がちゃのメモ帳

Jリーグをメインに、いろいろな感想を残していきます

プレミアリーグ第14節 アーセナルvsトッテナム "ノースロンドンダービー"

 

平日に時間を作れなくて今更の試合をアップすることが多くなってしまっておりますが、今回もレビューをあげていきます。

けっこう多くの方がすでにこの試合のレビューをあげていて出尽くされた感はありますが、自己満足までに。笑

 

さて、ノースロンドンダービーです。プレミアリーグの中では一番熱い試合といっても過言ではないと思います。様々な意味で激しいバトルが期待される一戦ですね。

 

スタメンは以下の通り

 

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完全にラカゼットとムヒタリアンを間違えました。途中で気づいたので図がそのままで進みますが、ご容赦を。

 

アーセナルは3バック予想です。トッテナムチェルシー戦と同じようなシステム。(チェルシー戦しか見てないです、すみません。)

 

早速試合のほうに移ります。

 

●前半

立ち上がりからアーセナルが前からガンガン追いかけます。トッテナムの選手に考える余裕を与えないように全員が走ります。

1分にはデイビスがボールをロストしたところからムヒタリアンがクロスを入れてオーバメヤンへというチャンスシーンを作りました。

この試合、アーセナルは3CBの両脇を大きく開かせるようなポジショニングでビルドアップを行いました。最初の時間はムスタフィが右SBのような位置取りをしてCBが全体的に右へスライドするような形でした。

 

トッテナムボランチへのコースを意識しながら3バックに寄せていくという守備でしたがシステムのかみ合わせ上、WBのところが捕まえきれないことが多く、アーセナルはサイドチェンジや中央を経由してからの展開でそこを使っていこうとします。

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そんなこんなでアーセナルがゲームを支配したまま進んでいき、8分にフェルトンゲンのハンドからPKを獲得。オーバメヤンが決めてアーセナルが先制。アーセナルは勢いのままに先制点が取れました。

 

そこからもアーセナルの時間が続きます。

アーセナルの守備としては前3枚でトッテナムの2CB+アンカーを見ます。WBはスターとポジションを高めにしてSBを監視。CHとIHはかみ合うようになっていてそれぞれの場所でセットができていました。3CBは前線にパスが入ってきたところでインターセプトを狙う、または前を向かせないようにつぶすといったシーンが目立ちました。3CBで後ろにカバー役が2人残れるという性質を踏まえて人に強く行けました。

 

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アーセナルが高い位置からプレスをかけていくのでトッテナムは高いDFラインの裏を狙おうとしてましたが、3CBがカバーしきれてつぶせていたために効果的な攻撃はなかなかできませんでした。

ただし、一度カウンターを許したシーンがありました。サイドチェンジからホールディングがフリーになり攻撃参加をした場面でロストし、後ろの横幅を2CBで見なければならず、ソンを捕まえきれなかったことで深くまで運ばれてしまいました。そこからCBの攻撃参加は自重されたように思います。

 

28分頃からアーセナルは前プレの強度を緩めて自陣でセットします。流動的ではあったと思いますが、5-4-1に近い形だったように見えました。

ここからトッテナムがボールを持てるようになります。

うまく行き過ぎたと思いますが、アーセナルが引き始めてから5分もたたないうちにトテナムが2点を取ります。FKとPKからでした。

 

35分あたりからトッテナムの前線が形を変えて守ります。2トップ1シャドーのような形で入りましたが、3トップに近い横並びに変えて3CBに人数を合わせてプレスをかけていきます。このときにCHへのコースも意識されており、かつIHがCHへ後ろからチェックに行ける距離になってました。

しかし、プレスがかかり切らないとWBが完全に浮いてしまうので、お互いにリスクをかけた戦い方をしていたと思います。

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◆後半

アーセナルは後半開始から2枚代えをしました。ムヒタリアン・イウォビを下げてラムジーとラカゼットを投入。2トップのようなシステムにしました。

 

トッテナムは1トップ2シャドーのような形にして2シャドーが2CHを監視するようになりました。代わりに両脇のCBにはある程度の自由ができました。バックパスが出た時にはマークを捨てて前からプレスをかけていましたが。

 

55分にオーバメヤンのシュートでアーセナルが追いつきます。

ホールディングが寄せられますが、落ち着いて右サイドへ展開。フリーになていたベジェリンから裏へのスルーパスラムジーオーバメヤンに落としてゴラッソ。

ベジェリンの前は完全に空いており、自由にパスが出せる状態になってました。しかも中盤でパスコースをふさげておらず簡単にパスを通されました。もちろんパスの強さも絶妙でしたし、シュートもスーパーでしたが、ホールディングの落ち着いたさばきと展開から生まれたゴールだったのではないかと思います。ちょっと慌てていたらクリアするか奪われてカウンターということも十分あり得たと思います。

 

このあともWBのところが使われて、SBが縦スライドで対応するとDFラインの選手間が空いてそこへパスを通されるというトッテナムにとっては嫌な時間が続きました。

 

途中からダイアーがCB間に入り5バック化。人につくよりもスペースを管理するやり方にシフトします。これによってゴール前の守備は強固になりましたが、奪い方が定まらずアーセナルに支配される展開となりました。

そうすると74分・76分と立て続けにアーセナルがゴールを奪って突き放しました。

その後、トッテナムはアタッカーのタイプを変えて個人のところで勝負をかけますが、そこまで脅威となる攻撃にはならず。

 

84分にはフェルトンゲンが2枚目のイエローカードで退場となりthe end。

アーセナルが一度は逆転を許すも再逆転から突き放してノースロンドンダービーを制しました。

 

●感想

トッテナムはサイドに人が少ないシステムを組んでいるため、サイドの選手にボールが渡ったときにどう動くかを整理しないと後手を踏んでしまうなあと思いました。ボールホルダーにプレスがかかっていれば、そもそもそこに出されないで済むという原理の元で行っていたかもしれませんが、アーセナルのビルドアップ隊がそれをうまく外して展開していました。特にホールディングは落ち着きがあって、寄せられても適切な選択肢を選べていたと思います。こんな選手だったっけ。笑 あとはレノがミドルレンジであれば正確なロブパスが出せることも大きかったと思います。

フォイスは悪くはなかったですが、大事な部分で経験不足が出てしまったかなと。ただ、ビッグマッチでこういう経験をすることで成長する部分もきっとあるはずなので今後期待したいですね。

 

 

今回は短めになりましたがこの辺で。

徐々に情報が集まって来ました。極力事前情報を仕入れたうえで見ていきたいですね。

 

ではまた次回もお願いしますー!以上!!