青赤人の戦術探検記

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J1リーグ第1節 独断と偏見の見どころ 前編

 

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完全に個人的な、そして簡易的な見どころつらつらと。

まずは金曜&土曜ぶん。

 

 

湘南vs浦和

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ルヴァンカップ第1節のメンバー

湘南

プレーオフに回るもなんとかJ1に生き残った。いろいろなことがあった影響でスカッドは大きく入れ替わったが、浮嶋監督は続投し、3年連続のJ1に挑む。

ルヴァンカップ・大分戦では終了間際に獲得したPKを決め切って勝利。結果だけで見れば幸先のよいスタートを切った。

古巣戦となる選手が多い浦和戦。新主将を任された岡本や10番を背負う山田には様々な思いがあるだろう。これまでのように「湘南スタイル」のベースを持ちながらどのようなチャレンジをしていくのか楽しみである。

 

浦和

17~18年の堀監督期以外では長らく使用してきた3バックシステムに別れを告げ、今季から[4-4-2]に移行した浦和。本来2トップで生きる杉本や昨季J2得点王のレオナルドには興梠に次ぐ得点源としての働きが期待される。リーグ前に開幕したルヴァンカップGS第1節ではその二人がそろって2ゴールを挙げ、5得点大勝の華麗な幕開けを果たした。

昨季は最後まで上手な使い方が見つからなかった印象がある山中だが、おそらく4バックでは良さが生きてくる。仙台戦でも内側を駆け上がる動きで得点を演出した。WBで起用されていたアタッカー(関根や汰木など)も守備をする位置が高くなることで攻撃に集中できるようになるかもしれない。

 

仙台vs名古屋

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ルヴァンカップ第1節のメンバー

仙台

長期政権を築いてきた渡邉監督が退任し、昨季まで山形を率いていた木山監督を招聘した。初陣となった浦和戦では2-5と苦しい結果にはなったものの、主力選手の離脱が多いことに加えて攻守における約束事が浸透しきっていない面もあるだろう。

ゲデス、長沢、クエンカ(、赤﨑?)とアタッカー陣に長期離脱者が続出している中で期待がかかるのはジャーメインになるか。昨季はブレイクする兆しも見えた印象があるだけに、(チームとしてはよろしくないが)FWが手薄になっているいまの状況は本人にとってはチャンスと言える。

アレクサンドレ ゲデス、長沢駿 両選手の負傷について | ベガルタ仙台オフィシャルサイト

イサック クエンカ選手の負傷について | ベガルタ仙台オフィシャルサイト

アタッカーが不足している中で、イタリア国籍の監督が率いる名古屋との対戦は難しさがあるだろうが、どこに得点の可能性を見いだすか。ケガ人が多いとはいえ1ポイントを狙う戦いにはならないはず。めぐってきたチャンスを確実に決め切りたい。

 

名古屋

フィッカデンティ監督が「アグレッシブさ」を掲げている今季。ルヴァンカップ・鹿島戦ではジョーと(トップコンディションの)山﨑を欠く状況での戦いを強いられたが、1-0という"らしい"スコアで勝利を手にした。

マテウス、相馬、(この試合では1トップに入った)前田など、サイドから個人で打開できる選手が多く、おそらくそこが攻撃の軸になる。彼らを生かすためにも1トップがキープしたり時間を作ったりする作業は重要性を増す。ジョーと山﨑は二人とも負傷によって開幕はつまずく形になっているが、彼らの稼働率は名古屋の攻撃力に多大な影響を及ぼしそうだ。

 

柏vs札幌

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ルヴァンカップ第1節のメンバー

ルヴァンカップではG大阪を下し、ちばぎんカップに続いて2連勝を飾った。前線にそろうタレントはもちろんのこと、後方からのビルドアップにも優れており、ボールを自由に持たせると失点のリスクを感じるチームの一つだろう。

