【FC東京】 三田啓貴の帰還
🔵選手情報🔴
— FC東京【公式】🔜7/20(A)清水エスパルス戦 (@fctokyoofficial) July 17, 2019
このたび、ヴィッセル神戸より #三田啓貴 選手がFC東京へ完全移籍加入することが決定しました❗️😆👏👏👏
タマ、おかえりなさい❗️❗️❗️🙌🙌🙌https://t.co/SfWGOhruky#東京のタマ #fctokyo #tokyo pic.twitter.com/CJ8aTpC7Bd
FC東京にとって大きなニュースが出てきた。
青赤戦士三田啓貴の帰還である。
今回はその三田選手と現在のFC東京への組み込み方について少し話をしていきたい。
どんな選手?
長らくFC東京やJリーグを見ている人には説明不要だと思うが、簡単に書いていく。
経歴
FC東京の下部組織から明治大学を経由してトップチームに加入。2015年まで在籍していたが、出場機会に恵まれなかったこともあり仙台へ移籍(2016~17在籍)。その後神戸に移籍するも昨季のイニエスタや今季のサンペール加入、そして監督交代の影響などもあり、再び出場機会が減ってきていたところで東京へ戻ってきた。
ポジション
~2015東京ではSHやトップ下などでの出場が多かった記憶だが、仙台・神戸ではCHがメインポジションとなっていた。適正的には中盤であればどこでもできる能力はあると思う。
特徴
攻撃面では前への推進力や強烈なキックが印象的。スペースが空いていればドリブルで運ぶことができるし、レンジの広いミドルシュートも魅力。
守備面ではボールに激しくチャレンジする球際での迫力がある。気持ちが熱くなりやすいタイプなのでそれが裏目に出てしまうこともあるのだが、今の東京のスタイルを考えると守備の強度を持つ選手は歓迎である。長谷川監督や周りの選手が彼の感情をコントロールできればい良いとこ取りができるだろう。
どのように起用する?
橋本と髙萩しかスタメンを張れる選手がおらず手薄状態だったCHが第一となるだろう。状況に応じてSHでの起用も十分に考えられる。
CHを主力3枚(橋本・髙萩・三田)と計算すれば過負荷であったこのポジションの疲労軽減にもなり、SHとして考えればサンホをFWに回すこともできるようになる。
CHであれば髙萩のところ。図では元々の配置上、右になっているが、左右はどちらでもできると思う。三田はビルドアップ関与させるよりも前めでボールに関わってほしい。
SHであれば右。左利きの彼が中央寄りで仕事をするには逆足サイドの方が良いだろう。
どちらに配置しても今の東京になかった、PA外からのミドルシュートやゴールに近づく軌道のクロス等は生かされる。
また、久保・太田が抜けたうえに小川のキック精度があまり上がってこないことで一つの悩みの種になっていたセットプレーキッカーも務められる。CKやFKからの得点が増やせれば勝ち点3を積める確率は上がっていくはずだ。
不安な要素
ボール保持に重きを置いていた神戸から、非保持に強みを持つ東京への移籍ということで少なからずスタイルの違いに適応させる時間は必要になると思われる。
2015年にはマッシモ・フィッカデンティの元で守備的なサッカーも経験しているので、0から仕込むわけではないが、長谷川健太式にどれだけ速く馴染めるかは重要な要素になる。
SHとしてハードワークする面では大きな不安はないが、東京のCHとしてはやや不安要素がある。前に出ていく動きは問題ないだろうが、SB-CB間のカバーやバイタルの危険な場所を埋める配置取りなどはやや不得意なイメージだ。実際に神戸でもそこの守備は相方の山口にまかせっきりだったように見えた。
長谷川監督の中でそこの不安が拭えた時にはスタメンに名前が入ってくるだろう。
なんにせよ彼の加入は非常にポジティブな話題である。
青赤戦士の”タマ”こと三田啓貴の復帰を歓迎し、活躍を期待していきたい。