青赤人の戦術探検記

FC東京を中心に自分なりの分析をします!

CL グループリーグ第5節 PSGvsリヴァプール


Jリーグが終わったばかりですが、欧州のレビューもあげていきますよ~

CLはいい対戦カードがとても多いですが、このカードもとても魅力的ですね。
各チームの視聴状況ですが、PSGは全く見てません。リヴァプールは3試合くらい見ました。今季の知識や事前情報が少なすぎるので、今更それ言うの?ということもあるでしょうが、許してくださいませ。


スタメンは以下の通り

f:id:brgacha:20181203213351p:plain

マルキーニョスボランチ予想。CBのイメージが強かったんですけど、ボランチにも入ってるんですね。直近の試合だとCBが多い感じですが、相手によって使い分けているのでしょうかね。
前4人の顔ぶれはすごいですね。まさにスター軍団と言った面子です。

リヴァプールはほぼいつものメンバーという感じでしょう。ネイマール対策なのか右SBには守備的なゴメスが入りました。



◆前半
いきなりパリが攻勢をかけます。開始早々でヴェラッティが裏へロブパスを出しますがカバーニはコントロールできず。ボールホルダーのヴェラッティにプレッシャーがかからないまま高いDFラインの裏を狙われました。カバーニがコントロールできていれば一点もののシーンだったと思います。

パリはボール保持時はマルキーニョスがCBの位置まで下りて3バックを形成することが多かったです。両SBは少し押し上げて中盤にはヴェラッティが中央に構えてました。
前線の猛獣達をコントロールするモンスターテイマー(遊戯王分かる人挙手)のヴェラッティを経由したいパリとそこを邪魔したいリヴァプールといった構図になります。
リヴァプールは3トップで制限をかけながらCBにプレッシャーをかけていきます。特にヴェラッティへのコース切りはかなり意識されていたはずです。
うまくヴェラッティをケアできていたリヴァプールですが、1つ問題点が生まれます。パリのSBを誰が見るかということです。対面のSBが縦スライドするには距離が長く、中盤3枚は中央を塞ぎたいといった意志が見れました。ボールが出てからは横スライドやプレスバックで対応しますが、受けどころを潰せる位置取りはできなかったため、ここがパリの逃がしどころになりました。

f:id:brgacha:20181203213323p:plain



これに対応すべく、サラーはSBへのパスコースを切るような立ち位置を意識します。ヴェラッティへのコースはフィルミーノが消します。
これでお前らの前進方法はなくなったぜ!
といきたいところでしたが、これによってまた問題が発生します。

サラーが外のコースを切ることで内のコースがやや空きますよね?そこをパリが狙います。
でもヴェラッティにはフィルミーノがついているから内のコースあってもダメなんじゃないの?
とお考えかもしれませんが、ここで一人登場してくるんですね。ネイマールです。
ネイマールリヴァプール中盤3枚の死角からボールを引き出しに下りてきます。リヴァプールCHが潰したいところですが、背後から急に出てくるため、対応が少し遅れます。ネイマールにはワンタッチで落とすくらいなら十分の時間があり、ヴェラッティへ落とします。CB→ヴェラッティへのパスコースは塞がれていますが、ネイマールを経由することでヴェラッティへ届けることが可能となります。ベルナトの先制点はそれを利用した攻撃から生まれました。ネイマールに中盤二人が食いついてしまい、ヴェラッティを潰そうとしたミルナーが交わされたことで中盤にいるはずの選手が誰もいなくなります。時間的にもスペース的にも余裕があったヴェラッティからスルーパスが出て、一度はブロックしたもののこぼれを詰められるといった先制点のシーンでした。
彼は90分を通じてそこそこ自由なポジショニングが許されていたように思いました。

f:id:brgacha:20181203213410p:plain



リヴァプールも防戦一方というほどではありませんが、イマイチ攻め手にかけ、守備もどうはめるか迷っている感じはしました。
また、パリはマネとサラーには一対一を作らせず、二人で対応するように意識されてました。個で打開されないように対策されていました。


