レビューじゃないです。
時間別にシーンを抜き出して、思ったことを書いていくだけのやつです。
権利的な問題で試合の画像が使えません。そして図を作るのも面倒なので、時間があるときにDAZN片手に見てください。
スタメン
前節からの変更箇所
システムを[4-3-3]から[4-2-3-1]に変更。
選手起用
アダイウトン→シルバ
室屋→中村帆
川崎
変更なし
前半
3分の時点で家長からフリーでクロス上げられてるんだが…
— がちゃ (@sumihiga) 2020年7月8日
まず触れなければならないのはここ。[4-2-3-1]でトップ下に安部を置く、対川崎を意識したように思える布陣でスタートしたが、早々に隙を見せた。前節・鹿島戦で2得点を演出している家長の左足を切れないのは致命的。レアンドロを左に置くことのデメリットが露呈した。
5分の右サイドでの流れを見ると川崎も守備で隙はありそうなんだが
— がちゃ (@sumihiga) 2020年7月8日
13分の脇坂、スペースを消す守備苦手そう
— がちゃ (@sumihiga) 2020年7月8日
川崎の守備について。大外で受けたときにSB-CB間が開くのだが、その間に走りこまれたときにIHのカバーがワンテンポ遅れがち。元々脇坂がもっと前よりの選手であることも影響していると思う。CBが出てきてカバーするが、ここをつついていけたら綻びが出てきそうな気もした。
ツイートメモしてなかったけど、34:30のシーン。ハーフスペースをうろつく髙萩にジェジエウが食いつき、安部がその背後を取る。こういうCBが動かされる構造を利用した攻撃がもっと出せたらよかった。
14分縦パス通されたやつ、ジェジエウへの寄せが甘いからかと思ったけど、レアンドロがもっと内寄りにポジション取ってればアルと髙萩で中央のコース消せたのでは。
— がちゃ (@sumihiga) 2020年7月8日
でも川崎はCBからこれができるようになるのが、今年のポイントっぽいし、寄せも必要ではあるんだろうな。
レアンドロが内に絞って大島へのコースを消して、2CHでもっと中央を閉められたらこのパスが通らなかった気もする。SBへのマークは最初捨てて、パスが出てから寄せても十分に間に合う。
ジェジエウからこういうパスが出てくる以上、もっとボールホルダーに寄せる必要もあったかもしれない。
1点目はダミアンの落としと大島のシュートが完璧すぎるから割り切る必要もあるかなと思うけど、強いて言えばアルが大島について行くべきだったのかなあ。逆サイドから近寄ってきた家長が間接的にスペースを空けた形になってるけど、たまたま?
— がちゃ (@sumihiga) 2020年7月8日
よく見ると家長がシルバをひきつけたことで大島がシュートを打てるスペースが生まれている。シルバは場所を埋めるより、広く動いてつぶしていく傾向が強かったので、そこを利用されたかもしれない。(結果的にそうなっただけかもしれないけど)
失点直後のプレスいけるやん!柊斗、髙萩、アルで川崎の中盤3枚を捕まえるのかなと思ってた感じがうまくハマってる。ディエゴのところでうまく追い込めれば、ということなのか。
— がちゃ (@sumihiga) 2020年7月8日
※冒頭のDAZNハイライト2:55あたり
17:10あたり。リプレイ明けだったので、最初どう追い込んだのかが分からないが、ディエゴがFC東京から見て右側に追い込んで、中盤の選手は下りる選手を捕まえていく。狭いエリアで時間を奪うことによってパスミスを誘発した。
この布陣でボールを奪いに行くならこれが理想形にも思えるが、失点時まで前プレがほぼなかったことから、プランを切り替えたと思われる。これでリズムをつかんでいけたらよかったが、これ以降はほとんど見られず…
やっぱディエゴが川崎のボール保持を左に誘導していくとプレスがハマる気がする。ロングボール出てくるとCBでなんとかして、セカンドを頑張って拾わなきゃいけない、とはなるけど。ディエゴと柊斗のコンビでカウンター期待するよりはよっぽど効率的ではなかろうか。
— がちゃ (@sumihiga) 2020年7月8日
24:55あたり。ここもディエゴで右に誘導できて人も捕まえられていたので、川崎はロングボールを選択。ダミアンとのバトルを強いられるのでCBに負荷は掛かるが、ここで勝つorセカンドを拾えればいい流れになりそうだった。セカンド拾われたけど。まあ、ビハインドだし、やり方自体は全然おかしくない。
