川崎F戦、札幌戦は「自分たちがどういう守備をするか」が側面として強い試合だったと思います。鹿島の特長を考えると、今日はいかに保持して攻めるかが大事だったと思いますが、その出来については。
さっき話したように準備してきたものはあったんですが、表現をし切れなかったなという印象です。(鹿島は)単純明快で分かりやすいチームだったので、われわれとしてもそこをストロングにしっかりと出していきたいなと思っていたんですが、彼らの圧力に屈したのか、それをなかなか表現できなかった。自分たちの良さが出なかったという印象です。

--ボールを動かしてスライドさせ続けることで、後半のほうが優位性が出やすい相手だったと思います。実際に後半のほうが優位性は出せたと思いますが。
相手を揺さぶってクロスを上げるシーンで手前で引っかかったり、可能性のあるところに上げ切れなかったり、ボックス内に進入しても相手の守る技術というんですかね。体を張った守備に対して、われわれはなかなか最後のところに入っていけなかったということに尽きますかね。あとはセカンドボールとか二重三重で攻めるような作業がやり切れなかったところも含めて、消化不良のようなゲームになりました。