がちゃのメモ帳

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2022 J1リーグ第4節 サガン鳥栖vs浦和レッズ メモ

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スタメン

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流れ

鳥栖は小泉左下りの[4-1]ビルド。

両チームともつなぎからの攻撃はスピードアップを好む。また、プレスからのショートカウンターも。敵陣でのプレータイムを増やすというよりも、スペースがある状態で攻め切りたいというイメージ。

鳥栖はWBを相手SBまでスライドさせてプレスを掛ける。距離があるのでワンテンポ遅れる場合もあるが、WBを高く上げたい戦術的には攻守が結びつきやすいやり方。

浦和は多少不用意なロストをしても伊藤が個人で取り切れる力強さがある。

鳥栖が後ろに人数をかけながら保持を安定させる。

19分、鳥栖がマンツー気味にマークを付けてくる中で、小泉が低い位置まで下りることでフリーを作り出す。

31分、右でプレスを外した鳥栖が左の岩崎を届けて、個人の打開からシュートまで。

32分、西川の1本のパスでプレス回避。狭いところへ出せる度胸と技術。

 

浦和も数度のチャンスは作ったが、鳥栖が主導権を握った前半。ただ、スコアは動かず、浦和もギリギリのところでしのいだ。浦和はプレスを回避するところまではできる場面もあるが、そこからのスピードアップがまだうまくいっていない印象を受ける。一方で攻守にアグレッシブに出てきた鳥栖PA付近まで進入する回数を増やし、シュートまでも持ち込めていたが、最後の質が少し足りず。

 

 

後半

46-47分、明本、岩尾と立て続けにシュートを打つが、鳥栖も決死のブロック。立ち上がりは浦和がペースをつかむ。

52分、原田の前サポートでプレス回避→浦和が奪ってその背後を狙う。

53分、鳥栖が出てきた大畑をワンツーで剥がして右サイドを攻略。最後は中央で堀米がフリーになったが、ワンテンポ空けてシュートを打つと酒井のブロックが間に合う。

57分、堀米→宮代でチャンスも角度がなく、枠外。再びとスペースになってきた。鳥栖はいかに堀米に時間を与えるかが大事な要素になっている。

62分、鳥栖交代

宮代、菊地→垣田、小野

64分、西川のフィードからスピードアップし、酒井→明本でチャンス演出。鳥栖は前3枚で追うが、高さを調整する小泉のところのマークを整理できず、圧が掛け切れない。

68分、浦和交代

大畑、関根→馬渡、大久保

浦和がボール保持を安定させて持つ時間。ただ、技術的なミスもあって中盤より前へ安定して運べる状況にはなっていない。

70分、垣田のゴールで鳥栖先制、1-0。鳥栖が相手のビルドアップをカットすると、左からのクロスに垣田がうまく合わせた。

得点後も鳥栖が積極的なプレス、巧みなボール回しで支配を強めにいく。

76分、浦和交代

小泉→ユンカー

垣田が入ったことで堀米の左からのクロスの効果が増している。

80分、鳥栖交代

堀米→荒木

鳥栖はリードしていても引くのではなく、前から圧力を掛けることで自陣での守備の時間を減らして守り切る意図。

鳥栖も全部が全部出るわけではなく、前線で制限をかけながら極力ラインを下げない守備に変更。浦和はユンカーへシンプルに送るなどして全体を前に押し上げる狙い。最前線に残る垣田をポイントにしながら後ろからの押し上げで人数を増やして時間を使う鳥栖

87分、岩尾へアフター気味に突っ込んでしまった飯野に警告。

88分、鳥栖交代

飯野→中野伸

浦和交代

89分、浦和交代

岩尾、伊藤→松崎、柴戸

 

最終盤は攻勢を強めた浦和が惜しいシーンを作ったものの、鳥栖がうまく時間を使いながら逃げ切りに成功。ボールを簡単に捨てない、最初から引かないといった鳥栖のスタイルをやり切った上での勝利。堀米の左足が戦術のポイントになっている中で、ターゲットになれる垣田の復帰、そしてゴールは大きかった。

浦和も決してチャンスがなかったわけではないが、それを決め切れなかった細部のところ、そして思うようにゲームをコントロールできなかったことが反省材料に挙げられるか。

 

 

 

個人的MOM

★堀米 勇輝

鳥栖のチャンスに堀米あり。WBのところで直接的にゴールへ迫るシーンはそこまでなかった中で、鳥栖が得点を取るためにはこの男の左足が欠かせなかった。チーム全体としても彼がボールを持つと、「良いパスが出てくる」という信頼の下で動いているように見える。

