がちゃのメモ帳

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2021年J1リーグ勝手に編成チェック セレッソ大阪

 

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セレッソ大阪

オフの主な動き

OUT

GK

アン ジュンス
永石 拓海
茂木 秀

DF

片山 瑛一
木本 恭生
マテイ ヨニッチ

MF

レアンドロサバト

FW

柿谷 曜一朗
鈴木 孝司
都倉 賢
ブルーノ メンデス

 

IN

GK

ダン バン ラム
松井 謙弥

DF

アゴ
新井 直人
進藤 亮佑
鳥海 晃司

MF

為田 大貴
原川 力
松本 泰志
中島 元彦

FW

大久保 嘉人
加藤 陸次樹
澤上 竜二
松田 力
山田 寛人
タガート

 

各ポジション雑感

 

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とりあえず4-4-2を採用

GK

正GKのキム・ジンヒョン以外は総入れ替え。サブに入っていたアン・ジュンスが完全、永石と茂木は期限付きで外へ出た。代わりに来たのは松井とダン・バン・ラム。後者については完全に未知数の存在だが、松井に関してはベテランとしてチームを支える役割も任されるだろう。

 

CB

17年から4年にわたって最終ラインを支えた鉄人・ヨニッチが中国へ移籍。CBとCHの両方をこなす木本も名古屋へと移り、昨季の主軸の中で残ったのは若手の瀬古のみ。進藤、鳥海と実力者は加えているが、統率をするイメージが湧く選手が不在で、誰がまとめ役になるのかは気になるポイント。ヨニッチの代わりに即戦力として期待がかかるチアゴもどのタイミングで来日できるかが不透明であり、不安が残るポジションかもしれない。

 

SB 

片山がロティーナを追うように清水へ移籍したが、セレッソ在籍期間の長い左右SBの松田陸と丸橋は残留。彼らを中心にしつつ、左は小池、右は新加入の新井がポジション争いに絡んでいく。

 

CH

主軸ではあったが細かい離脱も多かったデサバトが契約満了で去り、前述したように木本も移籍したため、原川と松本の2名を補強した。全体のバランスを考えると奥埜もCH起用になると予想する。ボールを持てるタイプの選手が多いのを見ると、ボールを保持して攻めるスタイルが強くなるか。

 

SH

昨季のレギュラーである清武と坂元を軸に据えつつ、枚数を多くそろえた。左には高木、為田(※負傷により前半戦は出遅れが確実)らドリブラー、右は西川、中島とテクニックに長けた選手が控える。高木以外はJ1での経験値が少なく、伸びてもらうことを期待しながらの起用になるだろうが、昨季の坂元のように一気に飛躍する可能性も。それだけのポテンシャルを秘める彼らがいい意味で期待を裏切ればかなり層は厚くなる。

 

為田 大貴選手の負傷について | セレッソ大阪オフィシャルウェブサイト | Cerezo OSAKA

CF

GKと同じく、大入れ替えポジション。セレッソの象徴であった柿谷を含め、ブルーノ・メンデス、都倉がチームを去った。代わりに加えたのは古巣復帰となる大久保と、J2で実績を残してきた加藤と松田。タガートは即戦力として期待がかかるが、チアゴ同様に合流時期が不透明だ。昨季終盤で輝きを放った豊川が1枠に収まる可能性が高そうだが、彼の相方を務めるのは誰になるか。

トップ下を置く[4-2-3-1]を試しているという情報もあり、各ポジションの出来によってもシステムを変えていくのかもしれない。

 

全体の雑感

 各ポジションで主力級の移籍が多く、抜けたぶんより少し多いくらいの数を補強。ただ、近年のJ1で実績を残しているのは原川と進藤くらい。ほかはJ2で結果を出した選手を引き上げた形だ。また、進藤に関しても札幌という特殊なサッカーの下でやっていたので、ほかのチームのスタイルでどれだけフィットできるかはわからない。昨季まではロティーナの下で安定した戦いを披露したが、今季は若手の勢いを借りながらチームのベースアップを図っていくシーズンになるか。

ただ、今季はACLがある。プレーオフを勝ち抜けば過密日程が待ち受けていることに加え、アジアを戦う上で経験値の少なさは気になるところ。さらには降格が4枠という特殊レギュレーションもある。若手の成長を待っている時間はないので、序盤でしっかりと勝点を積み上げていき、いくらか余裕を持った状況で終盤戦を迎えたい。