2021 J1リーグ第4節 横浜FCvsセレッソ大阪 メモ
スタメン
流れ
大雨で水たまりもあるようなピッチコンディション。
6分、ジャーメインの縦突破からファーでクレーベが合わせるも、枠内へ飛ばせず。決定機。
10分、豊川のシュートを南が好セーブ。
18分、松田陸のクロスを豊川がヘッドで合わせるも南がセーブ。
24分、原川のクロスがDFにあたり、変則的なハイボールに。南が飛び出したが、味方DFと交錯しキャッチできず。豊川がバックヘッドで無人のゴールへ流し込んだ。
横浜FCはまたしても自滅のような形で先制点を献上した。
33分、瀬古が蹴らずに清武へつけると、そこから浮き球で背後へ。豊川が抜け出して内で倒されるもオフサイドの判定。
横浜FCはクレーベの強さやジャーメインのスピードを生かしてアバウトな展開で進もうとするが、C大阪にうまく対応される。一方でC大阪は濡れたピッチの中でも中盤でつなぎながら前進する。中盤を制したC大阪が優位に試合を進められたが、横浜FCも南を中心に最後のところは防いだ。
後半
齋藤→安永
横浜FCはシステムを[4-3-3]へ変更。
45分、ジャーメインの落としからクレーベがシュート。ジンヒョンが好セーブ。
54分、ショートカウンターから大久保が冷静に豊川へパスしたが、豊川が無人のゴールへ流せず。清武のシュートも枠外へ。
55分、その直後のプレーでジャーメインのシュートが相手DFに当たってコースが変わり、ゴール。同点に。
58分、松尾が右からカットインで中に運ぶとジャーメインがDF-GK間に流し込んだが、クレーベには合わず。ファーで合わせられれば1点だった。
59分、C大阪が坂元と松田陸で右サイドを崩すと、クロスに大久保が合わせて勝ち越し。横浜FCは得点直後にすぐ失点を許した。
63分、アバウトなボールに豊川が抜け出して、GKと1対1のような状況になるが、南がセーブ。
67分、大久保、奥埜→高木、藤田。瀬古→伊藤
85分、C大阪がGKを参加させたビルドアップから1個ずつずらしてゴールまで。横浜FCはプレスも球際も全部中途半端で、あっさり崩された。
トピックス
大雨で約2時間ほどキックオフが後ろ倒しに。特に前半は水たまりが多いピッチ状況だった。後半は天気が少し安定したこともあり、いくらか改善された。
開幕から4連敗。不用意なミスや、自分たちの時間帯での失点がこの試合も生まれ、負の連鎖から抜け出せない。
加藤はJ1初ゴール。
松田陸→大久保のホットラインがこの試合でも炸裂。
コメント抜き出し
(※Jリーグ公式サイトから引用)
[ 下平 隆宏監督 ]
前半ピッチコンディションが悪く、お互いにやりたいサッカーができなかったと思います。その中で先に失点したのは痛かった。後半から少し人とシステムを変えて、お互いに長いボールが増えていたので、セカンドボールを拾いやすいシステムに変えました。それがうまくいってジャーメイン 良の得点につながったが、その後すぐ失点してしまって、選手たちが若干気落ちした感じになってしまったのがすごく残念。そのあとは攻撃的にいって、同点に追いつくチャンスは十分にあったがそこを決め切れず、相手のカウンターとセットプレーから、結果的には3点差という後味の悪いというか、そういう試合になってしまった。--1失点目はGKとDFの連係ミス、2失点目は先に体を入れているのに奪われたところから。どう改善していく?
1失点目に関しては風がかなりあって、相手の蹴ったボールが風で止まって目測を誤る形になってしまった。そこは不運なところもあった。2失点目に関してはマイボールにしたところだったり、その後も十分に防げるチャンスがあったのに突破されて、良いクロスを上げられてしまった。防ぐチャンスはあったと思うので、そこの守備は要改善かなと思います。
[ レヴィー クルピ監督 ]
4点を取って勝てたということは、選手たちのパフォーマンスは称えられてしかるべきだと思います。ただ今日の試合に限らず、どの試合もそうですが、良い時間帯もあればリズムの悪い時間帯もあります。あらためて試合を振り返って、修正すべき点は今後、改善していきたいと思います。--途中出場の2選手がゴールを取ったことは、チームの底上げの意味でも大きいと思うが?
交代した2人が点を取ってくれたことは本当にうれしいです。先発したトヨ(豊川 雄太)と(大久保)嘉人、彼らも今日点を取りました。彼らはフィニッシュの精度が高い選手たちです。そうした選手たちに負けないフィニッシュの力を持った選手だということを交代の2人が示してくれて、結果を残してくれたことはチームにとってプラスになります。--J1初ゴールを取った加藤 陸次樹選手について。開幕から途中起用し続けているが、彼の持つポテンシャルをどう見ていますか?
まだ若い選手ですが、チャンスをつかんだときに「絶対に結果を残すんだ」という強い気持ちを常々見せてくれていました。今日、ゴールという形につながったことは本人も自信になったと思いますし、これからも、私も信頼して起用できるんじゃないかなと思います。--試合の締め方に課題を残す試合もあったが、直近の2試合では先制し、勝ち切れている。課題を克服できている手ごたえはある?
本当に良い質問だと思います。ただ正直、まだお答えはできません。1試合、2試合で判断できない部分もあります。ここから数試合を重ねる中で、そういったところが改善されているか、初めて分かると思うので、そのときにお答えできればと思います。