【FC東京】J1第4節 横浜FM戦 シルバ起用で表れた守備時のメリット
たまには個人にフォーカスしたものも。
短編。
ということで早速。
アルトゥール・シルバのストロングとは?
FC東京を応援している方々には、説明する必要もないだろうが、彼のストロングは「球際の強さ」と「ボールを持ったときの力強さ」が挙げられる。
自陣に撤退して守り切る、というよりは積極的にアクションを起こす試合運びがしたいときに生きてくる選手だ。
今季は3節の川崎戦から先発で起用され、4節の横浜FM戦でも存在感を発揮。
フィジカルバトルでマルコスを吹っ飛ばしたシーン、前述した「ボールを持ったときの力強さ」は印象的だったと思うが、個人的にはそこよりも守備面でストロングがよく表れていたように感じた。
具体的には前線がプレスに出ていったときの連動。横浜FM戦ではトップに永井を起用したこともあって、いくらか前から追う場面があったが、そのときに実はシルバが効いていた。
実際に表れた現象
マリノスのビルドアップは、ボランチの選手が外に流れて受けに来る特徴がある。
そしてこの日のFC東京のプレスとして、SHが相手CBまで出ていく場面が何回か見られた。
これを掛け合わせると、FC東京がプレスを掛けた際に空きやすくなるのが下図の場所。
ここが空きやすくなるわけだが、そこでシルバの登場である。
おそらく試合前からこのような現象が発生する予測を持って臨んでいるはずで、シルバはここへ積極的に出ていく。彼の寄せていくスピード感や球際の激しさであれば潰せるという計算があったのだろう。
実際にこのパターンが発生したときには、しっかりと対応できていることが多かった。ファウルになることもあったが、大事なのは相手に時間を与えないこと。シルバはその役割を果たしたと言える。
(ちなみに流れてくる扇原を潰すシーンは6:05秒あたり、小池を潰したシーンは20:55秒辺り!47:45あたりの寄せもgood!)
まとめ
守備面で言えば似たようなことが安部もできるかもしれないが、シルバは安部よりもボールを持ったときのパワーがある。そして髙萩にはないストロングを持っている。
よりパワーが必要な試合において、今季は昨季以上に戦力となってくれそうだ。
このようにFC東京が前からプレスを掛ける際は、広範囲に出てくるアルトゥール・シルバの潰しに注目してみると面白いかもしれない!それぞれの視点でサッカーを楽しもう!
それでは!
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