青赤人の戦術探検記

FC東京を中心に自分なりの分析をします!

〈アジアカップ〉 日本vsウズベキスタン

 

今更ですが、ウズベキスタン戦についての雑感を。

 

 

早速ですがフォーメーションのかみ合わせは大体こんな感じ。

日本のボール保持時です。

f:id:brgacha:20190119221144p:plain

両SHはやや内側に入ってハーフスペースにいることが多かったですかね。特に伊東はかなり内に入ることが多かったかなと。青山と塩谷のCHは相手1トップ脇に位置を取っていました。

ウズベキスタンはボールを失った際に、すぐに奪い返そうというよりはきっちりセットディフェンスに持ち込もうとする意識が強かったですね。守備の基本形は4‐5‐1(見方によっては4‐1‐4‐1?)。日本CHがボールを持った時にボールサイドのIHがあがってきて前に立つように対応してきました。それに連動して中盤はスライドで4‐4‐2っぽくなります。ボールをCBに戻すとIHは中盤のポジションまで戻ります。

f:id:brgacha:20190120001848p:plain

 

この原理を利用してアンカー脇を使おうとする場面が何度かありました。

図だと1トップがCH間にいますが、パスコースが切れていないこともあり、CH同士でのパス交換ができるとIHが戻り切れずにボールと逆サイドのアンカー脇が空きやすくなりました。そこに乾や北川が下りて使う意識があったと思います。

f:id:brgacha:20190120002847p:plain

 

北川が下りて受けてからの中での連携で崩そうとしましたが、当然中は厚くなっているためこじ開けるのは難しかったですね。伊東が中に入ってくることで室屋は空きやすくなっていましたが、そこまで脅威にはなりませんでした。武藤の得点は室屋からじゃないか!と言われるかもしれませんが、あれは個人でうまいこと剥がしたことで得点につながったと思うので、構造上の妙ではないかなと。普通に突破からクロスの質が素晴らしかったです。

 

 

 

対してウズベキスタンのボール保持時。

f:id:brgacha:20190120002910p:plain

 

アンカー選手が最終ラインまで下りて3バック化することが多かったですね。日本2トップはそこまで追わず、外に出させればokというような対応でした。数回だけ乾が列を上げて3バックに同数でプレスをかけに行きましたが、結局外に逃がされて空転。なんか中途半端でしたよね。

2トップが追ってこないなと感じたからか、途中からアンカーが下りすぎずに2トップの間のポジションを取るようになりました。同数なら追ってやるぜということで日本の2トップはCBへプレスをかけてGKに戻させます。このシーンに限らず、GKまで下げさせれば背中でCBを消しながら捨てさせることができていました。

 

ちなみにウズベキスタン自陣でのポジティブトランジションでは1トップのショムロドフを狙って蹴ってました。ボールサイドに動き、SBの攻め上がりで不在になったスペースに入り込み、起点を作ろうとしてました。三浦と槙野があまり上手な対応ができませんでしたね。

 

 

乾の守備については賛否両論というか評価が分かれているように感じますが、どのような点で良い・悪いとなっているのか皆さんに聞いてみたいですね。

ポジションの取り方のところなのか、寄せ方(コースの切り方)なのか。

ぜひ教えてください(切望)

 

それと一番気になったのはウズベキスタンスローインです。

26分台に2度ありましたが、どちらも選手の旋回によってフリーを作り出してうまく受けていました。完全に準備されたものだと思います。ウズベキスタン先制のシーンもそうですし、チームとしてかなり仕込んでますね。

私には動画編集の能力がなく、実際のシーンをお見せできないのでTwitter等で探してみてください。←

 

 

失点シーンについてはレネ・ノリッチさん(@‏ReneNoric)の記事を見て頂けたらよくわかると思いますので割愛。

普段あまり取り上げられることのないGK目線での分析で非常に面白いです。

note.mu

 

 

後半も両チーム同じ形で特に対策を立てていなかったように思います。

ただし、ウズベキスタンIHの戻りというか動きが悪くなっていて、日本はアンカー脇のスペースを自由に使えました。これによって後半は相手PA付近まで簡単に運ぶことができて、結果的に塩谷の決勝弾も生まれました。このIHの動きの悪さはなんだったのでしょう。疲労があったんですかね。

ウズベキスタン、アンカーを下ろしての3バック化も後ろの3枚の距離が近すぎて3枚にしている効果が薄いように感じました。日本視点だと2トップのスライド&カバーシャドウで運びをけん制できていたので、ボール回しで外されることはあっても容易な前進は許していませんでした。

後半はあまり修正点も見えなかったので短めで。

 

 

最後に

塩谷のゴールでリードした状態となった日本ですが、普通にカウンターを許す場面が目立ちました。勝っているのに何人もゴール前につっこんで中盤が空洞化する場面もあり、うーん、、となりました。人数をかけた流れで点が取れていれば息の根を止める追加点になりますから結果的に、よかったね~で終われますが、逆に失点したらどうすんのよって感じです。今大会が始まってからいろんな方が再三言っているでしょうけど、日本はリスク管理が甘いように思います。ロマン派が多いのかわかりませんが、勝利を優先するプレーが選べていない気がします。アジアのレベルではなんとかなるのかもしれませんが、長期的に見て日本代表の目標ってアジアで頂点を取ることじゃないですよね?(今大会においては優勝が目標のはずですが)

だとしたらアジアを基準で考えてはいけないわけです。アジア仕様の戦い方をしてるんですと言われればそれまでですが、もっと勝ちにこだわる戦い方をしてほしいなと。目的を見失っちゃいけない。どのチームも第一の目的は試合に勝つことです。面白いサッカーを見せることが第一じゃないはず。そこを履き違えないでほしいと願うばかりです。

 

 

最後は気持ち要素強めでしたが、ざっとこんな感じで締めましょう。笑

 

それではまた!