2点目は森重がもっと早く下がってコースを消さなきゃならんかったかなあ。深さ取られた時点でオフサイド関係ないし。突破されたところが軽かったのはもちろんそうだけど、突破されてからも防ぎようはあったように見える。
— がちゃ (@sumihiga) 2020年7月8日
突破されたところのそもそも球際の強度なさ過ぎ問題はまずいけど、森重のラインを下げるスピードもやや気になる。素早く下がってマイナスのコースを消せていればダミアンと剛のバトルを未然に防げたようにも見える。
3点目はサイドチェンジ→家長の裏抜けと見せかけて止まる動きで自分に時間を作る→脇坂が縦に抜けてカットインコース作る、で全部うまい。たぶんこれはサイドチェンジされた時点で厳しい。
— がちゃ (@sumihiga) 2020年7月8日
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) 2020年7月8日
🏆 明治安田生命J1リーグ 第3節
🆚 FC東京vs川崎F
🔢 0-3
⌚️ 28分
⚽️ 長谷川 竜也(川崎F)#Jリーグ#FC東京vs川崎フロンターレ
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/1nXXpEHQU8
このシーン、レアンドロの守備があれだからクロスを許したと思われがちな気がするが、普通に川崎が上手。
家長が脇坂に渡してから裏を狙ったことで小川は中央へしぼってパスコースを消さないといけない。一番取られたらいけないのはゴール前のスペースだから。家長は見せかけただけで止まったので、サイドで時間が生まれる。脇坂が縦に抜けて森重をどかしてカットインのコースを空ける。時間に余裕を持っている家長がフリーでクロス。という流れ。
エリア内でほぼ数的同数だし、帆高は2対1を作られているので、シュートブロックでなんとかするしかなかったと思うけど、股下ぬけちゃってぐぬぬ。
31分のカウンターは理想形。レアンドロに運ばせて、走れる柊斗をボックスへ。登里の帰陣が早かった。
— がちゃ (@sumihiga) 2020年7月8日
たぶんこの試合のプランとしては、自陣で守りながらこれをたくさん出したかったのかなと。奪ってからディエゴに当てて、レアンドロに落とす。レアンドロを運び役にさせて柊斗とディエゴを裏に走らせる。このシーンでは安部の切り替えの早さが抜群だったけど、登里もちゃんとついていってなんとかした。
4点目、家長への遊びのパスで近くの選手がみんな食いついた。結果的に諒也のところでダブルパンチを食らった格好。ここも森重の下がり方が甘い雰囲気が。
— がちゃ (@sumihiga) 2020年7月8日
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) 2020年7月8日
🏆 明治安田生命J1リーグ 第3節
🆚 FC東京vs川崎F
🔢 0-4
⌚️ 45分
⚽️ 長谷川 竜也(川崎F)#Jリーグ#FC東京vs川崎フロンターレ
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXLYeZ pic.twitter.com/5wCfL5r2PB
家長にパスが出たタイミングで小川が食いついて背後にスペースを空ける。そこに山根が飛び込んできて対応が遅れるとまたマイナスクロスからダミアンへ。家長へのパスをSHの対応でなんとかできる、という認識があれば食いつかなかったかもしれないし、単純に小川が慌てて出ていっただけかもしれない。「自分が出ないとまずい!」と思ったのなら、レアンドロSH起用のデメリットが出た形と言えるかも。
2点目と同じで森重が下がってコースを消せたらよかった。
もっといい守備ができると思う反面、川崎のCBを褒めるべきシーンも多い
— がちゃ (@sumihiga) 2020年7月8日
まあFC東京の守備もお世辞にも良いとは言えなかったけど、川崎のCBの配球力が高かったのも事実。ここでも挙げたジェジエウの縦パスや、37分の谷口の左足のパスなど、CBへのプレスが半端だと簡単に通される部分も守備対応を難しくしたポイントになったはず。
以上
(Twitterアカウント)