がちゃのメモ帳

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2021年J1リーグ勝手に編成チェック 横浜F・マリノス

 

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brgacha.hatenablog.com

 ↑前回川崎編

 

横浜F・マリノス

オフの主な動き

OUT

MF

松田 詠太
大津 祐樹

FW

ジュニオール サントス
エリキ 

 

IN

DF

岩田 智輝

FW

エウベル
レオ セアラ

 

 

各ポジション雑感

 

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※3バックパターン

※3バックを試しているらしいが、雑感は4バック想定で。

GK

おそらく高丘とオビの2人がポジションを争うことになるか。両者ともに昨季は数カ月間しかマリノスのサッカーを経験できていないので、キャンプの期間でどこまでフィットできるかどうかもポイントになる。

梶川も先発でおかしくないクオリティーを持っているが、昨季終盤のACLを見るとその2人のほうが序列は高そう。もしかしたら夏に抜ける可能性も…?

 

CB

昨季から変更なし。チアゴと畠中のコンビで戦いつつ、連戦では伊藤や實藤も使っていくだろう。昨季は畠中もチアゴも19年のようなパフォーマンスではなかった印象だが、一度オフを挟んだことでコンディションが戻ればリーグでも屈指のコンビであることは間違いない。

 

SB

昨季のメンバーに岩田が加わった。ACLがあった昨季は各ポジションに主力級が2人ずついても問題なく使い分けができたが、今季は少し日程がゆるやかになるので起用法は難しくなる。特に右は3人ともレギュラーでもおかしくない実力者たち。飽和気味になっているところをどのようにマネジメントしていくのかは注目したい。(3バックならいくらか解決しそう)

 

 CH・トップ下

完全に昨季からの継続。おそらく喜田&扇原のボランチコンビにマルコストップ下が1stチョイスになりつつ、渡辺、和田、天野もそこへ絡んでいく。

 

WG

夏に相模原から帰ってきた松田が再び武者修行で大宮へ。終盤はプレータイムを減らしていたので賢明な判断だと思う。

昨季は遠藤が抜け、仲川が負傷による離脱で苦しんだポジション。即戦力としてエウベルを獲得した。遠藤が抜けたあとから、いわゆる“仕掛けられる”タイプの左ウインガーが不在だったため、彼にかかる期待は大きいだろう。開幕から仲川とエウベルが期待通りの活躍をすれば、19年のマリノスに近いサッカーが見られるかもしれない。

 

CF

半年で13ゴールと大爆発したサントスが広島へ行き、エリキも中国に引き抜かれた。ACLの都合により長崎へ期限付き移籍をしていたエジガルも2021から完全移籍に移行(これは意外だった)。マリノスでの実績があるブラジリアンたちがそろってチームを去った。本職CFで言えば、エリキの移籍を受けて急いで獲った感もあるレオ・セアラとオナイウの2人体制。セアラがハマらなければ、オナイウ1人に頼らなければいけなくなるのは少し心許ないか。

 

 

全体の雑感

まず触れるべきはオナイウ以外総入れ替えになったCFか。ポジション別の項でも記したようにセアラがハマれば一番いいが、そうならなければオナイウが相当頑張らないといけない。もしそうなったとしたら、19年・エリキ、20年・サントスのように夏の補強で新たに迎える可能性はかなり高いと思われる。

あとはエウベルと岩田が加わったくらいでほぼほぼ継続路線。遠藤が抜けたあとの左WGは前田や高野が務めたりしたが、いまいちハマり切らず。エウベルの出来次第でできるサッカーの幅が変わってきそうだ。岩田は2年越しのアプローチだったようだが、小池、松原と2人の高い壁をどう乗り越えていくか。

 

90分間での運動量・スプリントを強みとしてやっていた中、20年はフレッシュな選手を多く投入できる“5人交代ルール”にはある意味苦しめられたが、同ルールは今季も継続される。引き続きイレギュラーな環境で戦っていかなければいけないが、サッカーのクオリティーを向上することで上回っていきたい。アグレッシブなラインコントロールのバランスを調整し、前線のプレス強度を上げて失点数を減らすことができれば、優勝争いにも食い込める。