がちゃのメモ帳

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J1リーグ第1節 独断と偏見の見どころ 後編

 

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後編! 

 

 

清水vsFC東京

別途プレビューを準備

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横浜FMvsG大阪

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※前試合のスタメン

横浜FM

昨季は7連勝フィニッシュを果たし、最終盤に驚異的な強さを見せた19年リーグ王者。富士ゼロックススーパーカップではPK戦の末、神戸に敗れたが、ACLは2試合ともアジアのチームを圧倒して2連勝を記録している。畠中の状態が不安要素にはなるが、そこの穴は伊藤が十分に埋めることができるだろう。

G大阪とは昨季に続いて開幕戦でぶつかる。昨季は2試合合計6-3と打ち合いの傾向がみられるが、今季も殴り合う展開となるか。注目は松原とティーラトンの両SB。G大阪が[3-1-4-2]の布陣を敷くと仮定すると、SBの位置はフリーになりやすい。起点となれる二人からの攻撃はカギを握りそうだ。

 

G大阪

既存戦力に加えて昌子や小野、新里など即戦力を補強。各ポジションに強烈な個がそろっているが、その選手たちをコントロール・マネジメントする宮本監督の役回りは非常に重要なものとなるはずだ。

ロジカルに崩してくる横浜FMとは相性が悪そうにも思えるが、井手口の運動量や宇佐美の一発など理不尽なポイントを多く持っているので、昨季王者を倒すチャンスは大いにある。必要不可欠な存在ではあるが、起用法が問われる遠藤とどう向き合っていくのかも気になるポイント。

 

広島vs鹿島

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※前試合のスタメン

広島

中盤のハードワーカー稲垣が抜けたものの、既存戦力のほとんどが残留。昨季までのベースの上に新戦力を含めた新しいエッセンスを加えていく。スローガンの「積攻」もそのような意味合いを示しているだろう。

ルヴァンカップでは昇格組の横浜FCに貫禄勝ち。強固な3バックを軸にした守備、ペレイラ&ヴィエイラの剛と柔を掛け合わせた前線、森島と柏の強力左サイドといった昨季からのストロングを存分に生かすことができれば、[4-4-2]ベースが予想される鹿島に対して主導権を握ることもできるだろう。

 

鹿島

チームが進む道を大きく切り替えようとしている今季。ACLプレーオフ敗退に加えてルヴァンカップ・名古屋戦でも黒星がつき、幸先の悪いスタートになっている。しかしながら、スカッドは活きのいい若手たちも含めて非常に充実している印象で、新スタイルが未完成ながらも地力で勝ちをつかめるチームではあるはずだ。

 その中でも若手の起用が目立っており、ルヴァンカップのレギュレーションという側面はあるものの、関川、荒木、松村がすでに出場を果たしている。ブラジル国籍のアタッカーたちと活きのいい若手が全体に馴染んでくると非常に怖い存在になってくるはずだ。

 

 

神戸vs横浜FC

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※前試合のスタメン

神戸

横浜FMと同様にACLは連勝スタート。昨季途中から指揮を執るフィンク監督が一つの軸を持ってチームを作り上げてきている印象だ。

ACL第2節でフェルマーレンが途中で退いており、コンディションは気になるところ。この試合では渡部が代わりに入ったが、もし出られないようであればシステム変更を含めてどのような布陣を敷いてくるのかは気になるポイント。

開幕戦の相手は横浜FC。単純すぎる頭で考えるとひたすらドウグラスに放り込んでおくだけで点が取れそうな気もするが、おそらくこれまでの哲学は守ってくるだろう。相手のスピーディーな前線が仕掛けてくるプレスをどう掻い潜るかに注目していきたい。

 

横浜FC

昇格1年目の今季はトップ10入りを目指す。昨季は途中から就任した下平監督の手腕と若手の爆発力で自動昇格を勝ち取ったが、J1の舞台でどれほどの力を発揮できるか。力試しとなるルヴァンカップ・広島戦は0-2で敗戦。個人能力の差もあってか難しい船出となった。

リーグ初戦の相手は神戸。指揮官のリクエストで獲得した可能性もありそうな左利きのCB小林は、契約上の理由で出場することができない。今季の主力候補でもある小林をいきなり使えないのは少なからず痛手になるだろう。

ドウグラスを止められるだけの能力をもったCBはおらず、自陣深くで守ることには一定のリスクを伴う。そうなると極力ボールを持ちたい、もしくは敵陣でのプレーを多くしたいのではないかと予想するが、後方でのボール保持を心得ている神戸相手に、どれだけプレッシングが機能するかは一つの見どころになりそうだ。