パリは後ろから繋いでボールを大事にするという意識が強かったですが、それが何度か裏目に出ていました。GKからDFにつないだ後、バックパスを処理した後の繋ぎでロストし、エリア内でボールを奪われるシーンも何度かありました。無理につなごうとして詰められクリア→中盤前向きでインターセプトされてピンチというように自分たちで首を絞めていることも多かったです。

リヴァプール4バックはパリの前4人と完全に形がかみ合うわけですが、ここを外すために一つ手を打ちます。14分頃にはワイナルドゥム、25分以降はミルナーが右SBのような位置に入り、ゴメスを押し上げます。ミルナーには左SHのネイマールがマークにつきますが、そうするとゴメスのマークがいなくなりそこが浮きます。逆にネイマールがゴメスのマークにつけばワイナルドゥム(ミルナー)がフリーとなります。
SBが縦スライドで対応すればいいじゃん!
と思うかもしれませんが、強力なリヴァプール3トップが近くにいるため、そこを捨ててまでマークに出たくなかったのだと私は思いました。
ゴメスにフリーで持たれることを嫌がり、最終ラインで持たれる分にはokという判断をしたパリは右SBの位置に入るCHをそこまでマークしなくなり、リヴァプールも比較的ボールを持てる時間が作れました。ただし、ここから崩しまでの方法はあまりなかったように思います。
f:id:brgacha:20181203215838p:plain

そんなこんなで36分に超高速カウンターがさく裂し、パリが追加点。もうこれは説明とかそんな次元ではない気がするので省略します。自分の目でご覧あれ!

完全にパリのペースでしたが、前半終了間際にマルキーニョスからボールを奪ったマネがスピードでぶっちぎりPKをゲット。非常に微妙な判定でしたがこれをミルナーが確実に決めて1点差。ほんとPK職人という雰囲気を醸し出してますよね。

パリは2トップ脇から運ばれた時でも2トップのうち1人がアンカーを切り、1人がバックパスのコースを消すことでやり直しを許さない配置をとっていたりして、終始圧力がかかっていました。

ある意味両チームにとってヴェラッティがキーマンとなっていましたが、自陣エリア内でドリブルを始めたり、23分の足裏スライディングのうような不用意なプレーをしてしまうあたりが評価が分かれるところなのかなーとも思います。ポテンシャルはとんでもないんですけどね。



さて、後半!と行きたいところなのですが、正直後半書くことあまりないです。リヴァプールの中盤3枚が横スライドで圧縮かけて奪いに来たらパリがサイドチェンジで外すとか、ヴェラッティをプレスバックで囲んで奪ってカウンター狙うとかそんなことくらいですかね。

選手交代でパリは比較的守備に重きを置いた布陣に変えます。リヴァプールはもちろん追いつきたいですから、攻撃的な選手交代を行います。終盤はロングボールを放り込んでファンダイクで勝負!といったこともやりましたが、そこまでの脅威を与えられないままタイムアップ。パリに軍配が上がりました。

後半はとても雑になってしまいましたが、こんな感じで。


●感想
今季CLをフルで見るのがほぼなかったのですが、
ぷろのしあいすごい!!(少年のまなざし)
というのが率直な感想です。まず技術レベルが圧倒的でそれに加えてスピード感がすごい。語彙力を失います。
パリはほんとスター軍団ですね。それゆえに個人能力に依存した攻撃ともとらえることができますが、それも一つのサッカーのやり方です。
リヴァプールもリーグ戦で結果出してますし、超一流チームであることは間違いないのですが、この試合に関して言えばパリに食われた格好になりましたね。
両チームともにまた見たいと思える魅力がありました。


試合からかなり時間が経過してしまいましたが、人生そんなときもあります。


またCLみたいなーと思うので、次節もどこかの記事上げたいですね。

それではこの辺で!終わり!