↑前回徳島編
オフの主な動き
OUT
GK
セランテス
DF
上島 拓巳
篠原 弘次郎
MF
松本 泰志
鈴木 惇
菊池 大介
福満 隆貴
増山 朝陽
FW
木戸 皓貴
東家 聡樹
遠野 大弥
IN
GK
永石 拓海
DF
奈良 竜樹
宮 大樹
志知 孝明
MF
杉本 太郎
吉岡 雅和
ジョルディ クルークス
FW
ブルーノ メンデス
渡 大生
各ポジション雑感
GK
昇格に大きく貢献したセランテスが抜け、代わりに永石を加えた。セランテス不在時に一定の存在感を見せていた村上がいるとはいえ、J1へカテゴリーが移るとなるとやや心許ない陣容。4人全員とも出場の可能性があり得ると思い、全員入れてみた。J1での経験がある杉山が全体を支えつつ、ほかの3人が良い意味で期待を裏切る活躍を見せたい。
CB
チームMVP級の活躍で最終ラインを支えた上島がレンタル元の柏へ復帰。グローリ、グティエレスと計算の立つ2人は残した中、宮と奈良を獲得した。既存のパワーがあるタイプに加え、J1での経験値を持っている選手を加えられたことは大きい。高さと強さのある三國もいるので、最終盤は5バックにして逃げ切る手段も使いやすい。
SB
昨季は本職右の湯澤が左SBのバックアップも兼ねていたが、志知を獲得したことで左右ともに本職2枚ずつにできた。昨季のメンツとほとんど変わらないが、全員J1での経験もあり、不安要素は少ない。
CH
松本、鈴木の2人が抜けた中、本職の補強は行われなかった。昨季の超過密日程下で（コロナトラブルを除いて）フル稼働した前の存在は大きいが、さすがに本職の枚数が少ない。重廣も昨季は離脱期間があり、田邉も守備タスクで前や重廣と同じことができるかは微妙なところ。とりあえず3人体制でスタートするのだろうが、夏に動く可能性は大いにあると思う。
SH
増山がレンタル元の神戸へ戻り、福満は千葉へ移籍。代わりに杉本、吉岡、クルークスを加えた。選手の特徴が、愚直に上下動できるタイプからテクニックがあるタイプに変わった印象があるが、攻撃のパターンにいくらか変化も出てくるだろうか。長谷部スタイルでは、SHにハードワークが求められるため、クルークスがうまくフィットできるかどうかもポイントになる。
CF
チーム得点王の遠野がレンタル元の川崎へ復帰。メンデスと渡を加えた。おそらくフアンマとメンデスが軸になるのではないかと思うが、より機動力や前線での運動量を求めるならば山岸と渡の優先度も上がってくる。絶対的な存在はいないものの、誰が出てもいいような選手をそろえられたことはポジティブにとらえていいだろう。
～外国籍枠～
グローリ、グティエレス、サロモンソン、クルークス、フアンマ、メンデス
合計6名なので1人外さなければいけない。J初挑戦のクルークスは未知数だが期待値は高く、おそらく使っていきたいはず。CB、右SB、FWにおいてはほかにも実力者が控えているので、疲労度や対戦相手との兼ね合いで1人ずつずらして起用していく可能性もある。
全体の雑感
期限付き移籍で在籍していた上島、松本、増山、遠野が所属元のチームへ戻り（松本は再レンタル）、セランテスも含めると各ポジションで主軸になっていた選手を残すことができなかった。代わりに補強もがんばったが、GKのクオリティーとCHの選手層は懸念材料だろう。とはいえ最終ラインがかなり計算できそうなので手堅く勝点は拾っていきそう。
最も重要になりそうなのが前と重廣の稼働率。彼らが離脱なく1年間戦えれば、前評判よりも上の順位に入ってくると思う。