 

 

監督コメント

 (※Jリーグ公式サイトから引用)

[ 川井 健太監督 ]
勝ちがなかったこと。そして今日はホームでたくさんのファン・サポーターに来ていただいたこと。われわれが本当に彼らの前で勝ちというものを手に入れることができ、うれしく思います。ファン・サポーターのためにわれわれは戦いましたし、そういう選手たちを誇りに思いたいなと思います。

--後半に前線の守備強度が落ちる課題があった中で、前線の選手たちが復帰してきて、今日は後半に前線の選手をうまく入れ替えることができたと思います。今日の後半の戦いぶりと切れる手札が増えたことの相関関係は。
さまざまな顔を持つことができるようになるなというところが1つあります。それがFWのキャラクターとして分かりやすい部分でもあります。少し後半は落ちる可能性もある中でファーストチョイスを宮代(大聖)にして、おそらく浦和さんもアグレッシブに来ることが予想できたので、そこで少しスキを狙いたかった。

後半は垣田(裕暉)がキープできるということで、少し押し込まれても裏返しにできるという点では、先ほどおっしゃっていただいたようにいろいろなキャラクターを使いこなせるようになってきたので、相手との兼ね合いも含めて、こちらの選択肢が多くなってきつつあるなと思います。

--ケガの影響で開幕戦の3バックから2人を代えざるを得ない状況になりましたが、今日の3バックの出来については。
非常に良かったと思います。皆さんも見られてそう思ったのではないでしょうか。ただ、これは偶然ではなくて、彼らはルヴァンカップという舞台でも非常に良いパフォーマンスを見せていましたし、そこはあまり不安はありませんでした。最後の方は彼らの特長がより出るシチュエーションが多かったと思いますし、そういう意味ではいまは誰が出ても力を出せるんじゃないかなと思います。

--垣田 裕暉選手の評価について。
垣田だけではなくて小野(裕二)、荒木(駿太)もそうなんですが、途中から入ることの難しさを感じていたと思います。その中でタスクをしっかり達成してくれたなと思います。垣田について言えば、得点のところ、かつチームに時間をもたらせること。そこに関しては非常に良かったと思います。彼はおそらく、もっとできるものを持っていると思うので、そこは次に期待したいなと思います。

 

[ リカルド ロドリゲス監督 ]
今回、相手のプレスが強力に来ていたので、そこで難しい状況が前半は特に多かったと思います。立ち上がりから相手に勢いを持っていかれるようなプレスを掛けられたと思います。ただ、試合の感想としてはどちらに結果が転んでもおかしくないような試合だったのかなと思います。

確かに前半に関して言うと、相手の方がよりわれわれのゴール近くでプレーできていたかなと思いますが、後半に関してはわれわれも持ち直したところもありましたし、決定的なチャンス。明本(考浩)であったり、そういうところが決まっていれば、結果がわれわれの方に転がっていてもおかしくなかったのかなと思います。

ただディテールのところ。例えばビルドアップも然りですが、そういう細かいところ、決め切る部分が結果を分けてしまう。そのあともいくつかチャンスがあったと思いますが、最終的には決め切ることができずに試合が終わってしまいました。先ほど話したとおり、どちらに転がってもおかしくないが、そういう細かいところで勝敗を決するのがサッカーだと思います。

--これまでは勝てない中でも内容は良い試合ができていたが、今日は良い時間があまり作れなかった印象ですが。
難しいところはあったと思います。いくつか理由があると思います。ピッチでボールがかなり速く走っていて、そこでうまくコントロールができなかったり、ミスが散見されたと思います。それからさっき話したことですが、相手のディフェンスが人に対してハッキリ来るような形だったので、そこでプレーするのは簡単ではなかった。そういったところが1つ要因としてあると思います。ただ先ほど話したとおり、後半は修正しながら内容も上回ったのかなと思います。

--特に前半は良くなかったが、パスの出どころである岩尾 憲選手、小泉 佳穂選手へのチェックがかなり厳しかった。そこをつぶされてしまうと攻撃の形作りは厳しいのでしょうか。
今回の前半に関して言うと、われわれが狙いを持っていた使いたいスペースをうまく使うことができていなかった。解釈の違いというか、狙っていたプランとは違うようなやり方をしてしまった。そういったところが1つ、要因としてあるのかなと思います。