流れ
互いにプレスを掛ける立ち上がり。無理につながず、GKからロングボールを入れ、セカンドをどちらが回収するかの勝負。
3分、右でのコンビネーションからクロス。ディエゴが飛び込むも合わず。CK獲得。
4分、東京のプレスを回避するセレッソ。中央につけてから毎熊へ展開し、回避成功。その後、カピシャーバの仕掛けに持ち込んでCK獲得。東京はWGが外を切りながらCBにも出ていくため、その背中側に送り込まれるとマーカーがいない状態になりやすい。
6分、ややオープン目の流れになったところで、東がボールを落ち着かせ、「ペースを落とそう」といったジェスチャーを見せる。
8分、東京先制、0-1。ラフなボールをディエゴが競ってこぼれ球を作り出し、反応した松木がそのまま蹴り込んでゲット。松木はセレッソゴール裏を煽るようなパフォーマンス。移っていないところでなにかあったか？
11分、左サイドでの組み立てから松木がサイドチェンジを送るも白井がわずかに追い付かず。右サイドは渡邊が流動的に中へ入ってきて、白井が大外を駆け上がる。
14分、進藤が競り合いで前向きに奪ったところからショートカウンター。クルークスのクロスまで持ち込むも、東京が中ではね返す。
15分、カピシャーバのクロスからクルークスが大外でフリーになるも、コントロールが決まらず。セレッソに連続でチャンスが訪れるも決められず。
16分、東京が即時奪回から渡邊が1人交わしてシュートまで持ち込むも枠外。決定機。
16分、俵積田がカットインからのシュートを狙うもハンビンの守備範囲。セレッソに連続でチャンスが訪れたあとは東京に連続でチャンスが来た。
17分、前線でのプレスに走っていたディエゴがボールの勢いで足首がもっていかれ、少し痛める。
18分、バイタルで受けた上門が右足を振り抜くもわずかに枠外。可能性を感じさせるシュート。東京がボールにガンガン食いついて行くこともあり、前半の早い時間からかなりゲームスピードがあがっている。
20分、東京交代
ディエゴ→ペロッチ
ディエゴは一度ピッチに復帰していたが、プレーをしてみてあらためて自ら交代を要求。負傷交代。ベンチに下がったので、重くはなさそうか。
東京は俵積田がアタックへ出ていったとき、その背後で受ける選手のマークがうまくいっていない。
23分、ここは東京が俵積田のプレスに長友が連動して前に出てきたので、セレッソはその背後のスペースを狙うボールを供給。
24分、セレッソが右サイドの連係でクルークスが折り返し、中央で混戦が生まれるも誰も合わせきれず。
25分、飲水タイム。どちらにも質の高いチャンスが何度か訪れているが、一発を決めて切ってリードをえらのは東京。ただ、セレッソもチャンスの数では上回っており、一概にどちらのペースとは言えない。
27分、最後方からのロングボールに上門が抜け出す。野澤大が飛び出してクリアを図るも間に合わず、パスを出されるが、渡邉が足を取られてチャンス逸。
31分、スペースへ流したボールをカピシャーバが生かし、クロスをニアに飛び込んだ渡邉がニアで触るも枠へ飛ばず。
34分、毎熊がインサイドを駆け上がり、大外へのサイドチェンジをワンタッチでクルークスがはたくもわずかにオフサイド。右サイドの好連係。
38分、毎熊がインサイドのライン間で受けてスピードアップし、舩木の折り返しを香川がフリーで入ってくるもミートし切れず。その後のこぼれ球もセレッソが押し込みにかかるも野澤大が好セーブ。
40分、ペロッチに警告。リスタートされたと判断してゴールへ蹴ってしまったことが遅延行為に。
42分、右サイドの連係から渡邊がスペースに抜け、タメを作ってから速い折り返しを送るも中には誰も入れず。
44分、東京のFKをハンビンがキャッチしたところからセレッソがロングカウンター。最後はクルークスが右サイドで受けて得意の角度からシュートも森重がブロック。