キープレーヤーは江坂。もともとはFWの選手だが、中盤エリアでのプレーも得意としており「ラストパサー兼フィニッシャー」として機能している。マンマーク要素が強い札幌が、下りていく彼にどこまでついていくのか、どう捕まえるのか、という点は個人的な最注目ポイントである。

 

札幌

昨季からメンバーをほぼ入れ換えず、ミシャ体制3年目を迎える。相変わらず福森のキックは針の穴を通すような精度の高さで、セットプレーは大きな武器となるだろう。

少し気になる点としては、先日発表された深井のケガ。開幕から数試合は欠場する見込みであり、中盤のリンクマンが欠けたことによる影響はどの程度になるか。主将の宮澤や大卒の田中、高嶺が深井の穴を感じさせない働きができるかどうかに注目したい。

ニュース | 北海道コンサドーレ札幌オフィシャルサイト

柏を相手に狙いたいのはアンカー脇のスペース。迎撃にはやや不安の残るCBをつり出した裏に誰かが走りこめば決定機が作れるだろう。

 

川崎Fvs鳥栖

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ルヴァンカップ第1節のメンバー

川崎F

リーグタイトル奪還を目指す川崎Fは長らく親しんだ[4-2-3-1]から[4-3-3]にシステムを変更。トップ下が天職であろう中村憲剛が長期離脱で不在という要素はあるものの、思い切った改革に取り組んでいる。目線を変えれば中村憲剛依存からの脱却という意味合いも含まれているのかもしれない。

ルヴァンカップ・清水戦では5得点を奪って大勝スタート。左WGに個で打開できる長谷川と三笘、右WGにCFに近いタイプの宮代と旗手を起用していることから、左がチャンスメークを、右がゴール前での仕事を任されているだろうか。ただ、この試合では左でも右でも、さらには中央からでも起点が作れており、攻撃の幅は非常に広く感じた。

   

鳥栖

こちらも新システムの[4-3-3]にチャレンジしている真っ最中。ルヴァンカップ・札幌戦では3失点を喫して苦しい結果にはなったが、攻撃では小屋松や本田らがいる左サイドからチャンスを演出することはできていた。完成度はまだまだといったところだろうが、今季の鳥栖は"主体的なサッカー"を見せてくれそうだ。

各ポジションの主力がごっそり抜かれたが、主にJ2からの補強で人員は確保。あとはその新戦力たちがいかに活躍できるかにかかっている。

 

 

C大阪vs大分

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ルヴァンカップ第1節のメンバー

C大阪

相変わらず手堅いロティーセレッソ。京都とのプレシーズンマッチでも守備組織の堅実さはもちろん、ビルドアップも非常にオートマチックな形を披露した。水沼が抜けたものの、そこのポジションに入る坂元が良いアクセントとなっており、山形から加わった左利きのドリブラーはキーマンになりそうな予感。松田との右サイドのユニットをどう止めるかが他チームの課題になるかもしれない。

大分はボール保持のイメージが強いが、守備も全体がなかなか崩れない。昨季第9節での対戦では、お互いが睨み合いを続けたような展開のままスコアレスで終了した。今回は威嚇するだけでなく、引き金を引くタイミングを作っていけるか。

 

大分

片野坂体制を継続し、2年連続のJ1へ挑む。J2からの選手がメインではあるが、的確な補強を行って層も厚みが増した。昨季は藤本が抜けたあとに得点力が大きく落ち込んで停滞。昇格組として9位に入ったことは大健闘だが、まだまだ満足していない様子がうかがえる。

新たなフィニッシャーとして迎え入れられたのは知念と渡。J3で結果を残した髙澤もいるが、前者の二人が軸になるだろう。昨季と同じようなサッカーを志向するのであれば裏抜けが得意な二人のアタッカーにチャンスは訪れるはず。その訪れたチャンスをゴールに繋げられるかどうかで大分の順位が決まってきそうだ。

C大阪を相手にするとなるとやや馬力不足な気もするが、指揮官は相手の組織的な守備をこじ開けるためにどう動くか。セカンドプランの引き出しに注目したい。