がちゃのメモ帳

Jリーグをメインに、いろいろな感想を残していきます

2021年J1リーグ勝手に編成チェック ベガルタ仙台

 

twitter.com

brgacha.hatenablog.com

 ↑前回の札幌編

 

 

さて、今回は仙台編。 

勝手な予想と個人の意見なので、起用法やらなんやらが実際と異なるかもしれませんがご容赦を。

 

 

ベガルタ仙台

オフの主な動き

OUT

GK

 川浪 吾郎
 関 憲太郎

DF

浜崎 拓磨
柳 貴博
飯尾 竜太朗
MF

椎橋 慧也

FW

 ジャーメイン 良
長沢 駿
山田 寛人

 

IN 

GK

井岡 海都

ストイシッチ

DF

真瀬 拓海

アピアタウィア 久

MF

秋山 陽介
上原 力也
氣田 亮真
長倉 颯
マルティノス

加藤 千尋

FW

皆川 佑介

エマヌエル オッティ

 

各ポジション雑感

f:id:brgacha:20210129221902p:plain

※ポジションは一例(とりあえず4-2-3-1を採用)

GK

台頭した小畑と、正守護神のスウォビィクの陰に隠れていたベテランの2人が退団したものの、抜けたぶんだけの加入もあった。1人しか出られないポジションであることを踏まえればそこまでの戦力ダウンないだろう。ただ、関と川浪が果たしていた役割を新加入の2人が果たせるかと言えばそうではないので、練習やいわゆる“ロッカールーム”での雰囲気は大きく変わるかもしれない。

 

CB

キム・ジョンヤが去ったが、去就が怪しかったシマオが残り、昨季フル稼働の平岡も残留。そこにすでにJ1デビューを果たしているアピアタウィアが加わる。

負傷の影響もあってなかなかコンディションが上がらなかったシマオも、おそらくは19年に近いパフォーマンスが見込める。重心を低くした際のはね返しには強そうな陣容だ。また、アピアタウィアは落ち着いてボールを持てる印象があるので、手倉森監督が長崎時代のような「ボールを持つサッカー」をしたいのであれば、彼をレギュラーに抜てきする可能性もあるだろう。

 

SB

柳、飯尾と右SBの2人が抜けたところに真瀬、パラの退団で本職が不在になった左には秋山が入った。柳の退団はやや痛そうにも感じるが、元々右SBは飽和気味だったので枚数の調整としては適切な入れ替えだと思う。右:蜂須賀・左:秋山、もしくは右:真瀬・左:蜂須賀になりそうな予感。オプションとして石原や照山の起用も考えられる。

 

 CH

昨季チーム最多のプレータイムを記録していた椎橋が柏へと移ったが、磐田から上原を獲得。J1での経験も多く、椎橋の穴を埋める補強はできたように感じる。一方で浜崎のところを埋めた感じはない。松下と上原のコンビを軸にしつつ、長期離脱中の富田の復帰や田中、中原らの奮起に期待するというところだろうか。

 

WG

transfermarktで調べたところによるとオッティは左利きの左ウインガーらしい(情報が正確かどうかは不明)。左は関口、石原に加えてクエンカもいる。右はマルティノスで、左右のバランスを考えると氣田も右に配置されるだろうか。かなり力を入れて補強しており最も充実したポジションと言える。

クエンカとマルティノスの両翼とかいう暴力的な攻撃も予想できる。これだけそろっていると西村の退団も濃厚なのかもしれない。 

Emmanuel Oti - Player profile 2021 | Transfermarkt

 

トップ下

ウイングの人員が多いので[4-2-3-1]を採用してみたが、そもそも存在するかわからないポジション。全体の人員バランスや守備の負担を減らす要素も踏まえてクエンカをここにいれると予想してみた。カウンターの先鋒を担いながら自由に動き回る役回り。よりバランスを整えるのであれば佐々木や関口、大卒ルーキーの加藤にもチャンスがあるか。

 

CF

 昨季チームトップスコアラーの長沢、そしてゲデスが抜けたのは大きな痛手だが、代わりに皆川を獲得。長沢と比べると実績は劣るが、今季は開幕からクエンカとマルティノスがいることを考えれば、チャンスは多く訪れる気もする。本職は皆川と赤﨑の2人とやや手薄なポジションなので、1年間離脱せず戦えることも重要なポイントになる。

 

 

全体の雑感

CFに関しては枚数と実績がやや不安にも思えるが、全体的には戦力を維持しつつ、アタッカーには強力な選手をそろえられた印象を受ける。まずはどのようなシステム、戦い方を選択していくかが最初の注目点だ。純粋なCFが2人しかいないことを考えれば1トップシステムが濃厚。長崎で採用した[4-2-3-1]か、木山監督の下で昨季取り組んだ[4-1-2-3]か。

前述したようにWGに強烈な外国籍選手がいるので、保持でもカウンターでもそこまで速く届けることが肝になりそう。そう考えると、ビルドアップ時に浮いた場所で受けられる浜崎は欲しかったかもしれない。中原、田中、佐々木はスペースと時間がもらえる展開では能力を発揮できるが、そうでない状況でのプレーに課題があるように感じた。その課題を乗り越えられると中盤で起用できる選手の幅が広がり、WGを生かせる戦術にも取り組みやすくなるはず。

昨季率いた長崎ではボール保持に重点を置いたサッカーに取り組んでいたが、攻撃の構築は主にコーチ陣が行っていた様子。昨季見せたようなサッカーになるか、それとも堅守速攻に近い形に持っていくか。いずれにせよウインガーからのチャンスメークは見込めそうなので、CFが得点数を伸ばせるかどうかが勝点を積める指標になると思われる。