がちゃのメモ帳

Jリーグをメインに、いろいろな感想を残していきます

2021 FC東京の編成について考えよう

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移籍市場空いていますが、一通り動きは落ち着いたかなと思うので、ここらで編成を考えようかなという企画でございます。

 

 

今オフの動き

in/outはこちらで確認していただけると!

www.jleague.jp

 

 

在籍選手

2021年の在籍選手はこちらで。

www.fctokyo.co.jp

 

 

ポジション振り分け

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GK

途中加入の志村が抜けたこと以外、メンバーは昨季と大きく変わらないが、林の長期離脱も受けて阿部を獲得。波多野、児玉、阿部、野澤、林(長期離脱中)と5人体制で臨む。

波多野を1stチョイス、児玉を2ndで入れるのがメインで、林が戻ってきてからは波多野と林が先発の座を争うことになるはず。ただ、児玉もいつ出てもいいような準備をしていることは昨季終盤の仙台戦で実証済み。波多野のパフォーマンスやメンタルが不安定になれば児玉が先発で出る可能性も考えられるだろう。

 

林彰洋選手の負傷について|ニュース|FC東京オフィシャルホームページ

 

CB

丹羽が契約満了、木村が京都への期限付き移籍で2名が外へ出た代わりに、蓮川と大森がそれぞれ明治大、FC東京U-18から加入。オマリの去就が不透明ではあるが、森重、渡辺、蓮川、岡崎、大森と枚数自体はそろっている。

主な懸念材料は2つ。1つは森重をアンカーとして起用する場合、ルーキーの蓮川を即レギュラーとして計算しなければいけないこと。2つ目は渡辺が欧州へ移籍したときに、全体としてJ1での経験値が足りないこと、だろうか。

安部や中村帆高の活躍をみれば、同じ明治大で主力を張っていた蓮川が初年度から活躍できる可能性は十分にあると思う。が、過度な期待は少し怖い気もする。

あとは岡崎がどれくらいできるか。18年は一時期ポジションをつかんで経験を積んだものの、そこから伸び悩んでいる。バックラインの層が厚いとは言えない中で、CBに限らず彼がJ1で安定したプレーを披露できるかは一つカギを握るポイントになると思う。

 

 

SB

ここもメンツは昨季とほとんど変わらない。左は本職の小川とカシーフに加えて、蓮川と中村帆高もできる。右は本職の中村帆高と中村拓海に加えて、岡崎を入れてもいいだろう。複数ポジションをこなせる帆高、岡崎、蓮川がいることを考えれば、枚数的には十分。

懸念材料としては、こちらも経験値の少なさが挙げられるだろうか。小川と帆高はいいとして、その2名が離脱した場合。拓海も昨季出場機会を得たとはいえ、まだまだ粗い部分も多く、ムラがある印象もある。カシーフもポテンシャルは十分だが、出場した試合では失点の遠因になるなど、まだポジションを任せるには早いような気もする。小川と帆高のフル稼働は前提として、控えに回る選手たちが良い意味で期待を裏切ってくれることを期待したい。

 

 

アンカー

新加入の青木を軸に品田、森重(、岡崎)を選択肢としてやっていくと思われる。ただ、品田の長期離脱が発表されており、青木にかかる負担は大きくなりそう。青木も近年はフル稼働しているとは言えないので、アンカーポジションの運用は長谷川監督の手腕が試されるだろう。

髙萩については(コンディションによる問題もあったかもしれないが)昨季終盤からトップ下起用に限定されていたので、アンカーとしては考えていない気もする。2021はサブスタートで、途中からアクセントをつける役割が多くなるかもしれない。

CBの項でも記述した通り、(オマリの去就次第でもあるが)森重をアンカーに回す余裕があるのかはやや疑問なので、仮に序盤戦で青木が離脱でもしようものならシステム変更を強いられる可能性もある。

 

品田愛斗選手の負傷について|ニュース|FC東京オフィシャルホームページ

 

IH

東、安部、シルバ、三田(、髙萩、内田、渡邊)と、最も競争が激しく、充実したポジション。消耗が激しいことを考えれば、主力級が2セット分できているのは素晴らしい。さらにSHタイプ(東&三田)とボランチタイプ(安部&シルバ)がバランスよく分かれているのも地味に効いていて、試合途中でのシステム変更にも柔軟に対応できるようになっている。

 

 

WG

左はレアンドロが絶対的な存在として君臨し、オプションでアダイウトン、内田を使い分け。右はディエゴ、渡邊が1stチョイスで紺野や田川がそこに割って入れるか。ここも競争は激しいが、永井が開幕に間に合わない、ディエゴもコンディショニングが間に合うか微妙であることを考えると、組み合わせは狭まってくる。

キャラクターはそれぞれで違い、状況に応じた使い分けができそうなので、それぞれの個性発揮が最も楽しみなポジションだ。

 

 

CF

永井、ディエゴ、アダイウトンの3人が中心になると思うが、前述したように永井とディエゴの状態が微妙なうえ、昨季の最終盤はアダイウトントップ起用がハマらなかったこともあるので、序盤に限れば田川の起用もありえるかもしれない。

全員がフルコンディションであれば、永井が1stチョイスになるはず。

 

永井謙佑選手の手術結果について|ニュース|FC東京オフィシャルホームページ

 

 

全体の感想

森重アンカーのオプション、渡辺剛海外移籍の可能性を考えると主力級CBの層についてはやや不安はあるものの、各ポジションで主力を残し、足りない場所(やキャラクターなど)はピンポイントで補強できている。再び訪れる過密日程の中、本気で優勝を狙うのであれば、CB・SBに即戦力が1人ずついると心強い気はするが、そこは若手に期待しているということでもあるだろう。

[4-3-3]で最も適任の選手が少ないアンカーポジションを青木がしっかりと埋められるか。そして、永井(と、もしかしたらディエゴ)が不在となる序盤戦で勝点をどれだけ積み上げられるか。まずはこの2点が優勝争いに加わるためのポイントになると思う。

 

あとは、昨季いくらか積み上げられた[4-3-3]の完成度向上。ルヴァンカップで1つの理想形を見せることができたが、同システム導入2年目となる今季は高い完成度を継続的に発揮していくことが求められる。

キーマンであるレアンドロのムラを減らしながら、バランスを崩さない戦いを続けられれば優勝も見えてくるはずだ。