がちゃのメモ帳

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2022 J1リーグ第5節 横浜F・マリノスvsサガン鳥栖 メモ

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スタメン

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流れ

かなり強い雨が降り、場所によっては水が溜まるようなピッチコンディション。

メイン側はボールが止まりやすく、バック側は伸びやすい。

徐々に鳥栖が握る展開に。岩崎の動きにキレがあり、状態が良さそう。

鳥栖が積極的なプレスでペースをつかむ。マリノスはピッチ状況が難しいことも含めて細かいパス交換が増えると技術的なミスが起きやすい。

マリノスも前からくるため、鳥栖はストロングである岩崎と飯野のところでスペースが生まれやすい。

マリノスはロペスのところで起点を作れるかどうかが、前進成功のポイント。

どちらも保持しながらスピードアップを強みに持つスタイルなだけに、水が溜まるピッチコンディションがかなりマイナスに作用している。速い攻撃が打ちづらいので、セットプレーが勝敗のカギを握りそうな雰囲気。

22分、喜田のミドルを朴が好セーブ。枠内へ飛んでいた。

小池裕のセットプレーには期待感がある。

27分、背後に抜け出した宮代を實藤が倒し、一度はPKの判定が下されるも、そもそもオフサイドだったため取り消される。

30分、岩田のミドルのこぼれ球を詰めたがオフサイド。25分あたりからはマリノスがペールを掴み始める。

堀米の足裏を見せたタックルに対し、熱くなる両軍。雨でスライディングの制御が利きづらい点も含めて、接触にナーバスになってきている印象。

堀米には警告が提示。

 

両軍ともに思うようにボールをつなげないコンディションでストレスを抱えながらのプレーが続く。綺麗にゴールを目指すというよりも事故的な可能性も含めてゴールにつながりそうなプレーを選択する傾向が強い。マリノスはセットプレーやミドルシュート鳥栖は堀米のクロスから可能性を見いだす。

 

 

後半

鳥栖交代

堀米、菊地→垣田、小野

垣田を頂点に置き、宮代と小野のシャドー。

手袋をつけて出てきた選手が増えたとのリポートがあり、かなり冷えている様子が伝わる。

48分、マルコスがももうらを押さえて交代を要求。

50分、マリノス交代

マルコス→渡辺

54分、自陣からのビルドアップでマンツー気味のプレスを外して小池裕に開放するマリノス。ただ、プレスを回避してもスピードアップが難しいため、時間をかけずにフィニッシュまで持ち込むことが難しい。

ボールが止まるリスク、伸びるリスクが高まっているので、互いにショートパスを避ける傾向が出てきており、アバウトに蹴り合って競り合い勝負の様相に。または、どれだけ相手がいやがる場所に送り込めるかの勝負。

67分、マリノス交代

喜田、エウベル→藤田、ンダウ・ターラ

72分、鳥栖交代

宮代→荒木

77分、マリノス交代

ロペス、小池裕→セアラ、永戸

 

マリノスがセットプレーやルーズボールで事故を起こしかけたが、最後までゴールは割れずスコアレスドローで決着。つなぎに特長を持つチーム同士の一戦で思うようにつなげないピッチコンディションになってしまったことは残念。ともに消化不良の勝点1になったのではないか。

 

 

トピックス

マルコスが負傷交代。接触がないところでももうらを押さえる場面があり、おそらく筋肉系のトラブル。いきなり座り込んだというほどではなかったため、“違和感”程度かもしれないが、多少の時間はかかるかもしれない。

試合後インタビューに訪れたパクイルギュが震えながら質問に答え、「寒いっす」とも言っていたため相当冷え込んでいたよう。

 

監督コメント

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ ケヴィン マスカット監督 ]
正直な気持ちを話すと、振り返るような内容の試合ではありませんでした。両チームともパスを浮かさないとつなぐことができず、延期にしてもおかしくない天候でした。スタジアムに足を運んでくれたサポーターやテレビを通して楽しみにしていてくれたファンの方に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

--リーグ中断に入ります。3勝3分1敗の序盤戦をどう評価しますか。
新型コロナの影響を受けましたし、ケガ人も多く出ていろいろなことが起こりました。チャレンジなシーズンと思ってはいましたが、序盤から試されたと感じています。28日間で7試合を戦った中で、チーム一丸となりポジティブな部分もたくさんありました。今日は万全ではない選手を使わざるを得ず、リスクを負って臨まないといけませんでした。難しいコンディションの中、自分たちのサッカーはできませんでしたが、(マルコス ジュニオールを除いて)大きなケガ人が出なかったのは幸いです。

--J1デビューとなったンダウ ターラ選手の評価を聞かせてください。
今日もそうでしたが、難しい状況でも前向きな選手をセレクトできています。せっかくのデビューの日に、このようなコンディションでプレーさせてしまい申し訳ないと感じていますし、彼だけではなく、分析・評価することが難しい内容でした。

 

[ 川井 健太監督 ]
コンディションが良くなく、サポーターに良いものを提供できませんでしたが、選手たちはファイトしてくれたと感じています。勝点がゼロと1では大きな差がありますし、できることは限られていた中で指示待ちにならず、ピッチコンディションに対して自分たちでアジャストさせたのは良かったです。

--今季初先発した中野 伸哉選手の評価をお願いします。
彼はインテリジェンスの高い選手ですので、左右、真ん中関係なくプレーできます。ビルドアップで変化を出したかったのですが、コンディションが悪い中、それはできませんでした。一方、(失点)ゼロで抑えたことは評価できます。

--5試合を戦って1勝4分で無敗。手ごたえを教えてください。
手ごたえはあります。今日は良いピッチコンディションでやりたかったのですが、それはかないませんでした。ただ、シーズンを通していろいろなイレギュラーがある中、そこには対応できました。負けなしできていますが、それに甘んじることなく、もっと勝ちを重ねるシーズンを過ごしていきたいです。