序盤に東京が先制したものの、セレッソも多くのチャンスを作り出し、飲水タイムまでは互いに二度三度、質の高いチャンスがあったが、スコアは0-1。飲水後はセレッソが保持、非保持ともに安定させながら、東京の食いついてくる守備を逆手にとって、縦に速い攻撃を仕掛ける。特にカピシャーバの運びと仕掛けを起点に、決定機を作り出したものの、ゴールは奪えなかった。内容で言えばセレッソに分があったように感じるが、スコアは東京の1点リードで折り返し。
東京はCBが前に出てくる戦術で、ラインも高く設定しているが、中盤より前のプレスや囲い込みを突破されるシーンが目立ち、最終ラインの負荷が高くなっているように感じる。一方でセレッソは前からのプレスが安定してハマっており、東京はショートパスでのつなぎから前進のポイントを見いだせていない。
後半
46分、喜田に警告。森重との競り合いで足がアフターで入った。セレッソの選手はファウルが逆じゃないか、警告は厳しいんじゃないかといったような雰囲気で抗議。
47分、小泉が座り込む。担架に乗ってピッチの外へ。右足のソックスを下げており、右足のどこかを痛めたか。
49分、東京交代
小泉→塚川
塚川がトップ下に入り、東がボランチへ移る。
49分、セレッソが縦に速く攻め、左に抜け出したカピシャーバが角度のないところから狙うも野澤大がセーブ。
52分、セレッソがビルドアップで左SB位置を経由して前進。最後はクルークスがスペースを持って受け、得意な形から狙うも枠外。
53分、持ち上がった進藤のクロスを上門が合わせるも枠外。セレッソが主導権を握る時間帯。
54分、雨が降ってきたというリポート。
54分、セレッソの波状攻撃。カピシャーバのクロスをファーサイドで合わせるも野澤大が好セーブ。
59分、上門のラストパスを受けた渡邉が完全に抜け出してGKと1対1になるも、ループシュートはわずかに枠外へ。
60分、東京が高い位置で奪い、渡邊がミドルを狙うもバー直撃。その後俵積田の仕掛けから混戦を作り出すもセレッソ守備陣が決死のクリア。
64分、エンリケに警告。深いタックルがボールに届かず。
66分、カピシャーバの仕掛けをクルークスがオーバーヘッドで合わせるも枠外。
66分、セレッソ交代
渡邉、クルークス→北野、柴山
飲水タイム。東京もスポットではチャンスがあるが、ほとんどセレッソのペース。カピシャーバの仕掛けからの突破がメインパターンになっており、それが分かっていても東京が止めるのに手こずっている。
76分、俵積田が左サイドで仕掛けて内側をえぐる。折り返すもセレッソが対応してクリア。
77分、東京交代
ペロッチ、東、俵積田→シルバ、木本、徳元
東京はシステムを5-4-1に変更。木本を中央のCBに入れ、塚川をボランチに下ろす。徳元は左のSHの位置。
セレッソが押し込み、東京が1点のリードを守り切れるかどうかという勝負に。
セレッソはカピシャーバの仕掛け、突破をメインに左サイドからクロスを上げるも、東京はゴール前のはね返しは安定している。CBが3枚いることもあり、高さ勝負で負けることもない。
シルバはスペースで受けられれば、前を向いての仕掛けで脅威を示すことができている。進藤もなんとか対応しているものの、かなり手を焼いている印象。
90分、セレッソがスルーパスから上門が抜け出して折り返すも、エンリケが触って森重がクリア。クロスではなく、もう1つ内側を取ってブロックを攻略するところまではうまくいったが、最後の一歩が足りず。東京はひと踏ん張りがギリギリできいた。
92分、シルバに警告。遅延行為。
93分、上門が左ポケットを取って折り返し、北野が合わせるも野澤大の正面。セレッソは左サイドでポケットを取れているが、そこからの折り返しやフィニッシュがわずかに合わない。
セレッソは残りわずかになったところで振動を最前線に上げてパワープレー気味の攻撃に。
